キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

今年のフォートワースでの感謝祭、自閉症の息子のその後、など

2019-12-02 16:48:15 | 自閉症アメリカ教育事情

今年の感謝祭は、息子の住んでいるフォートワースにて、家族が集まることにした。

幾つか、息子の成長を感じた出来事があったので、記憶のために記録しておくことにする。

1.感謝祭の日、息子は職場の同僚を誘い、NFL(アメリカン・プロフェッショナル・フットボール)のカーボーイズの試合観戦。いつの間にか、一緒にフットボールを見に行くような友人ができたのが、親の私たちにとっても嬉しい。この友人は、メリーランド出身で、感謝祭は実家に帰らずにテキサスで過ごすということだったので、感謝祭の食事に誘う。今年の感謝祭は、こういう食事を用意。

  • 七面鳥の丸焼きを息子のアパートで作るのは大変なので、Central Marketでローストチキンを購入。
  • クランベリーソース(これは、レシピも簡単)
  • グリーンビーズのキャッスロール(感謝祭料理の定番)
  • ガーリック・マッシュポテト(息子のアパートにはミキサーがないので、家で作って、持っていく)
  • スタッフィング(これも感謝祭料理の定番
  • チーズ入りコーンサラダ(Trader Joe's
  • 地中海サラダ(Trader Joe's)
  • ディナーロール
  • グレービー(今年はマッシュルーム味を購入)
  • ドイツ風アップルケーキ(これはあらかじめ作り、持参)と生クリーム
  • マーブルパンプキンチーズケーキ(これもあらかじめ作り、持参。大好評だった)
  • バニラアイスクリーム

2.家族で美術館(フォートワース現代美術館キンベル美術館)を訪問し、見学ツアーに参加。息子は、先週も一人で美術館に行ったらしく、行ってみようと思うようになったということに、成長を感じる。ツアーでも、一生懸命話を聞いている様子で、ピカソの絵、ミケランジェロの絵など、有名な絵が地元の美術館に展示してあることが嬉しそう。

3.家族でHouse of Dangerという小説を基にしたミステリー解決のゲームをする。カードにストーリーが書いてあり、それを読みながら、複数の選択肢の中から、自分たちの進む道を選ぶという設定。プレイヤーの誰かが、カードに書いてあるストーリー(ミステリー本の内容が書かれている)を声を出して読まなければならないが、息子がその役をかって出る。私たちにとっては、息子が朗読するのを聞くのは初めてで、びっくりしてしまう。息子は、コミュニケーションが人より難しいという自閉症ということもあり、人前でしゃべることに躊躇するだけでなく、人前で朗読するなんて、絶対嫌がるかと思ったが、成長したらしい。

4.家族で久しぶりに「Heads Up」(おしえてポン! みんなでジェスチャー・パーティーゲーム)をする。ジャンルを選び、ヒントを出したり、ジェスチャー、ハミングなどで味方に答えを導くゲームだが、息子は全然違和感なく、歌を歌ったり、ヒント出したり、オーバーにジェスチャーしたり、これもびっくりしてしまう。気心の知れた家族だからこそ、ありのままの自分を出すことができたのかもしれない。嬉しかった。

-------------------------------------------------

反面、まだまだ成長しなければいけない面もたくさんある。

娘に教えてもらったが、息子は、毎朝会社に遅刻しているらしい。

息子に突き詰めて聞いてみると、朝のミーティングをサボり、帰りは定刻過ぎても残って仕事をしているらしく、上司に帰りなさい、と言われているらしい。

新入社員の身分で信じられないが、自閉症者によくありがちな時間管理の不味さが表面に出ているらしい。

夫婦で説教しておいたが、果たして改善するだろうか。

親のストレスは続く。

 

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アパートのクリスマスデコレ... | トップ | アパートのバルコニー用のツリー »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

自閉症アメリカ教育事情」カテゴリの最新記事