今日は、年に一度の自閉症の息子のセクション504のミーティングだった。
これまでは、IEPのミーティングだったが、http://blog.goo.ne.jp/yokomam/c/c07a39c63ed4ffdab9f52cc2ebccec77/1 去年、特殊教育を卒業し、現在はIDEAの特殊教育の対象とならないが、なんらかの配慮や援助が必要とされるリハビリテーション法セクション504の法律のもとで、息子の教育ニーズの保障がなされている。
各教科の先生(国語、社会、理科、算数)、スクールカウンセラー、校長先生が集まっての会議。始業前のあわただしい時間を割いて、朝の7時45分に会議に召集されたメンバーが集まってくれる。
息子の成績やクラスでの様子について報告を聞くが、勉強面ではかなり優れた成績を修めているし、内気なところはあるけれども、クラスでそんなに浮いているわけでもないとのこと。
昼食時間には、笑顔で皆と接して食事をし、その後一人で図書館で過ごすらしい。「ボクは存在しないんだ(invisible)」と自己評価していることを話したら、スクールカウンセラーいわく、「それが居心地がよくて、自分にとって安全な場所なのかもしれないから、それでもいいじゃない?」と聞き、そういう考え方もあるんだと納得する。
さらに、息子の成績がどんどん伸び、自信もついてきているようなので、来年になったらもうセクション504を適合しなくても、十分普通の子どもたちと全く同じ条件下でもやっていけるのではないかとの提案も出される。
それにしても、ここまで成長できたのは、暖かく応援してくれる先生方や学校のスタッフの人たちの存在あってのことで、特に息子の国語の先生には感謝してやまない。
息子と同じファーストネームで足の不自由な障害を抱える先生だが、素晴らしい教育実践者で、息子がどんどん書いてくる作文を見て、思わず自分の目を疑う私たち。子どもたちの能力を引き出せる先生なので、またブログで紹介してみたい。
(おまけ)この会議ですごーく恥ずかしい思いをしてしまったのは、去年の秋、息子の急激な身長の伸びに合わせてズボンを買ってあげることに母親として気づいてあげなかったこと。なんだかズボンが短くなっているなあって思いながら、年齢と同じサイズだからまあいいやって思っていたが、12月に息子のおねだりで新しいズボン、16歳用(現在13歳半)を買ってあげて、ぴったりなのでびっくり。今日の会議でカウンセラーが、「kくん、一年でものすごく身長伸びましたね。ズボンがだんだん短くなったので、お母さんに電話しようかなって思ったけど、迷って、でも新しいズボン買ってあげてよかったです」って言われて、穴に入りたいくらい恥ずかしい思いをした私。
先生方の評価は嬉しかったでしょう。
アメリカの行き届いた教育を受けられて幸せでしたね。
のんきなママは失敗の巻きでしたね(笑)