10日前に査読の依頼がきた国際ジャーナルからまたもや依頼がくる。あまりにもペースが速いのでこのジャーナルについて調べてみると、査読まで、3週間、その後論文掲載まで72時間という速さ。しかもPublication Charges(論文出版費)が、高収入の国(たとえば米国など)では$1800-3600 という法外な値段。
エナゴという日本人研究者のための翻訳サービスのサイトには、オープンアクセスジャーナルの出版費について詳しく説明。
”OAジャーナル(open-access journals)と言われる、インターネット上で誰でも閲覧ができるジャーナルがあります。このようなジャーナルには、掲載されれば多くの人に読んでもらえるという魅力があります。しかしその反面、掲載時に、出版費(publication fee)、またはAPC (article processing charge)と呼ばれる手数料を、投稿者へ課すこともありますので要注意です。これらの費用の額は雑誌によってかなり違いますが、“Springer”では3,000ドル、”Molecular Systems Biology”では3,500ドル、BioMedCentral出版のジャーナルでは1,600ドルから1,800ドル程度という数値が出ています。また、”Journal of Atmospheric Chemistry and Physics”のように1ページあたり31ドルから50ドル請求する方法をとっているジャーナルもあります。”
しかしいったいどのくらいの研究者が、こんなに大金を支払って論文を掲載するのだろうかと疑ってしまう。研究者のソーシャルネットワークResearchGate Q&Aで調べてみても、50-100ドルくらいまでなら許されるという認識の人たちが多い。
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