先日紹介した、フランスとアメリカの子育てを比較した話題の本、Bringing up Bebeには、フランス人はほとんどおやつを食べることがないと書いてあった。
作者によると、たとえば、子どもと午前お菓子づくりをし、午後のお茶の時間まで食べるのをガマンさせるそうだ。つまみぐいなど、しないらしい。
焼きたてのお菓子をすぐ食べずに待たせるのは、親にも子どもにもずいぶん根気が必要なことだろう。自制心がそうやって育っていくらしい。
アメリカ人の母親が、子どもがおやつを欲しがった時、すぐゴールドフィッシュ(魚の形をしたチーズクラッカー、日本人にとっては塩分が強すぎる味)などを簡単に与えてしまうのに対し、フランスでは食事は小さい子どもの場合でも一日に4回としっかりスケジュールがあるそうだ。
妊娠中の食事制限も、フランスの妊婦はできるだけ体重が増えないようにしっかり管理しているのは、日本と非常に共通していると感じる。アメリカの妊婦の体重増加は日本人からみると、少し異常に思うが、国民性だろうか。
ヨーロッパから先日帰国したオットに「パリはどうだった?」と聞いてみると、
棒のようにスリムな女性が多かったそうだ。
なるほどBringing up Bebeからの情報によると、頻繁に間食をとらず、自制心を持ちながら食事を取っているフランス(特にパリなどの都会に住んでいる女性)の女性は、細いというのが納得できる。
もう一つ面白かったオットの報告は、ビーグル犬を連れたパリジェンヌをいたるところで見つけたそうだ。