里帰りからアメリカに戻った直後、オットの家族と合流してオレゴン州南の海岸リゾートで1週間過ごす。
もうそろそろ滞在も終わりの頃、オットが「実は悲しいニュースがあるんだ。今まで隠していたけど」と切り出す。
7月7日の夕方、向かいの家の人が家をノックし、うちのネコがいなくなっていないかと尋ねたそう。彼によると、7日の朝3時ごろ、道路で物音がし、いってみると、コヨーテがネコを襲っていたとのこと。どうにか追い払ったが、すでに遅く、大学の動物病院につれていき、死体を預けたらしい。いろいろ説明を聞くうちに、オットはそれはキキと断定し、悲しみの訪れ。。。
1年前に、ネコのジジが失踪したのも、おそらくコヨーテに襲われたからなのかもしれない。まさか家の前まで、コヨーテが獲物を探しにくるなんて夢にも思っていなかった私たちは、しばらく放心状態。
コドモたちと共に、涙にくれた3日間を過ごしたが、少しずつ現実を直視できるようになってきた。キキは初めて飼ったネコで、やることなすことがかわいくてたまらなくて、死ぬ時まで寄り添っていこうなんて思っていた私。
最後のお別れをいえなかったのが、無念だが、死は突然訪れることを今回また教えられ、今を生きることの大切さをいとしいキキから学ぶ。