『今日の出来心』

シンガーソングライター&作詞家“久保田洋司”の365日書き下ろし公開日記です
since 2000.3.7

2011年2月23日(水)

2011年02月23日 00時00分01秒 | Weblog
NHKのドラマ「てっぱん」を、毎朝見ています。
そろそろ大詰めでしょうかね。
物語ももちろん、追ってるつもりですが、
時々映る、尾道の海に、
けっこう、やられてます。

そこで、どんな物語が、展開していても、
その、背景の海に、すっかり、
もって行かれる感じが、
個人的にあって、
あれれれ、って。

レレレのおじさん、ってあれは、
あれれ? って言ってるのかもな、って、
ふと思いました。

今朝は、めざましテレビで、桑田さんの、
インタビューもあり、嬉しく見ました。
昨日、うちには、「MUSIC MAN」が届き、
DVDのインタビューとかも少し見ました。

情報たっぷりで、じっくり楽しみたいと思います。

中1の終わりごろ、たぶん、
サザンオールスターズの
「タイニイバブルス」を買って、
大好きで、聞いていましたが、
あれは、ジャケットも白黒写真の猫だし、
レコードと歌詞カードだけ。
情報、少なかったなぁ、と。

タイニイバブルスって、
あるタイプの女性のことを、
そう言ったりするんだ、って後で知って、
中学のころに、
タイニイ~バブル~スって、よく口ずさんでたのを、
思い、ちょっと、ぽっとしたようなことです。

猫のポスター、
勉強机のすぐ横に、
貼ってましたけどね。

それ見ながら、中学生の僕も、曲作ったりしてて、
後に、The東南西北で、「Tonight」っていう曲になる曲の、
最初の8小節ぐらいは、その、猫のポスター見ながら、
作った覚えがあります。

この作文、読んでくださる方なら、
「Tonight」、聞いてくださった方も、いらっしゃると思いますが、
あの、松本隆さんの歌詞、
松本さんによると、最初は、2番の詞を、1番に、書いてたところ、
当時の松本さんのマネージャーさんが、見て、
これ、1番と2番、入れ替えたほうが、良くないですか?って、
言われて、そうしたんだ、そうです。

それで、
「もう二度とはなさないよ」っていう出だしになりました。

僕が、中学のときに、作っていたこの曲の詞は、

雨の降る日のほうが、好きだ、っていうような内容で、
だいぶ、恥ずかしいんですが、
その、雨のイメージを、松本さんに伝えていたもので、
松本さんは、まず、

「雨音が遠のいて、月の光」と書いてくださったんだと、
思いますよ。

中学のときは、歌で、自分のことを、どう呼ぶかが、
一つのテーマでもありました。

普段は、僕は、僕のことを、僕と言いますが、
サザンの歌では、俺、なんですよね。

なので、僕も、その、雨のほうが好きだ、っていう歌も、
俺、で作ってました。

ますます、似合いませんが。

雨の降る日のほうが、俺は~、みたいな。

中学生の、思春期のころに、雨のほうが、いいなと、
思ったわけは、ま、いろいろあったんですが、
それは、ここには、書かないことにしましょう。

今朝も、6時過ぎごろ朝、
ぱっと、起きて、
まず、カーテンなんか開けて、
ライブのMCでも話たことがありますが、
空に向かって、今日も元気に、などと、
呟いたりなどするわけです。

今朝も奇麗な、澄んだ水色の空で、
少しとろけたような、やわらかな月を見ました。

このあいだまでの、満月が、
温かくして眠ってるうちに、
ちょっと、とけた、みたいな。

本日も、素敵な一日を。

洋司

2011年2月22日(火)

2011年02月22日 00時00分01秒 | Weblog
確か、ビートきよしさんのネタで、
天国の小話ってあった気がします。

天国の小話
「あのよぅ」

書くとわかりにくいですね。

といって、これ説明するのもね。

The東南西北のメンバーで、
これ的な、ギャグを、
ちゃんと確信犯的に、かませるのは、
なんといっても、
大池くんなんですよ。

天然系は、清水くんなんですが。
清水くんの場合は、「あのよぅ」って言おうとして、
間違えて、「てんごくぅ」とか、言いそうです。

大池くんは、ネタ帳持ってそうな感じ。

楽器車とかで、ぎゅうぎゅう詰めで、
長距離移動していても、
僕など、ほぼ無言で
つまらない者ですが、
大池くんは、だいたい、
なにか面白いこと考えて、
車内の空気を、軽くしてくれていた気がします。

時には、ハイなテンションで、
皆で、大爆笑、みたいな場面でも、
僕など、
場違いなお侍みたいに、
笑いをこらえて、腹筋を痛くしていたり、
したような気がします。

入船くんは、意外とクールで、
また、一つ次元の違うところに座ってそうな人。
大池くんのギャグの直後に、
まったく関係ない話を、さらっとできる人。

加納順は、大池くんのネタに、
しっかり突っ込みを入れる、気の利く人、かな。

さ、今朝も、すかっ、とした、いい天気。

がんばりますかっ。

洋司

2011年2月21日(月)

2011年02月21日 00時00分01秒 | Weblog
「ポカホンタスです。」って、
ずいぶん前、なにかのラジオの収録のとき、
つい、思いつきで、名乗ったことがあって、
あまりのことに、
そこにいたスタッフも、
「あれ、面白かったよ」って、
同情してくれたことでした。

普段、あんまり冗談とか言わない人が、
思いがけない冗談を、言うのを耳にすると、
ありがたいような、痛いような、
笑っていいものやら、
笑わなくては、いけないのかどうか、困るやら、
だいぶ、同情したくなるような、ことが、
ありますね。

月光仮面みたいなのが、
突然、冗談言ったら、困りますよね。

僕といえば、
その、同情されるほうだな、と。

「ポカホンタス」、ディズニーのアニメ映画、
当時、見て、感動させられたような覚えが、
あります。

昔、事務所のスタッフで、
ディズニーアニメのお好きな方がいらして、
僕もすすめられて、
当時、ビデオやら、レーザーディスクやら、
集めて、だいぶ見たんですよ。

みんな素晴しくて。

美女と野獣のベル、とか、
シンデレラ、リトル・マーメイドのアリエル、など、
なんでだ、って思うぐらい、
持っていかれました。

ファンタジア、すごいんですよね。
クラシックの名曲に合わせて展開する、
アニメーション。

僕は、レーザーディスクのボックスで、
持ってます。

だけど、僕、
ムソルグスキーの「禿山の一夜」は、
例の、子供の頃に、母に、絵本と共に、聞かせてもらった、
「ピーターと狼」「魔法使いの弟子」のシリーズの、
絵本の絵が好きだったもので、
ファンタジアのほうは、大げさに感じたり、
っていうのも、ありました。

「魔法使いの弟子」は、ディズニーのほうは、
ミッキーが主役ですから、これは、別物と思って、
見ました。

今日は、ぽかぽかの一日になるかな?
幸せな一日に、なりますように。

洋司

2011年2月20日(日)

2011年02月20日 00時00分01秒 | Weblog
数年、奈良、明日香村へ、時々、万葉集の勉強会に、
行かせていただいていて、
そこに立って、季節ごとに感じられる、自然、
木々、草花、山の呼吸のような雲や、霞、
風、やわらかな日射し、月、それらの香り、
あの、「石走(いわばし)る垂水」の、明日香川の流れ、等、
皆、すでにずいぶん懐かしく感じられるようになり、
今ごろ、どんなだろう、などと、
まさに、「立ちても坐(い)ても」、思ったりなどすることです。

「万葉集~ココロ・ニ・マド・ヲ~」の製作チームの勉強会で、
初めて明日香村へ連れて行っていただいたときは、
ロケバスにで、歌に詠まれている場所を、あちこち。
天の香具山、畝傍、耳成の、明日香三山、
三輪山、甘樫丘、石舞台古墳、など、めぐり、飛鳥寺、
あの1400年、そこに座っていらっしゃる、飛鳥大仏も。

奈良に泊まって、
翌日に、それぞれ自由時間があって、
新薬師寺、興福寺、東大寺、など行き、
例の十二神将、阿修羅像、大仏など。
十二神将のことは、このあいだも書きましたが、
興福寺の阿修羅像と出会えたのも、嬉しいことでした。

次の機会には、個人的に、薬師寺にも行って、
上野で見た、日光月光菩薩像とも再会。
これも、嬉しく。

で、薬師寺に、蓮(はす)の花が、
たくさん咲いていて、とってもきれいで、
その花だけ、この世じゃないところに、
ある、みたいに見えたりなんかして、
たぶん、そのころ、
こんな歌を作りました。

こちら

この曲は、碓井さんのデビューのときに、
碓井さんご自身がお母さんへの思いをつづった、
可憐で、きゅんとくる、
とっても素敵な歌詞になりました。
素晴しいんですよ。
碓井豊さん「ねぇ、ママ」を、
是非、聞いてみてくださいね。
こちら


僕の書いたほうは、いい記念として、
あの蓮の花とともに、心にしまっています。
こんな感じでしたよ。

********

「蓮華(れんげ)」 作詞久保田洋司

この世のことをぜんぶ 忘れてしまいましょう
その手に指先に そっと触れた やさしい夜

追いかけて追いかけて 届かぬ寂しさが
ロータスの水辺で 一人ぼっち あなたを待っていた

 暗がりに慣れたら 私たちは 裸の
 夜行性の生き物 夢中で睦(むつ)み合う

  感じる 感じるよ 生まれてくる前の二人
  必ず 出逢えると 手を離した時の 遥かな切なさ


もう誰も住んでない 星を見上げながら
小さな声で 話せる距離が 近づいてく

息をしなきゃならない それでもいつまでも
こうしていたくなる 生きてるって 少しだけ不自由

 背中の大きさに 戸惑うほど 一度は
 あなたを翼ごと 抱(いだ)いてた気がする

  感じる 感じるよ 引力を離れる二人
  飛べない肉体を 慈(いつく)しみ合ってる 悲しい愛しさ

**********

洋司

2011年2月19日(土)

2011年02月19日 00時00分01秒 | Weblog
ああ、すっかり こんな時間、と、
思うことが、ありますね。

ちょっと夜更かししたり、
好きなもの読んだり、聞いたりしてる時。

あと、僕なんかだと、
好きなもの、書いてる時とか。

昨晩も、なんとなく、
わくわくしながら、書いてるものがあって、
ああ、すっかり、と。

今も、いろいろ書いてて、
あれこれやってるあいだに、
ああ、すっかり、と。

その、ああ、に至るまでに、
どこか、月にでも、行ってきたかな、
と、思うような、
もう、浦島さん、みたいな感覚。

万葉集の講座で、教えていただいた、
あの、竜宮の玉手箱。

出てきた煙にあたって、そのせいで、
おじいさんになったんじゃなくて、
強い生命力が、箱にたくわえたれてたから、
浦島は、若々しくいられたのが、
その、生命力の元が、煙になって逃げて行ったから、
「300歳のおじいさんに」、という、
あの感じ、といいますか、
好きなこと、考えたりしてる時って、
たぶん、すごい生命力みたいな、
なにか、強い力で、いっぱいで、
竜宮にでも、いるような状態なんでしょう。

で、ふと、我に返るみたいな、
ちょっと、恍惚みたいな状態で、
ああ、すっかり、などと。

浦島さんといえば、
何回か書いたかもしれませんが、
僕が、以前ファンクラブの会報用に描いた、
4コマ漫画の浦島さんは、
玉手箱、開けないんです。

開けてはいけない約束の玉手箱。
浦島さんは、開けませんでした。
そのせいか浦島さん、
元気に今では、600歳。
ある日、ふとした拍子に、
箱が、開いてしまい、
中から、白い煙。
すると、浦島さん、「300歳のおじいさん」。
若返ったのであった、という。

それを書いたときは、
その煙のせいで、誰でも300歳になるのか、
と思って。

またまた、調子が出てきて、
長くなりそうです。
ああ、すっかり、と。

今日も生命力いっぱいで。

洋司