Kazekaoru

退屈と付合うの結構大変です。
心に残ったことを、初夏の風のように書いていけたらと思っています。 

枯葉の絨毯。

2020-10-23 19:55:55 | kazekaoru

 

谷戸を通り抜けていくと、

 

枯葉の絨毯に秋の深まりを感じる。

 

金木犀にコスモス、

 

満開のコスモスを見ると、

 

色彩の鮮やかさに目が覚める。

日中の日差しの強さに半袖になり、家路につく頃には夕暮れを迎える。そして家に着くと顔を洗い、うがいをしごくごくと水を飲むと疲れがとれる。今日のように20度を超える気温だと、秋の爽やかさに清々しさを感じる。そして、夏がどこかまだ隠れている陽気の煌く海の景色を見たくなる。

 

ヒロシを先頭に浜辺の街を歩き始めると、砂浜に向かってホテルから緩いスロープになっている。僕たちは砂浜に向かって歩いていくと、早朝見たレストランはまだ静かなたたずまいだった。二人で歩いているよりも、その店はずいぶん近く感じた。ヤシの木に挟まれたその店には、きっとおいしいドライマティーニがあるだろうと思った。そんなことを思っていると、暑そうなターコイズブルーの海が涼しそうに見えた。

「今年のアルバムに、この景色がはいるわよね」、と彼女は言うとカメラを向けていた。僕も地平線まで見えるターコイズブルーの海を見た。

 


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