自 遊 想

ジャンルを特定しないで、その日その日に思ったことを徒然なるままに記しています。

ノーベル平和賞・・・中国が警告

2010年09月29日 | Weblog
(朝刊より)
 服役中の中国の民主活動家、劉暁波氏へのノーベル平和賞授与の可能性が取りざたされていることをめぐり、ノーベル研究所のルンデスタッド所長(ノルウェー・オスロ)は、中国の傅瑩外務次官から授賞は「中国とノルウェーの関係に否定的影響を及ぼす」と関係悪化を警告されたと明らかにした。28日のAP通信などが報じた。
 受賞者選考はノルウェー議会が任命する同国ノーベル賞委員会が行い、同研究所はノーベル平和賞選考の事務局を務めるため、中国政府は外交的圧力をかけ、授賞阻止を狙った形だ。中国側は圧力を否定しているが。
 所長によると、傅次官が6月、オスロを訪問した際、同所長に中国大使館での面会を要請。傅次官は反体制派への授賞は「非友好的行為」とも述べた。中国高官と同研究所幹部の面会は初めて。
 一方、中国外務省の姜瑜副報道局長は28日の定例記者会見で「(劉氏は)中国の法律を犯し刑罰を科された人物。その行為はノーベル平和賞の趣旨に反するものだ」と不快感を示した。
 劉氏は共産党独裁の廃止を呼び掛け、今年2月に懲役11年が確定し、服役している。


(反体制派を国内法で服役させるのは、戦前の日本に似て、時代錯誤と思うが、ノーベル平和賞の選考に一国の政府が口を挟むのも理非曲直を弁えない行為だ。)