京都、北野の天神さんに行った話の続きです。
出町柳で道を聞いた学生らしき女性。
ジャージ姿です。
お友達の男性と話が終わったので、道を聞いたのです。
すると、「この先に…」と教えてくれました。
その彼女にお礼を言って、指示されるバス停方向へ歩き出しました。
すると、その彼女も、同じ方向へジョギングしていきました。ジャージ姿だったので、ジョギングの最中だったと思ったんです。
元旦から体を作っているんだと思っていました。
きらきらと、太陽に照らされて輝く鴨川。
川をのぞいても1尾の魚もいません。でもシラサギが、何かを狙って下を向いています。
ほんまに魚おるんやろうかー、なんて立ち止まってのぞいてみても魚らしき影は無し。
ぼちぼち歩いていくと大きな交差点。
「バス停は、もうすぐあるやろなー」なんて話していると、さっき、道を聞いた彼女が、交差点の向こう側にいるではありませんか。
ジョギングでUターンしてきたんだ。
単純にそう思いましたわ。
小走りにこちらに向かってきました。
「バス停は、この交差点の向こう側にすぐあります。あと5分で天神さん行きのバスがやってきます。203のバスに乗ってください」といって去っていきました。
ありがとう、すんません。とお礼を言ったものの…。
ひょっとして、わざわざ僕たち親子のために、バス停を確認しに行ってくれ、時間と系統の番号まで教えてくれたんではないかと。
奥さんも、さっき道を聞いた人が前にいてる、と思ったそう。
バスはぎゅうぎゅう詰めで、バス停を通過するほどでしたので、そのことに関しての話は出来ずじまいでお参りしました。
帰りに喫茶店に入り、「なー、あの道を聞いた女の子、僕たちのためにわざわざ、探しに行ってくれたん違うかなー」、と奥さんに聞くと、
「私もそう思ってん。親切な女の子やったわー」と。
元旦から、この一年が明るい年になるような気がしてなりません。
ありがとう。ジャージ姿の彼女。あなたから幸せをいただきました。
さて、お参りの話です。
天神さんの参道は、狭くて通りにくかったなー。
両側に屋台が出て、大混雑でしたわ。
賽銭は、後ろの方からも飛んでくるほど混雑しています。
今宮の十日戎なら、「賽銭は投げないでください!」なんてアナウンスが流れるのですが、ここではお構いなしに投げています。
しかも前に人に、当たっています。
やめましょうね、賽銭を投げるのは。
お決まりのおみくじ。吉、吉、凶と出ました。
人の流れに任せて歩いていると、駐車場横の道、参道の横を通ったのですいすい帰ってこれました。
あちこちにある牛の頭をなでてきました。
牛もみんなに触られて、ピカピカに光っていました。
御利益がありますように…。
用事が済んだら、うどんが食べたい、と三男。
朝の雑煮でふくれた胃も、すっきりしてきたので、うどん屋へ。
天神うどんを注文。息子は月見うどん。
これは、天神うどん
そのうどん屋で、出町柳まで歩くと、どのくらいかかる?
「そうやねー、30分かなー、走ったら10分やけど」
そう、それなら走って10分で行くわ、といって勘定を済ませ、出町柳まで、ぼちぼち歩いて帰りました。