ナナカマドの赤く色づいた実を目にするころから、北海道の秋はその足を一段と速める。緑の葉は黄色や赤へと装いを変え、朝晩の冷え込みが日に日に強くなっていく。短い秋はあっという間に過ぎ去り、本格的な冬が始まる。北海道には晩秋といった時期がほとんどない。秋が始まったなと思うと、冬の幕開けとなる。だがこの短い秋だからこそ、なかなかに趣がある。日ごとに自然が変わっていく。その変化をドラマを見るように感じる。朝が来るたびに感じる冬の気配もいい。あ、今日はここまで来たか、と、朝目覚めるたびに感じるからだ。こうした感慨は、東京にいた時はなかなか味わうことができなかった。静かで実りの多い秋を満喫したいと、願わずにいられない。
ところが、昨今の世情はいやに賑わしい。世界的恐慌の文字が新聞やテレビに並び、株式市況は連日、急落、急上昇を続けている。解散風が吹き荒れる国会では、補正予算やテロ特別法、後期高齢者保健問題や年金問題に振り回され、議員先生方は右往左往。マスコミまで不必要に踊りまくっている。アメリカによる北朝鮮のテロ指定解除で大騒ぎの後には、またぞろ中国食品の農薬問題が勃発。いやはや、なんと騒がしい世情であることやら。秋の風情を味わう気持など、どこかに吹き飛んでしまうこの頃である。
でも考えてみれば、もともと世の中はこんなものだったのかもしれないとも思う。これまではその騒ぎの中にいたために、それが異常のことと思えず、普通に生活していたような気がする。中にいるために気付かないことは意外と多い。
国会討論会を聞いたり、新聞紙上をにぎわす諸先生方の発言を聞いているとその感をより強くする。永田町の常識と世間の常識が乖離している話はよくいわれることであるが、永田町の先生方はそれが全く理解していないようである。ちょっと離れてみれば、あまりにも非常識な発言と分かるはずなのに。福田前総理などはその典型であったように思う。こういう人を総理にしなければならなかった、我々の不運もあるが、それを選んだのも我々であると思うと、何とも忸怩たる思いで落ち込んでしまう。選挙はもう少し真剣にやらなければなと、反省してしまう。それにしても、あの福田を推挙して挙党一致などと叫んだ中堅議員たちよ。君たちはぜひ今度の選挙では立候補してほしくないな。とくに、K賀、N階よ、はやく国政から立ち去れ。Y崎、K藤は論外であることを付け加えたい。選挙区の方々、心して選挙に臨んでほしい。未来を決めるのは我々の一票なのだから。
ところが、昨今の世情はいやに賑わしい。世界的恐慌の文字が新聞やテレビに並び、株式市況は連日、急落、急上昇を続けている。解散風が吹き荒れる国会では、補正予算やテロ特別法、後期高齢者保健問題や年金問題に振り回され、議員先生方は右往左往。マスコミまで不必要に踊りまくっている。アメリカによる北朝鮮のテロ指定解除で大騒ぎの後には、またぞろ中国食品の農薬問題が勃発。いやはや、なんと騒がしい世情であることやら。秋の風情を味わう気持など、どこかに吹き飛んでしまうこの頃である。
でも考えてみれば、もともと世の中はこんなものだったのかもしれないとも思う。これまではその騒ぎの中にいたために、それが異常のことと思えず、普通に生活していたような気がする。中にいるために気付かないことは意外と多い。
国会討論会を聞いたり、新聞紙上をにぎわす諸先生方の発言を聞いているとその感をより強くする。永田町の常識と世間の常識が乖離している話はよくいわれることであるが、永田町の先生方はそれが全く理解していないようである。ちょっと離れてみれば、あまりにも非常識な発言と分かるはずなのに。福田前総理などはその典型であったように思う。こういう人を総理にしなければならなかった、我々の不運もあるが、それを選んだのも我々であると思うと、何とも忸怩たる思いで落ち込んでしまう。選挙はもう少し真剣にやらなければなと、反省してしまう。それにしても、あの福田を推挙して挙党一致などと叫んだ中堅議員たちよ。君たちはぜひ今度の選挙では立候補してほしくないな。とくに、K賀、N階よ、はやく国政から立ち去れ。Y崎、K藤は論外であることを付け加えたい。選挙区の方々、心して選挙に臨んでほしい。未来を決めるのは我々の一票なのだから。