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鳥まり、参る!

ご覧いただきありがとうございます。
日々のいろいろなことを記録しています。

帝劇『1789 バスティーユの恋人たち』感想・その3。

2016年05月13日 | 感想文
※今回もネタバレ含むかもしれないので、ご注意あれ!!



【受け身から、立ち向かう女性へ!ヒロイン・オランプ】

夢咲ねねさん演じる、ヒロインのオランプ。

良かったです

帝劇版では『許されぬ愛』という歌をオランプが歌うのですが(宝塚版では序盤でマリーが歌う)…。

魂こもった強い歌い方で、すごく良かったですっ!

終わった後に、宝塚ファンと思われるたくさんのお客さんが(夢咲さんは元・宝塚トップ娘役。ちなみに星組)

「ねねちゃん、あんなに歌が上手だったのね!」

「オランプの歌、すごかった、すごく良かった!」

「感動した」


と話していました。

ですよね~と心の中で言う私(笑)

しかし、喪服の衣装があんなに胸元がっつり開いていて、谷間大サービスで見せちゃうのってどうなんでしょうか?

私は

「この場面の衣装で見せちゃダメだろ」

と思ったよ。

お色気はいい、でもしかるべき場面ってあるじゃん。

喪服に燃え上がる人は多いというけど、あれは隠されたセクシーに燃えるんじゃないのか。

ブツブツブツ。

おっと、真面目にオランプの話を。

オランプはマリーに仕える女性であり、平民と貴族の間にいるような存在です。

揺れ動き、苦しみ、最終的にマリーに励まされて

「私は好きな人と生きる!!」

と、ロナンのもとへ行きます。

彼女は最初から強い女性なのですが、

「私は不器用」

「私はできない」

と、受け身の人生を選択していました。

それにイライラするお客さんもいたみたい

しかし、最終的に彼女は覚悟を決めて、自分で選んで走るようになる。

カッコいいね

オランプの大好きなシーンは、

「銃の腕には、自信がございます

と、銃で脅して王宮から出ていくところ

美人・あるいはエロスアピールが強いキャラクターらしく、劇中二人の男性に愛され、一人の男性に激しく執着されています。

異性愛にエロス以外の理由などいらないのですが、魅力的なキャラなので、女性が観劇しても

「なんでこんなコが愛されるのよ

と怒らないはず。

こういう配慮は女性客に必要だからね~

(個人的に、秘密警察トリオの一人がオランプのために自ら惚れ薬を飲んでくれるシーンは感動しました

 恋の力は偉大だわ…)

最高の愛を手に入れた直後に、歴史にロナンを奪われるオランプ。

悲劇的ですが、彼が最高に幸せな状態で死ねたこと、死の瞬間をきちんと見られたのは幸いだったんじゃないかと思いますね。

ラストシーンの悲しみをまとった強い立ち姿は、神々しい美しさを放っていました

制作発表の時から評判でしたが、娘役出身のエレガントな仕草は実際みると特別ステキでした。

花總さんも、夢咲さんも、お辞儀が本当に、綺麗です

感動しちゃう…。

あと、しつこいけどあの神スタイルは武器。

驚きの頭の小ささ。

手足の長さ。

驚異的な細さ

顔立ちもチャーミングな方ですけど、やっぱり神スタイルを拝める舞台が彼女のメインであってほしいと思います

【人気ナンバー1かも?!ソレーヌが素敵すぎる!!】

ロナン、マリー、オランプときて、この3人がダブルキャストの主役なんですが(多分)、この方のことを書かずにはいられません。

ソニンさん演じる、ロナンの妹・ソレーヌです!!

いや~もう、本当に、演技も歌もオーラも、全てが良かったです。

ソレーヌ

ロナンの妹で、父親を殺されてから、生きるために体をはったソレーヌ。

一人ぼっちになっちゃう妹を置いていくなんてロナンひどいって思う人もいるかもしれませんが、彼も生きるか死ぬかの瀬戸際です。

そのことも彼女が理解しているんですが、

「本当は嫌で嫌でたまらない、でもやらなきゃ、生きるために」

という葛藤と覚悟が同居する、複雑なキャラ。

ソニンさんにしかない個性で見事表現していました

劇中歌で、

「娼婦でも、聖女になれる」

という歌詞があるんですが、私は

「生きるために娼婦にならなきゃいけない女性は、ぜったい魂汚れたりしねーぞ!!」

と思って聞いていた。

(いや、娼婦を責める歌では全然ないのですが)

戦争・革命というのは、犠牲になった英雄や“普通の人々”のことは語りつがれても、ソレーヌのように“人間扱いされていない人の犠牲”はなかったことにされます。

「私はここにいるんだよ!!」

という女性の叫びを体現したようなキャラでしたね。

とはいえ、幸せな部分もあるんだけどね。

お客さんにマトモな人がいて、きちんと一人の女性として彼女に惚れてくれるし、体をはらなくていい仕事も紹介してもらえたし。

良かったな~と思いながら、ソレーヌの物語を眺めていました

会場でも、そして

「私も観たんですよー」

という話を聞いても、ソニンさん演じるソレーヌは大人気。

わかるわかる~

【フェルゼンが、ティボルトやるらしいよ!】

フェルゼンを演じるのは、広瀬友裕さん。

(今更いう必要などないでしょうが、テニミュ出身の俳優さんです)

マリーを一途に想う、女性にとっては大変都合のいい…おっと失礼、ありがたく大切なキャラだったのもあり、

「広瀬さん、カッコいい

とメロメロになっているお客さん多数でした。

「フェルゼン素敵~」

とときめく人を何人見かけたことか(笑)

私の友人も

「カッコいいね…

とまんまと陥落していました。

その広瀬さん、どうやら次の東宝版『ロミオとジュリエット』であ・のティボルトを演じるらしいですよー。

会場にあったチラシで知った。

ティボルトはたくさんの方が

「演じて良かった」

と語る、すごくいい役。

(私も大好きなキャラクターです)

良かったですね~頑張っていただきたいです

【観て良かった、心からそう思える良作です】

いや~本当に『1789』良かったな~。

チケット買って観に行って、本当に良かったです。

大満足な作品。

東宝版『ロミジュリ』と違って

「ここ、変えてよ!!」

と思うこともないし、夢のような気持ちのまま帰れたし、う~ん、素敵だったな~

作品に携わった全ての方に、感謝しております。

ありがとうございました

ちなみに…。

帝劇の作品は次は『エリザベート』を見てみたくて。

(花總まりさんの真心に触れて、好きになったから

今から

「チケット、当たりますように~」

と祈ってます(笑)


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帝劇『1789 バスティーユの恋人たち』感想・その2。

2016年05月08日 | 感想文
※ネタバレ飛び出すかもしれないので、ネタバレ嫌な方はやめた方がいいかも!

【帝劇1789感想!キャラクターについて】

はい、では前回に続いて、今回はキャストさん・役作りといったキャラクターについて言いたい放題感想書きます♪

前回記事はコレですね。
  ↓
※帝劇『1789 バスティーユの恋人たち』感想・その1。

【おバカちゃんから、誇り高い女性へ!対比が素晴らしかったマリー】

花總まりさんのマリー・アントワネット、すばらしかったです。

何が良かったって、

「かわいいけれど、いつまでも幼い、おバカなマリー」

からの

「ハプスブルク家の血をひく、気高い王妃」

への成長をしっかり演じられていたから

登場シーンの『全てを賭けて』という歌を、そりゃ~もう愛らしくかわいく(そして、バカっぽく)歌っていて

「こんな歌い方もできるんだ

と驚いちゃいました。

宝塚時代の歌は動画やDVDで知っていたのですが、正当派の娘役らしくキリリとしてたので、幅広く歌う&演じられることにビックリ。

さすが女優さん

(女優さんて言葉、ステキだよね…)

ちなみに幕間で、紳士のお客さんが

「花總さん、コケティッシュで良かったな~」

とおっしゃっていた。

なるほど、確かに男性からみたらある意味エロスがあってたまらんのかも…と学ぶ



登場の、『全てを賭けて』は秘密警察トリオ(観客に愛される美味しい役どころ)の衣装はじめ、すごく面白い大好きなシーン。

誰の衣装もそれぞれステキで

「細かいところみたい~

と思ってオペラグラスを覗こうとしたら、

うっかりグラスが変なところに当たって、コンタクトが落ちた!!(実話)

(私はハードですが、ソフトでも乾燥してる劇場では起こります)

ぎゃ~と思いつつ、このシーンは照明がすごく強いので、その明かりに助けられて密やかに目薬・鏡の力をかりて元通りにできました。

あっぶなかった~(笑)

コンタクト愛用者の皆さん、オペラグラスをのぞく時は目をしっかり閉じて、そっと当てて、安全確認してから目を開けよう

話をマリーに戻そう。

良い言い方をすれば、少女らしさを失わない女の子。

率直にいえば、幼さを卒業できないおバカちゃん。

うん、でも本当に可愛いです。

バカなところ含めて可愛い

嘘がつけないところなんか特に魅力的でしたね。

「悪趣味だわ…」

「他の人を好きになったのね!!」

というセリフがあるんですが、どれも本心だだもれで駆け引きしない単純さが声のトーンとオーラに現れていて、

「おお、これぞ、マリー!!」

と拍手したくなりました。

そんな彼女が、愛する息子をなくし、自分が殺されるかもしれないという試練に向き合って、別人のように気高く芯のある大人へと成長する…。

マリーという役はそんなに出番多くないのですが、よく演じ分けていてお見事でした

皆さん忘れがちですが、マリーがおバカだったのは、それで得する人がいたから。

彼女はお母様(誇り高きマリア・テレジアさま)の志を継ぐ娘、という遺伝子も持っていたんですよね。

それを故意に眠らせられていたんですが、死を前にして目覚め、本来の彼女の良さが出てきた…そんなような演技でした。

良かったわ~

オランプを送り出す場面は、悟ったような凛としたオーラが本当に美しかったです

花總まりさん、素晴らしい女優さんだと思いました。

ちなみに、カーテンコールではどんな時も誰よりお辞儀が長く

(夢咲ねねさんも長かったです。

 ねねさんよりワンテンポ遅れて花總さんが顔を上げる、という感じ)

そして、感謝の気持ちがバシバシ伝わる優しい笑顔で…

「本当に、感謝の気持ちでお客さんにあいさつしてくださってるんだなー」

と感動してしまいました。

あのカーテンコールで花總さんファンになった人は多いのではないでしょうか?

花總さん、ありがたく受け取らせていただきました

【弱さと葛藤が素晴らしかったロナン】

続いては主人公、農村出身の青年ロナン。

演じられていたのは加藤和樹さんね。



(↑ちょうど、観劇したロナンとマリーの並び)

加藤さんのロナンがとても良かったのは

人間らしい弱さがしっかりと伝わること。

だからこそ、行動や言葉のひとつひとつが尊く見えること。

弱さゆえに葛藤も共感しやすい。


ところですね!

生身の人間らしさがあったというか。

これは作り話かもしれないけど、

「こうやって辛い経験をしながらも、救われたいと頑張った人がいたはずだ」

と納得できる演技だったの。

上手く伝わるかな~。

強い人がお素敵なことしたり言ったりするのも尊いかもしれませんが、やっぱり

「自分と同じだな~」

と思える、弱い普通の人間が頑張ってるのってすごく感動しません?

ロナンは冒頭から大好きなお父さんを殺される(しかも、自分をかばって)というすごい苦行者。

農村からパリへきて、志を同じにする親友達ができるものの

「こいつらは飢えの無い安全なところで生きて、ここまできてる。

 なのに、どうして自分は違う?

 なんでこんなひどい目にあう?」


と葛藤、葛藤、葛藤の嵐なのです。

いや~良かったね、本当

これがなきゃ嘘だと思いましたから。

ティボルトの時も思いましたが、加藤さんは人の弱さ・悲しさを演じるのが上手いですね。

あの綺麗な声のせいでしょうか?

歌も良かったんですけど、イマイチのびやかさが足りないなぁ…と思うことがしばしば。

最後にのばして終わる歌って多いでしょ?

あれがなんか

「…アレ??」

なんですよ。

弱いのか足りないのか??

喉の調子が悪かったのか、あるいはタバコのせいなのか…わからん。

(舞台俳優さんて、タバコ吸われるんでしょうかね?

 日本は喫煙大国なので、まず喫煙が思い浮かびます。

 違ったらごめんなさい)

全体的に思ったのは、帝劇版のロナンは親友二人との絆がより人生のメインテーマだということ。

「俺たちは兄弟だ」

というセリフが何度も出てくるのですが、まさにこの言葉こそ彼の命題だったんだと思うくらい。

「わかりあえるかも」

「他人に優しくしてもらった」

という喜び、

「やっぱり違う」

という葛藤、そして最後に

「違っても、大切な兄弟。

 一緒に進む」

と希望につつまれて…。

結局ロナンは志半ばで革命の犠牲となりますが、幸せな死だったんじゃないかと思います。

すごく満たされた気持ちになる良いラストだった。

オランプはかわいそうですが、あの清々しく美しいロナンが彼女の心に永遠に残るのは、悪くはないんじゃないかな~。

(本当にいい舞台。

 DVD&BD作ったら売れるのでは?)

さて、カーテンコール。

カーテンコールでも加藤さんは終始感じの良い優等生で、舞台の夢を壊されることなく観劇を終えることができました

素晴らしいですね。

(人によると思うのですが、私はカーテンコールで

 「何度も観てお金落としてね」

 と言われると冷めるタイプなのよ)


おっと、今回も長かったですね。

ここでまた切って、次はオランプたちのことを書きます!


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帝劇『1789 バスティーユの恋人たち』感想・その1。

2016年05月07日 | 感想文
【観てきました!!】

日比谷にある、帝国劇場で上演されている

『1789 バスティーユの恋人たち』

を観劇しました





(↑劇場がラッピングされていた~。

 帝国劇場は、大好きな場所。

 月1で通ってエネルギーチャージしたくなる~)

……というわけで、言いたい放題感想文書いちゃいます

主演クラスがほぼ全員ダブルキャスト。

私が観たのは

・ロナン(主人公、農民出身の青年)

 …加藤和樹さん

・オランプ(ヒロイン。マリー・アントワネットに仕える)

 …夢咲ねねさん

・マリー・アントワネット(ご存じ、フランス王妃)

 …花總まりさん


の組み合わせでした~

「花總まりさんと、加藤和樹さんが観たいなぁあ…♪」

と思って選びました。

花總まりさんは、宝塚で12年間トップ娘役を務めあげた伝説の女性です。

生の舞台を拝見するのは初めてで、ドキドキ



(↑左のレディーが花總まりさんです。

 なんと、今年43才。

 妖精としかいえない、不老っぷりに敬礼したくなった)

加藤和樹さんは、東宝版『ロミオとジュリエット』でステキすぎるティボルト(ヒロインの想いを秘めて破滅する悲劇の美少年…と思ってください)を演じていたので、

「じゃあ、今回も加藤さんにしよっかな!」

と思ったの。

(→※東宝版『ロミジュリ』の感想はコチラ!!)

で、オランプ役。

もちろん、夢咲ねねさんは大・大・大好きなのですが、神田沙也加さんとのダブルキャストだったのでね。

私は沙也加さんも昔っから大・大・大好きなので、オランプは天に任せました


 ↑
左が神田沙也加さん、右が夢咲ねねさん。

二人とも、ロリータ服や少女漫画服が本当に似合う!!

日本人にはめったにいないよね~。

【全体的な感想】

『1789』は宝塚の月組で先に上演されていまして、すっごく良作だなと思っていました。

なので、シナリオと音楽がいいのはもうわかっていた。

安心してチケット買えましたよ

そして当日、観劇してみて…。

やっぱり帝劇版も面白かった!!

文句なしの良作。

演じる方達から幸せオーラが伝わってきて、エネルギーたくさんもらえました~♪


いい脚本の舞台見ると、

「いい舞台って、なんて素晴らしいんだ…

と震えます。

キャストさんや舞台スタッフさんにはゴメンナサイだけど、駄作を

「早く終わんないかな~」

と思いながら観るのは苦行以外のなにものでもないのだ

東宝版の『ロミオ&ジュリエット』は基本は面白くて素晴らしいのだけど、

時代設定・いらん脚色といったアレンジが〇〇なので、ちょっとね。

比べて

『1789』は、

キャラクターの品位も保たれているし、フェイスブックもスマホも

「この設定にした意味ないだろ!!」

と突っ込みたくなる表現もないので、良かったです。


(また『ロミジュリ』再演するらしいので、ぜひいらんアレンジをやめて、正当派にやってほしいと個人的に願っています)

宝塚版と比較しての帝劇版の魅力は

(どっちもイイ、が前提で書いてますよ)

・ロナン、デムーラン、ロべスピエールの友情を丁寧に熱く表現している

・より、平民たちの“食べられない”“体張らなきゃいけない”苦しみを濃く描いている

・宝塚版と張り合える華やかな衣装が楽しい

・アントワネットではなくオランプが歌う『許されぬ愛』が、また違った意味で歌詞が響く

・アクロバットダンスが面白い


だと、私は感じました

次の日曜日…5月15日で終わりみたいですが、興味ある人は一番後ろの席であっても観るのをオススメします。

私は

「見てよかった舞台」

と堂々言えます

せっかくだからオペラグラス持っていきましょう。

衣装がすごく可愛いので…。

おっと、長くなりすぎたので1回切ります。

今度はキャラクターについて熱く語りたいと思います!


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コミックエッセイ『呪詛抜きダイエット』。

2014年07月29日 | 感想文
※関係者からクレームきたらすぐこの記事は削除します※

『母がしんどい』の田房永子さんの新作漫画買いました
  ↓


『呪詛抜きダイエット』…呪詛って禍々しいな
今回も田房さんの実体験を淡々と、しっかりと記録して描いてくれています。



「やせたいやせたいと思っているのに、何かに乗っ取られてるみたいに絶えず食べてしまう」

最初の方に当時の好物とか食べる量とか書いてあるんですけどね。
自他共に認めるデブである私ですら

うっわ~

と思っちゃう内容でした。
私だったらあの量食べきる前に気持ち悪くなるしお腹壊しちゃいそうです。

これタイトルこそ“ダイエット”だけど、テーマはやっぱりトラウマや自己治癒だと思いました。
周りから(もちろん彼女の場合母親を含む)傷め付けられ続け、洗脳されきった人が自分を取り戻していく物語。
きっと彼女のお役目なのでしょうね~。
ヒプノセラピー(催眠療法?)なども出てきますが、スピっぽくないのでスピ嫌いの人も抵抗なく読めるでしょう。

最初

「自分の姿を醜いと思い込んでいて、きちんと鏡も見れない」

ヒロインが段々と自分にかけられた洗脳、自分でかけた思い込み、不安の正体をつかんで自分を受け入れていく姿は感動的です


 ↑
ぜひ本編を読んで、このコマの意味を理解してもらいたい

そうそう、作中

「あの子かわいいからって自惚れててウザい」

「あんなブス顔でよく生きていられるよね」

などと言っちゃうまあよくいる女の子がチラっと登場します。
こういうこと言っちゃうコって深層では自分にすご~く自信がないことが多いので、からかうと面白いんですよー。
(だからってやっちゃダメですよ
偉そうに人のこと悪くいうくせに

「え?アナタごときの顔でそんなこというの?」

などと言われると顔面蒼白になります(笑)
幸せじゃないんだな…かわいそうに…。

「私ってかわいい、最高

って安心できればいいのにね。

細かいエピソードを書くのは気がひけますので、ぜひ気になった方は本屋さんでチェックしてみてくださいね~。


 ↑
大好きなページ。
グラスに書いてある“DAMEDA”の文字が大好き


最後に私の話を。
私も幼い頃、最初の頃のヒロインのように

「何かにのっとられたみたいに食べまくった」

経験があります。
小学校3、4年生の時だったと思います。
親が介護で全然かまってくれなくて淋しかったのと、人間関係のつまりが原因だと思う。
淋しくて不安で、心の隙間を埋めるように甘さや美味しさで気を紛らわしていました。

個人的に辛い過去に効くのはなんといってもおしゃれだと思います。
明るい色のカワイイ服を着ると心が躍る。
メイクもしちゃう。
(思春期の頃はちょっとだけね
髪も不器用なりにいじる。

楽しい

この楽しさが自分を輝かせてくれるって、私は経験から断言できますね。
おしゃれ嫌いって言う人いるけど、アレって心がつまってるだけだと思う。
服の系統なんて数えきれないほどあるんだからさー。

呪詛抜きと合わせておしゃれセラピーもぜひ

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コミック『なぜこれでキレイになれるの?』

2014年01月30日 | 感想文
初詣の帰り(多分)にこんな本を買っていました。
 ↓

『なぜこれでキレイになれるの?』伊達友美・著 かねまつかなこ・漫画 アスコム

“食べ合わせダイエット”で有名な管理栄養士・伊達友美さん監修の漫画です。
かわいらしい漫画(with美ちゃん?)で、栄養と美について真似べちゃう

主人公は町賀てるこさん39才。
(こういうネーミング大好き
アンチエイジングおたくで、炭水化物・肉といった高カロリー食をさけ、便秘解消のために毎日ヨーグルトを食べて乳製品も積極的にとっている。

が、現実は…。
 ↓

こんなんです

後輩いわく



「お肌くすんでるしぃ~…髪パッサパサですけどね…」

あーあ。

こんな間違えた食生活のてる子さんに、伊達友美先生が教育してくれます。
詳しくは本で読んで欲しいのですが、もう目ウロコぽろぽろのことがたくさんです

本書で指摘される“勘違い”はたとえばこんなの。
 ↓
・お肉は高カロリーだから食べない。
・野菜をモリモリ食べてキレイになる!
・油抜きダイエットでばっちり痩せる。
・栄養はサプリでとる。
・菓子パンで食事。
・冷え性は体質だからしょうがない。
・寝る2時間前からは、太るからぜったい食べない!
・水は1日2リットルは飲まなきゃダメ。
・お米は太る。
・パスタはヘルシー。

どれも、鵜呑みにしちゃいけないんですって。
もう学ぶこといっぱいで…。

「食べ物が体を作るのに、私どうして真剣に考えてこなかったんだろう?」

って思いました。
お恥ずかしい…。

特に私が雷に打たれたのは

「油は美にも健康にも大切!」



「野菜を摂り過ぎてる人が急増!」

そして

「糖質オフダイエットはアメリカの生活にあったダイエット方法」

この3つ。


微量栄養素は大切ですが、それだけとってメインになる栄養がないとダメダメなのですね…。

そういえば、大学時代

「炭水化物抜きダイエットしてるの~

といって、てこでも学食でおかずしか食べなかったコがいました。
確かに…スタイル抜群とはいえなかったかも(笑)
その分お菓子を食べていたしね。

ベジタリアン・ビーガンはその人に合うか合わないか、相性があると思う。
知り合いに肉も魚も食べない人が二人いるけど、一人は元気な美肌で健康。
しかしもう1人は髪パッサパサ&お肌元気ない…とどめに口臭がキツイ
後者はきっと合わないのだろうな~。

最後の方にこんな事例が出てきてふるえます

ケース1.42才 女性


体にいい玄米・菜食を30才から続けている。
20代から油抜きダイエットにはまって油抜き。
カロリー計算もして食事には気をつけている。

年々冷えがひどくなり、夏でもハイネックのセーターにダウンベストを着ないと冷房のついた電車に乗れない。
生理は止まって20年。
産婦人科で薬をもらったがむくむのが嫌で飲んでない。(←バカ


ケース2.31才 女性

野菜を1日1キロ以上食べる。
海外の硬水を毎日3リットル美容のために飲んでいる。

冷え・お腹のはり・むくみ、そして膀胱炎に悩む日々。
膀胱炎の薬が手放せない。

ケース3.37才 女性

結婚前からお菓子しか食べない生活。
それ以外は体がうけつけない。
飲み物はハーブティー。
ご主人は外食で、料理は一切できない。

極度の冷え性。
カイロは1年中手放せず、夜は靴下3枚はいても眠れない。
そのくせ朝は起きられず、生理前はチョコを際限なく食べてしまう。


この3人の女性は伊達先生のカウンセリングをもとに食生活を変えて回復するんですが…。
(どう変えたのかは、本を買ってね
最後のお菓子生活の女性なんて2年かけてまともになったそうです
恐ろしすぎます…。

しかし、こんなにヤバイ状態になっても食生活を見直さないとは…。
食育の重要性がわかりますね。
といっても、家庭科の授業など、学んでるはずなんだけど…ねえ??

かわいいイラスト、面白いストーリーで勉強できてすごくいい本だと思います
これはオススメ

私はこの本を読んで早速エゴマ油をゲットしました
(美容にいい&不足しがちなオメガ3オイルなんですって)
お味噌汁かスープにいれて、1日ティースプーン1杯食べています。
味をかえないので飲みやすい

どこのスーパーにいっても売り切れで、カルディにいってもまた売り切れでした。
皆、この本読んだのね
結局アマゾンで買いました。
千円。
一番お得でしたよ。

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