やんまの気まぐれ・一句拝借!

俳句喫茶店<つぶやく堂>へご来店ください。

少女来て少年さらふ木下闇:小島健

2020年06月24日 | 俳句
296
少女来て少年さらふ木下闇:小島健
少女が少年を誘拐した、訳では無い。少女に誘われて少年が何処かへ行ってしまったのだろう。木下闇には仄暗い木漏れ日の下に残された者がいる。明るい未来に満ち溢れた少年少女たち。木下闇に残されたのは老人だとは考えたくない。青春は心の様と万年青年は考えるのである。<木下闇良くない事を考える:やの字>。:雄山閣「新版・俳句歳時記(2012年6月30日)」所載。
<いらっしゃいませー:俳句喫茶店・つぶやく堂へどうぞ>