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ひとの世の儚きものよ春の雪 浜風

2018年03月02日 | 俳句
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浜風
ひとの世の儚きものよ春の雪
人生は夢の如きものである。とすればこの年、この月、今日の一日もまた殊更に短く儚いものとなる。今こそ春よ春よと心浮かれている中に人生の時は消えてゆく。あたかも春の淡雪の如しである。夜空に銀河を見るとしよう。その瞬きの一瞬一瞬に輝く星の命が宿っている。星の時間の光年の単位で一瞬があるとすればその一瞬一瞬に星は生まれ消滅している。だからこそ奇跡とも言える人の存在の儚さが一層愛しい。:つぶやく堂ネット喫茶店(2018年2月27日)所載。

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