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いわずと知れたTVドラマ「新参者」の加賀恭一郎が主人公の(多分)人情ミステリー。
東野圭吾の原作の小説も本屋の平台に並んでいます。
新垣結衣がメインキャストとなっていましたが、
メインは男性陣ですね。
ここでも光ってるのは中井貴一。
主人公・加賀(阿部寛)の飄々としたキャラクターは、やはり魅力的です。
所轄の加賀とコンビを組むのは、加賀の甥っ子で警視庁からきている松宮(溝端淳平)で、
加賀にいいように使われている松宮が、館内の笑いを誘っていました。
TVシリーズを見ているので、違和感なく入れます。
ストーリーは「新参者」と同じく、
怪しい人物の人となりを追ううちに、切ない事情が見えてきて、
犯人と目されていても、観る側は感情移入してしまいます。
まんまと作者の術中に はまったというべきでしょうか。
チョイ役で朝ドラ「お日様」の武雄くん(柄本時生)もが出ています。
やっぱり貧しいながら人のいい若者役で、こちらにもがんばれ!と言いたい。
さて、肝心の中井貴一、最初に殺されてしまうわけですが、
その犯人を追う中で、回想として、実に誠実な人物を演じています。
ラストでは、彼がただ立っているだけなのに、ついほろりときてしまいました。
「麒麟の翼」の像は、実際に日本橋にあるんですね。
立体交差の隙間の区切られた空に向かって手を伸ばす人々の願いは、
殺伐とした世の中で、本当にささやかではあるけれど、
やはり隙間から垣間見える大空へと、飛び立っていく力を秘めているのだな、と感じました。
ミステリとしては、「本格」ではないかもしれませんが、いい作品でした。
東野圭吾の原作の小説も本屋の平台に並んでいます。
新垣結衣がメインキャストとなっていましたが、
メインは男性陣ですね。
ここでも光ってるのは中井貴一。
主人公・加賀(阿部寛)の飄々としたキャラクターは、やはり魅力的です。
所轄の加賀とコンビを組むのは、加賀の甥っ子で警視庁からきている松宮(溝端淳平)で、
加賀にいいように使われている松宮が、館内の笑いを誘っていました。
TVシリーズを見ているので、違和感なく入れます。
ストーリーは「新参者」と同じく、
怪しい人物の人となりを追ううちに、切ない事情が見えてきて、
犯人と目されていても、観る側は感情移入してしまいます。
まんまと作者の術中に はまったというべきでしょうか。
チョイ役で朝ドラ「お日様」の武雄くん(柄本時生)もが出ています。
やっぱり貧しいながら人のいい若者役で、こちらにもがんばれ!と言いたい。
さて、肝心の中井貴一、最初に殺されてしまうわけですが、
その犯人を追う中で、回想として、実に誠実な人物を演じています。
ラストでは、彼がただ立っているだけなのに、ついほろりときてしまいました。
「麒麟の翼」の像は、実際に日本橋にあるんですね。
立体交差の隙間の区切られた空に向かって手を伸ばす人々の願いは、
殺伐とした世の中で、本当にささやかではあるけれど、
やはり隙間から垣間見える大空へと、飛び立っていく力を秘めているのだな、と感じました。
ミステリとしては、「本格」ではないかもしれませんが、いい作品でした。