闇夜の烏の変な世界

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気筒休止の歴史を見ると、ホンダ と 三菱の先見性が面白い

2016-04-09 23:57:00 | 日記

​最近は次々と 突拍子もない事で驚かせてくれるマツダばかりを目が追う。

今年は、SKYACTIVEの第一章(GEN.1)の集大成の年と定義されている。

つまり、ここ1、2年で次のステージ、GEN.2が始まるらしい♪

恐らく、HCCIや、次世代ロータリーもGEN.2のコアに含まれるのではと予測している私。

 

マツダのエンジンは、メディアでも顔出しが多い、ミスター・エンジンこと人見さんの手腕が生かされているそうな。

その人見さんのコメを見ると、「気筒休止が重要なキーワードになる」 と発言してる。

確かに、巡航中や、低負荷時、アイドリング時(エアコン等で止められない場合)、減速時は全排気量を使い続けるのは効率が悪い。

無駄な燃料が燃費を圧迫してしまう。

上手に気筒休止を組み込めば、実質的な排気量を小さくできる。

 

見方によっては、最近日本でも主流になってきた 「ダウンサイジング・ターボ」 と狙う所は一緒なんですね。

いらない時は、見かけの排気量を減らして燃費を稼ぐワケですから。

 

そんな 「気筒休止」、今では海外勢(VW系や、米V8等)が次々に投入中。

国内はマツダが次に投入か、とよくよく調べてみたら、随分前から日本車も実現してたんですね、驚きです!

 

ネット記事しか情報源が無いのですが、どうやら国内最初の 「気筒休止エンジン」 は、三菱 から産声を上げたらしい。

1980年代初頭、「MDエンジン」 として三菱が 4気筒中、2気筒を停止する機構を実用化。

後に 「MIVEC-MD」 に発展したが、普及はしなかったそうな。

時代が早過ぎたのか、安定した動作が維持できなかったとう意見が見られます。

 

かなり後の 2000年代に入ると、今度は ホンダ が 「シビック・ハイブリッド」 に 「i-VTEC」 という気筒休止エンジンを搭載。

IMAとはいえ、ハイブリッドと組み合わせた事を考えると、かなり 「先進性のある 意欲作」 だった事がうかがえる。

さらに驚くのは、このエンジンってば 4気筒中の3気筒 を止めるという大胆な機構だった事!

1.3LのNAハイブリッドで、10・15モードが 31km/L って、現在でも十分に立派な燃費を叩き出してたんですね。

恐るべし、ホンダ(汗。

 

その後、V6の片バンクを停止させるVCMが登場しますが、機械抵抗が大き過ぎたのか 明確な燃費向上は達成できなかったらしい。

 

全てを調べつくせたワケではありませんが、こうした実績のある 三菱 や ホンダ は技術を 「継承していれば」、新時代の 「気筒休止システム」 が 比較的容易に生み出せる気がしてしまう。

他社が次々と 「ダウンサイジング・ターボ」 を実用化。

更なる差別化の キー になるのは、モーターを組み合わせた 「ハイブリッド」 か、不必要な燃料消費をカットする 「気筒休止」 あたりか(と見ている)。

 

もしかしたら、数年後には 「ハイブリッド with 気筒休止システム on ダウンサイジング・ターボ」 なんて 「なんでもつっ込んだ」 車が走ってるかもしれないw

今じゃ珍しくない 「アイドリング・ストップ」 。

同じように、「気筒休止」 が 「普通」 になる日が来るかもしれない。

 

「内燃機関」 が効率を上げ、生き残るためには 避けて通れない技術な気がするのです。

VWが実用化し、かなり効果を上げてる今。

日本のメーカーが、かつて投入した事のある 「技(ワザ)」 を 今振るわない手は無い?



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