チョンの悲しい歴史

我が母は戦前の生まれだ。親が建設省の砂防ダム設計に携わっていたので完成するとまた違う現場に行っていたらしい。山での作業のため馬に乗って出かける姿を覚えていた。９人兄弟（３人は生後間もなく栄養失調等で死亡）の生まれた土地は全て違う。母は偶然か私がマウンテンバイクのトレーニングで通る宮ヶ瀬手前の鳥屋という所で生まれた。他の姉妹が生まれた川治温泉に居た時には物心ついていて時々私にチョンの話をする。
今でこそ日光川治温泉と言えば有名な温泉地。でもその当時は日本人に追い詰められた大陸の孤立民が上流に身を寄せて迫害されていた（後から母も聞いた）。殺されたのか、自害したのか、川に死体が流れてくる事を覚えていた。何度も目にするその光景は多いと一週間に一人とかのペースで流れついたと言う。これは実話だがチョンが日本各地で迫害されていたのは間違い無さそうだ。何で大陸人が孤立して居たのか未だに私は理解できていないが、確かに居たのだ。そして何故か敵のように迫害を受けていた。幼い頃、チョンのがあって未だに治安が悪いから行くなと言われた場所が近所にある。今は県内でもトップクラスの会員券の高さを誇るゴルフ場のある横だ。もう当時の面影は全く無い。どの国でも負の歴史は隠蔽されるものらしい。今は日本が戦争を悔いて他国に手を上げる事はタブーとされ「されるがまま」を平和としてるように見える。でも中国は未だに先の大戦の仕返しを「未だ戦時中」のように企み実施しているように見える。どんな理由があれ、あのチョンと呼ばれ迫害されたような人を生む歴史は繰り返して欲しく無い。在日中国人の数は半端では無いハズだもの…。