先日は、安部総理自ら国会議事堂付近をクローズドせずに、自動運転車に同乗して「日本の自動運転は世界一だ!」と、道交法違反ほう助を犯しつつ賞賛という、国の代表にあるまじき恥ず行為をしたばかりだ。
ボルボが安全装備の研究・実装で世界一なのは先ず間違い無いし、他のメーカー全てが追いつけ追い越せと躍起になっているのは周知の事実。
でも、あのボルボでさえ長い研究期間とトライ&トライの末に生み出した技術を、自分の知る限りスバル以外も次々と実装して来る昨今に疑念を抱いてました。
「本当にどの車も十二分な実証試験の末の装備なのだろうか」と。
障害物に当たる前に運転者をアシスト(自動減速、自動停止)する機能は、ハンドルを握る身としては不慮のケースを考えればありがたいもの。
当然、イレギュラーな場合は運転者の責任で停止させねばならないワケですから、心強い「補助機能」です。
あのボルボでさえ、「確実に安全を保障するものではない」と前置きをし、先ず運転者ありきとしてますし。
今回、埼玉のマツダディーラー主催の自動停止試乗会で2人の重症者を出したCX-5の衝突事故は、そんな中で起こってしまった。
ディーラーの人間と、招かれたお客の2名が重軽症という参事になった。
車両はCX-5、つい先日に新型アクセラと一緒に見せてもらったばかりの個人的にはやや大き過ぎるものの好きな車です。
その10月から追加装備された赤外線障害物回避機能のデモで衝突事故が起きてしまった。
時速30km/h以下で有効とされる自動停止が機能しなかったのか、ウレタンの障害物を通過し、更に先へと突進してフェンスに衝突したとあります。
今日の事故なので現在原因を究明中との事ですが、既に販売開始車種のコレは手痛いマイナスイメージですね。
不思議なのは、運転していた方の頸椎捻挫はともかく、何故助手席にいたディーラーの人間が骨折し重傷を負ったかという事。
一般的に、時速50km/h前後までなら「エアバック」が有効だと言われてます(だっけ?)。
自動停止のデモなら30km/h以下だったでしょうが、何故か骨折までする重症に繋がってしまった。
CX-5のエアバック等機能の安全性に問題があったのか、それともこちらも機能しなかったのか疑問が残ります。
速度が半端に遅かったので機能しなかったのかもしれませんが、骨折までする衝撃で作動しないエアバックなら問題ですからね。
例えば、同乗したディーラーの方が「シートベルト」をしていなかったため、必要以上の速度でダッシュパネルに接近、火薬の爆発を利用しパネルを吹き飛ばして膨らむエアバック付近へ手を出し骨折したとか。
何れにせよ、自動停止機能とエアバックについて、より正確な原因究明が望まれます。
どちらも「命」に関わる機能です、半端な回答でウヤムヤにはして欲しく無いですからね。
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