闇夜の烏の変な世界

とりあえず、何にでも興味持ちますw
日々、気になった事を日記感覚でアップしてみようかと。

マツダ ディーゼルレーシングカー 終了

2016-01-10 17:54:00 | 日記

​米国IMSAに参戦していた、マツダの LMP2 SKYACTIVE-D レーシングが ディーゼル燃料禁止のレギュに従い、終了となった。

IMG_0451.JPG 

(昨年の東京オートサロンにて)

市販の SKYACTIVE-D2.2 を独自チューンした ディーゼルエンジン・レーシングカーでした。

上のクラス(WEC)に、アウディ が 「e-toron クワトロ R18」 という ディーゼルハイブリッド で世界最高峰を戦う以外では数少ない(唯一?)のディーゼルだったのです。

 

思えば、ロータリーで頂上を極めた直後にレギュレーションで締め出しをくい(事前に決まってたが)、今度も異端児ディーゼルで成績を重ねたところで またレギュレーションで締め出し。

マツダは 歴史的に 「逆風」 に曝されるケースが目立ちますね(汗。

普通ならそのまま 「翻弄」 されるところでしょうが、どこか根っこで踏ん張ってるのか、驚くべき熱意で立ち上がる不思議なメーカーに見える。

 

今回引退する事になった 「LMP2 SKYACTIVE-D レーシング」 は、今年から始まる ロードスターによる世界選手権 の頂点を極めた者に ステアリングを握る機会が与えられる 「約束」 でも注目されていた。

 

今後は心臓(エンジン)を  「MZ-2.0T」 に置き換えて IMSA参戦を継続するそうです。

2Lガソリン ターボエンジン という、ごくありふれたエンジンで 「新鮮味」 が薄れても、他の強敵にどこまで食らいつくか見物♪

 

個人的に思う。

この日本にはマツダという、ヨーロッパでも一目置かれる クリーンディーゼルエンジンを実現するメーカーがある。

役10年、日本国内がディーゼルを軽視してた間に ヨーロッパ勢は驚くべき進化を成し遂げた。

VWの偽装問題で世界的にディーゼルエンジンへの疑念が高まるが、原油からの精製効率や環境影響の少なさは未だにガソリンエンジンを凌ぐ。

 

国内を見回せば、クリーンディーゼルを一応出してる(古い設計が…) 三菱、出してたけど途中で放棄した 日産、その程度。

トヨタはプラドに搭載したが、その後の展開は見えてこない。

 

昔から 「ガソリンエンジンは研究の余地がもう僅かだが、ディーゼルエンジンは進化の余地が残っている」 と言われる。

マツダ が取った 逆転発想による 進化も、まだまだ掘り起こせる可能性の一旦なのかも。

 

日本発の 新しいディーゼルエンジンの可能性を探る意味で、国内にディーゼルエンジンのカテゴリレースを設けたらと考えてしまう。

今回の 「LMP2 SKYACTIVE-D レーシング」 は普通の方が参戦できるほどローコストじゃない。

「インタープロト」 のようなシリーズに クリーンディーゼル・レーシングカー が実現できたら、いろいろと面白くなるだろうなぁ。

 

「ロータリー復活」 の狼煙をあげたマツダ。

可能性という意味なら、クリーンディーゼル も まだまだ面白いと思う。

他と同じ事をやらない、破天荒なマツダ の魅力にとりつかれた自分。

 

まだまだ 話題に振り回され続けそうです(笑