大和心眼ーヤマトシンガンー

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『維新の会』最低賃金廃止で、批判が続出! さすが弱肉強食の新自由主義が理想なのか?

2012-12-04 21:21:01 | 日本の政治
こんにちは、千里です。本日、衆院選が公示されました。
今回の選挙は、民主党政権の審判とともに、新たな日本の国づくりのターニングポイントになっています。

大きなビジョンで俯瞰から考えた時、今までの自民党、民主党、公明党などによる、対米従属の路線を続けるのか?それとも、日本の国益を考えた、独自の路線に切り替えていくのかの選択です。

そして、新たな選択としての第3極、日本維新の会と日本未来の党による政治の舵取りをどの程度期待していくのかの選択も見逃せません。

さて、今日は、『日本維新の会』について考えてみます。本日の日刊ゲンダイに掲載されていた記事をみて、びっくりしました。

そして、この政党の本質をみたような気がします。

なぜならば、日本維新の会は、選挙公約に『最低賃金制の廃止』を明記しています。(この公約は、すでに批判続出したので、ソッと変更したようですね)
これは、どういうことかというと橋下氏は、『最低賃金のルールがあると、あと2、3人雇えるのに、1人しか雇えない』『他の党には示せないものだ』と胸を張っていたといいます。

これは、ピンとこないかもしれませんが、『日本をアジアのように最低賃金でも働かせる国にして、人を部材や材料のように扱い、経営者だけがトクをしよう』ということです。

なぜならば、同じ給料で1人しか雇えなければ、生産性は限りがありますが、同じ給料で、2~3人雇えれば、低賃金で働かせて、しかもマンパワーで生産性は上がりますから経営者にしてみたらハッピーです。

しかし、この低賃金で働いている若者やフリーターなどにしてみたら、生活破壊となります。今まで時給800円で働いていたのに、『最低賃金制の廃止』の法案が通ったことで、無制限に低賃金で雇えることになり、時給が1/3の250円に下がるかもしれません。

250円だと、8時間労働で、日給2000円ですね。月給で20日バイトしたとすると、ハイ4万円です。4万で生活して言ってください。つまり『水でも飲んで生活してろ!』と言っていることと同じではないかと思うのです。


なぜ、このような発想になるのでしょうか?

それは、前々回のブログでも書きましたが、すべてが新自由主義の路線にあるからです。新自由主義とは、垣根を無くして、グローバルな社会で、市場によって勝敗が決する弱肉強食の世界に変更していこうとする理念、思想です。

つまり、弱者は、強者の下敷きとなり犠牲になってくれれば、強者が世界的に強くなれば、その後、弱者も同時に救われるというような、ご都合主義の考えがあります。

別の言い方でいえば、上層にカネをつぎ込めば、さらなる成長が見込め、全員が豊かになるという考えです。このような効果を『トリクルダウン(おこぼれ効果)』といい、都合のよい言い訳として使われています。

この考えを実践して、金持ちのように裕福になった貧困層の人々は、どこにいますか?

はい、いませんね!パイが平等に分けられることはなかったのです。つねに1%の勝者と残り99%に分かれる社会となりました。(米国社会)いつまて経っても這い上がれない世界になっています。そして、このような理念で進めてきたのが米国であり、この思想は、すでに終焉していく思想ではないでしょうか?

このような思想を有り難がり、実践していこうという政党が、日本維新の会ではないでしょか?
そして、まさに小泉政権で弱肉強食の世界をつくり、格差拡大させた竹中平蔵氏がこの政党のブレーンだということで、ナットクしますね。

竹中氏は、貧困層については、このように言っています。

★竹中平蔵(下)「リーダーは若者から生まれる」

http://toyokeizai.net/articles/-/11927?page=2

BS朝日のテレビ番組に出演し、堺屋太一さんや鳥越俊太郎さんと一緒に、「もっと若い人たちにリスクを取ってほしい」という話をしていたら、若者から文句が出たので言ったそうです。

『私が、若い人に1つだけ言いたいのは、「みなさんには貧しくなる自由がある」ということだ。「何もしたくないなら、何もしなくて大いに結構。その代わりに貧しくなるので、貧しさをエンジョイしたらいい。ただ1つだけ、そのときに頑張って成功した人の足を引っ張るな」と。』
(東洋経済オンラインから引用)

さて、いかがでしょうか。

これぐらいの弱者切り捨ての精神がないと、成功者にはなれないのですね。
この方は、米国留学で、まさに市場原理主義を徹底して教育されたと思うので、このような発想で、国も人も動かしていこうとしているのですね。

さて、このような政党が日本の中枢で議席をとったら、どうなるのでしょうか?
もう、日本的マインドをお持ちの皆様には、わかりますよね。

西田さんと藤井さんの面白い討論番組があったの、見てください。
(以前も紹介したかな?)見なかった人のためにどうぞ!

さて、YouTubeでの紹介ビデオですが、アクセスできくなってしまいました。
これは、チーム西田のアカウントを停止しているようで、
このような言論の自由を弾圧するような輩は、誰なのでしょうか?
まあ、それだけこの内容は本質を言い当てているのだと思います。





しかたないので、リンク先で見てください!

★週刊西田 NISHIDA VISION
http://www.shukannishida.jp/nishidavision-fujii.html



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以下アカウント停止のもの(Googleさん早く復活せい)

週刊西田「西田昌司×藤井聡の維新を斬る!VOL.1」




週刊西田「西田昌司×藤井聡の維新を斬る!VOL.2」




週刊西田「西田昌司×藤井聡の維新を斬る!VOL.3」




週刊西田「西田昌司×藤井聡の維新を斬る!VOL.4」




週刊西田「西田昌司×藤井聡の維新を斬る!VOL.5」