大和心眼ーヤマトシンガンー

情報操作、捏造、隠蔽に騙されるな!茹でガエルにならない方法

【ニコニコ動画】ネット党首討論会でわかった、各党の方針とは?理解してから選挙へ!

2012-12-01 17:53:51 | 日本の政治
29日にニコニコ動画で、ネット初の党首討論会が開催されました。
新聞、テレビの接触時間は、年々減少しており、じつに男性10代~40代では、
インターネット(パソコン、モバイル)のほうが接触している時間が長いという
調査結果がでており、ライフスタイルの変化とともに、ネットでも重要な情報は
報道されるべきだと思っていました。


このような機会を設け、各政党の要点を知ることができたことは、有意義
だと思います。ぜひ、今後も継続してチャレンジしてもらいたいです。
さて、この放送をご覧になられなかった方のためにリンクしておきます。
しかし、ちゃんと聞くと1時間30分もあるので、私が要点だけ整理して、
簡単に紹介します。

8時からでしたが、もう少し遅いといいかもしれません。なぜならば、
7~8時ぐらいだとまだ帰宅してない人も多く、一般のサラリーンでは、
ぎりぎりかもしれません。しかしながら、実に116万人の方が視聴したと
いうことで、大成功でした。

★ネット党首討論会 フル





今回の討論は、TPP、消費税、原発と3つの争点に分けて、それぞれの党首
各1分間の時間制限でバトルをする方法になりました。
(日本維新の会だけ不参加)

しかしながら、司会の指名後の発言のため、自由に発言できるわけではなく、
なんかNHKの討論番組を少し緩くしたような雰囲気で、自由活発な意見は
あまり聞かれませんでした。もう少しバトルがあってもよかったと思います。
(政党数の多さと時間制限のため、難しかったのかも知れませんが)


さて、まずTPPから見てみましょう。( )内は、私の声です!

◎=賛成  △=条件次第  ×=反対

==============================================
          T P P
==============================================
▶民主党=◎

TPP参加です。積極的に交渉参加し、アジアに自由貿易圏をつくることを
目標にするとしています。このため、TPP、日中韓国FTA、RECPを同時
並行的に進める
としています。
(次の政権継続が?なのにオバマと会談。不思議な人だ。誰が信用するの?)

▶共産党=×

絶対反対です。「例外なき関税ゼロ」が原則なので、参加には丸のみする
ことが条件となるだろう。このため、守るべきものを守ることは、TPPでは
ありえない
としています。(エラい!庶民感覚がありますね)

▶自民党=△

TPPは、「聖域なき関税撤廃」を前提条件とする限りは、参加しないとして
います。米国との交渉力を取り戻してから、もう一度再構築をしていくよう
です。
(つまりは、将来的に参加するということだな!バックが財界なので、
不参加とはいえない?やはり選挙用発言か?ビジョンなし。)

▶みんなの党=◎

TPPに参加です。交渉は、自分のところの例外項目を要求することが必要と
しており、積極的に関与していくとのことです。
(さすが、みんなの党。第二自民党のことだけはあるか?もう少しTPPの
勉強をされた方が良いと思いますが)

▶社民党=×

絶対反対です。関税撤廃で、いろいろな項目が拓かれるだろう。そして、
ISD条項があるので、裁判で負ける可能性が高いと思う。新自由主義からの
脱却が目標だったのに、民主党は、新自由主義に戻っている。
(野田さんの反論があったが、国会の質疑でもISD条項を知らなかった人。
裁判の勝ち負けは、他の実績から予測できるだろう。学習能力ゼロ!と
指摘されて当然)

▶新党日本=×

生活と仕事を奪うTPPは、反対。TPPは、アジアの成長を取り込むといい
ながら、インドネシア、インド、台湾、中国など参加していない。
どうやって成長を取り込むのか疑問。(さすが田中さん。本流ですね)

▶新党大地=×

TPPに反対。TPPにはいって何のメリットがあるのだろうか?日本の匠の技
があれば、2国間のFTAで充分やっていける
だろう。EPAの交渉は、ニュー
ジーランドと米国だけ終わっていないので、あとの加盟国とは、すべて終
わっている。多国間協定では、1国のわがままは許されない。
(会議でも日本の声だけは、届かないらしい)

▶公明党=△

現状での情報ない中での参加は、拙速であり、慎重に対応すべきである。
国益がなにかの国民的議論をすることが大事。
(反対ではなさそうですね。だって、今反対すると票を失うもん!)

▶国民新党=△

反対ですといいながら、日本は自身を持てば、やれるだろうという矛盾した
説を披露。郵政民営化でもストップしただろうと自慢。
(結局賛成だな。優柔不断。政権にしがみつくことだけが政治家か?)

▶日本未来の党=×

TPP反対です。情報が不十分であり、国民的議論がなされていない。TPPは、
単なる自由貿易協定でなく、食料、医療、保険などすべての分野において
生活のしくみを押しつけられるだろう。自分達の未来の安心を確保するため
にも反対。
(国民の生活が第一などの安定したビジョンがバックなので安心だな)

==============================================
        消費税増税 
==============================================

▶共産党=×

デフレ化の不況時に、増税することは反対。国民から13.5兆円の所得を
奪うことになる。日本経済の底が抜けてしまうことになるだろう。経済
が悪くなることで、税収も入らないだろう。消費税に頼らない別の道
考えるべき。(ブレない共産党。庶民派ですね)

▶日本未来の党=×

消費税増税は凍結。今やるべきことは、まず歳出を削減し、ムダを省く
こと。
官僚の予算400億のダムを滋賀県では、40億で作れる。また地域の
中で稼ぐ力をつけることが大事。特に、若者、女性の雇用が増えれば、
7兆円の内需を稼ぐことができる。

(消費税反対の議員連合なので、当然反対ですね)

▶新党日本=×

イギリスでは、消費増税したことで、所得税、法人税も減った。日本は、
利益に対して課税しているので、大企業などわずか3割しか税金を払っ
ていない。活動に対して払う外形標準課税にすれば、今よりも 10%
法人税収が増えるだろう。

▶社民党=×

富裕層や大企業への配慮により、とるべきところからとっていない。
ヨーロッパでは、消費税は高いようにみえるが、軽減税率により、食料品
など生活に関するモノは安い。不公平感はダメ。

▶自民党=◎

毎年1兆円社会保障が増えていくので、それにどう対応するか責任感を
持たなければならない。
世界からの信任をえながら、デフレから脱却の
脱却をはかっていくことが大事。
(当然、賛成。しかしデフレ下で実行は厳しいだろう)

▶民主党=◎

人生のどこかで給付をうける年金、医療、介護などのサービスは、タダで
はない。支える側が少なくなっている時に現状の現役世代に頼る方法は
持続可能性がない。だとすると、みんなで等しく分ちあうというのが、
消費税なんです。安定財源により、将来の社会保障を安心なものにできるだろう。
(民意無視で、暴走して消費税可決した張本人。理由も底が浅い)

▶公明党=◎

税制全体の改革が必要。低所得者対策により、軽減税率を採用することで、
国民の皆様から理解を得て、制度設計をしっかりやっていきたい。

▶みんなの党=×

消費税が社会保障の財源であるという大前提が間違っている。社会保障が
所得の再分配というのであれば、所得税の中でやるべきこと。全額地方の
財源にするのが相応しい。歳入庁をつくって管理すればよい。
(一番、マトモな意見かも。社会保障と消費税が連動するなんておかしな話)


▶新党大地=×

鳩山さんが4年間消費増税はしないと明確にいったのになぜやるのか?
民主主義は手続きが大事。その次に大事なのは、中身が大事。
手続き、中身がないものは、民主主義に反する。まずは、議員の定数削減
が先。国家公務員の2割削減もやっていない。まずは、身を切るのが先。
(正論ですね。新党大地がんばれ!)

▶共産党=×

不公平税制を正そうとしないのが不思議。所得が1億円を超えると、税の
負担率が逆に下がってくる。大企業の法人税も優遇されている。不公平税制
を正すのが先。所得税の累進課税の強化によって、社会保障制度の新たな
財源をつくればいい。
なぜ、弱いものイジメの消費税になるか疑問。


(★統括:さて、この消費税問題は、どうやら消費税から社会保障の安定
した財源を捻出しようということに問題があるようですね。所得税の中でも、
大企業や富裕層に対しての不公平感があり、さらに国会議員や官僚などの
身を切ることができてない中で、取れるところから取ってしまおうという
安易な発想で、民意を無視して可決してしまったことに問題あり。

この点は、今回の選挙で、はっきり国民の意志を示さなければなりません。
どうせ消費税増税が実行されるのだろうという諦めムードでは、官僚の
思うツボ。選挙結果によっては阻止できますので、無党派層はぜひ
投票しましょう。


==============================================
         原 発
==============================================

▶日本未来の党=×

原子力発電から卒業しよう。10年後に卒業するためのカリキュラムをつく
ります。代替エネルギーの開発をすすめる。エネルギー全体の総量を下げます。
家庭のエネルギー需要が2倍になっているので、節約して工夫していきます。
また、廃止のための価格の問題もあるので、併せて検討していきます。
(ドイツのように、国民的議論にしていき、10年後をメドに停止するのは、
 現実的だろう)

▶自民党=△(限りなく◎か)

どの党が真面目に考えているかで評価をしてもらいたい。足元の電力需要
にどう応えていくか。長期的に原発依存度を低下させていくか。1分では
説明でないので、国民との約束を見ていただきたい?
(意味不明で、さすが40年間原発推進してきただけある。まあ3年検討して、
その後、どうするか決定するということだから、継続推進だな)

▶公明党=△(限りなく◎か)

原発に依存しない社会を目指す。再生可能エネルギーの開発を進めること。
代替エネルギーの確保が重要。事故を教訓にして、新しい原子力の安全基準を
つくっていく。この基準をもとに、再稼働するかどうかの判断をしていく。

▶みんなの党=×

2020年代に原発ゼロ。送配電分離により、電力の自由化をすすめる。規制緩和
により、競争を促し、消費者が選択できるようにすることで、原発は選ばれ
なくなり、いずれゼロになるだろう。

▶社民党=×

福島原発の事故で、いまだに16万人の人が非難している。自民党は、40
年間の政官癒着での原発推進の責任をどう考えるのか?民主党は、2030年
ゼロなのに、大間、島根などの原発を推進している。今やるべきことが
あるのに、大間原発に再稼働しているのはおかしい。

▶共産党=×

即時原発ゼロ。緊急措置として、火力発電に頼りながら、将来の自然
エネルギーの爆発的な普及を期待する。
一番責任ある提案。このまま再稼働
したら、10年以内に福島と同じような事故が起こる。再稼働で、事故が
おきたら誰が責任をとる?ストップすることで、新たな再生エネルギーの
本腰をいれた普及が進むだろう。
(最近の共産党は、マトモだなー。一番民主的かも)

▶新党日本=×

再稼働しなければ、即時脱原発だろう。火力と水力だけ毎年電気は賄える
そういう試算結果もある。廃炉こそ新しい公共事業である。
野田首相が初心で述べた発言がおかしい。

▶新党大地=×

原発ゼロ。心配していた電力需給もクリアできているので、これを継続
していくべき。原発ゼロの裏付けとして、天然ガスを主張します。
サハリンからパイプラインをひいて、苫小牧で一大エネルギーの備蓄基地
をつくれば、原発に変わる充分なエネルギー担保できます。
現実的意見、実現性ではこれが◎だと思います。またロシアとの協力関係を
築いていくことで、バランス感覚のある国家になっていきます)

▶民主党=◎(ゼロで×ですが、再稼働してますので、結果的に推進派)

2030年代に原発稼働ゼロにする。安全性が認められたものだけ再稼働を行う。
すぐにゼロとか、10年後にゼロは、困難だと思っている。GOサインをだした
設置許可をだしたものは、動かしていく。ただし、新規に動かすかは規制
委員会の判断をする。見直しをしながら前にすすめていく。
(口では反対といいながら、再稼働する矛盾した行動をする民主党。
 誰も信用していません。ペテン政治は、もう止めにしましょう)


そして、最後にコメントを見てみましょうということで、会場にコメントが
映し出されるが、その内容にびっくり。

○原発ゼロは、マジでかんべんしてくれ。
○原発稼働してほしい。
○いきなりゼロは急ぎすぎ。
○原発は必要。
○安倍さん支持。

なんだ、このコメントは。116万人が視聴しているのに原発賛成派だけが流れ
ているのって、どうなのよ。?やっぱりニコニコもやらせ番組?

さて、いかがでしたか?

90分番組を視聴していただいた方は、わかったと思いますが、各政党は、
都合の悪い話しになると、はっきり結論をだしていません。なぜなら、
国民受けする政策にしたいので、原発推進でも、反対のニュアンスにしたり、
TPP参加でも、条件によって考えるというような、微妙な発言、政策提言を
しているようです。ビジョンも決められないそういう政党は、無視しましょう。

大事なのは、どういう日本をつくるかというストーリーを考えることです。
(現状の政治家の選挙向けメッセージを信じてはダメ)

★これは、私の未来ストーリーですが

例えば、自民党に1票をいれ、衆議院の人数の過半数、あるいは似たような
政策で他党との連立政権になった場合、次の政策が実行されると予想できます。

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◎TPPは、条件次第で検討するといっていますが、バックは財界、経済人
なので、参加することになるでしょう。自民、民主、公明、みんな、維新の会
あたりの緩やか連携となり、あっさり参加してしまうかも?

◎原発については、自民党は、40年間原発安全神話を言い続け、推進してきた
政党です。どう考えても、今さらストップできませんよね。つまり継続して
いくことになります。財界は、エネルギー重視ですし、核問題も同時に考えて
いくでしょう。原発もいれたエネルギーミックスでいくでしょう。
原発利権はストップしません。

◎消費税については、もちろん可決してますので、国民の信任をえることが
でき、晴れて実行です。ただし、経済状況次第と言っていましたが、数字
マジックとマスコミを利用した偏向報道により、不況下でも強引に実行する
でしょう。倒産企業続出です。
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という 『先読み』で、やはり1党だけに集中して勝たせていけないと考えて
います。民主党が勝ったことで、歯止めが聞かなくなり、この3年間は、
日本がズタズタになってしまった経験を生かしましょう。

最後に、新党大地の鈴木さんが言っていた言葉が印象的でした。
大多数の国民の心は、『民主党はがっかり。自民党は、こりごり』ですね。

さて、どこの党が躍進するか楽しみですね。

それでは、また。