大和心眼ーヤマトシンガンー

情報操作、捏造、隠蔽に騙されるな!茹でガエルにならない方法

世論を誘導するのが世論調査。信じていると、知らずに思考を支配されます。自分の頭で考えよう!

2012-12-03 21:35:23 | 茹でガエルにならない方法
こんにちは、千里です。先日、朝日新聞は、いつもの政党支持率を図る
世論調査の結果記事を足れながししました。

★世論調査 政党支持率
http://www.asahi.com/politics/update/1202/TKY201212020465.html?ref=reca

(数字は%。小数点以下は四捨五入。質問文と回答は一部省略。◆は全員への質問。◇は枝分かれ質問。丸カッコ内の数字は、11月24、25日の調査結果)

◆野田内閣を支持しますか。支持しませんか。
 支持する20%  (18)
 支持しない59% (63)

◆いま、どの政党を支持していますか。

▽民主12(12)
▽自民15(16)
▽未来2(-)
▽公明2(2)
▽維新5(6)
▽共産2(2)
▽みんな2(1)
▽社民1(2)
▽新党大地0(0)
▽国民新0(0)
▽新党日本0(0)
▽みどりの風0(1)
▽新党改革0(0)
▽その他の政党0(1)
▽支持政党なし36(38)
▽答えない・分からない23(19)

さらに、
◆滋賀県の嘉田由紀子知事が、今度の衆議院選挙に向けて新しい政党「日本未来の党」を結成しました。日本未来の党に期待しますか。期待しませんか。

期待する23%
期待しない62%

◆日本未来の党には、小沢一郎さんの「国民の生活が第一」や河村たかし・名古屋市長の「減税日本」などの政党や政治家が合流しました。こうした政党などが合流したことはよかったと思いますか。そうは思いませんか。

よかった17%
そうは思わない65%

(朝日新聞デジタルから引用)

さて、このような結果速報をみて、みなさんどう思うでしょうか?

『やっぱり、非難されていても、現政権の民主と古株の自民が強いのね』
『維新は、あまり人気がないのね』
『未来の党で合流したことは、多くの人がよく思っていないのね』

というそのままの数字からわかる意志が、すべてだと思っていないでしょうか?

しかし、よく考えてみてください。
この調査は、いったい誰を対象に実施したのでしょうか?また、質問に日本未来の党の合流の良し、悪しがわかるような質問をなぜ入れているのでしょうか?

そうです。調査対象は、不特定多数であり、電話調査ということですが、別に年齢も、性別も示されていません。またどのような職業の人なのかもわかりません。
もしかしたら、すべて定年退職された65歳以上の方かも知れませんね。

調査方法は、1690件、有効回答は926人。回答率は55%としていますが、それ以上の情報は公開されていません。

このようなどういう母集団に対して調査しているかわからない場合、アウトプットの結果は非常に誤差のある結果になりがちです。すでに一般の市民はわかっているようで、信じてないようですね。

★あなたはマスコミ報道を信じますか?★へんまも緊急アンケート




例えば、あれだけ批判されている民主党がまだ12%もあるのが不思議です。さらに、Yahooなどのネット調査でつねに一番人気がある政党、国民の生活が第一(現在日本未来の党)が、たった2%ということはありませんね。

例えば、Yahooアンケート調査で、どの政党に投票するかの調査をしました。

http://seiji.yahoo.co.jp/vote/result/201211180001/

衆議院が解散し事実上の選挙戦がスタート。政党が乱立する乱立する状況ですが、比例区でどの政党に投票するか決まっている? (2012年11月18日~11月28日)

キーワード:なし | コメント数:1302件
結果は
民主3%、自民19%、生活44%、公明2%、共産2%、みんな3%、社民1%、維新4%、きづな0%、国民0%、減税0%、大地0%、たち日1%、改革0%、日本0%、その他1%、なし19%

という結果であり、ネット上での一番人気が国民の生活が第一(現在日本未来の党)が44%となっており、民主は、わずか3%しかありません。

このようにアンケート調査するメディアによって、大きな誤差がでることがわかっています。朝日新聞の調査とYahooの調査、どちらが正しいのでしょうか。

投票結果に近い数値を示していると言えるのでしょうか?
世論調査というものは、非常に気になります。

自分の1票がムダにならないためにも、多くの人がどの党にいれるのか、どの党が一番支持を受けているのか知りたいと思います。しかしながら、数値だけの垂れ流すメディアの調査結果は、正確性に不利があります。

それは

1)電話によるRDD方式をとっているので問題を単純化されがち(◎か×か)
2)単純化した答えからの分析、解釈が示されていない
3)質問の方法によって、結果誘導するような答えになってしまう
4)メディアの世論調査競争になっており、オンラインしたら終わりの使い捨て
5)政党に対するイメージはバラバラなので、結果にムリがある


ということです。これ以外にもあると思いますが、基本的に報道するメディアの立ち位置も違うので、まず調査の主旨、属性データを示し、さらに一歩踏み込んだ調査、分析、解釈のしかたが必要なのだと思います。(現在は数値を示して終わりです)

そして、一番の問題は、数値だけを示すことで、多くの国民は信じてしまう場合もあるので、世論誘導をしてしまうことがあるということです。

例えば、先ほど、JNNのニュースで、首相にふさわしい人は誰かというアンケートをやって、結果1位安倍、2位野田、3位石原、橋本となったという報道がありました。

あれ、小沢さんは、どこに言ったの?

このように、私がネットで一番小沢人気があるのをわかっていますが、情報の少ない、テレビしか知らない主婦がみた場合、まるで他の候補者は、論外となってしまいます。

何がいいたいかというと、政党支持率を次々に聞いていくのは問題であり、調査結果は、時間とともに変動し、調査対象者の属性や質問のしかたによっても変わるので、復元性のある精度の高いアンケート結果は、『ムリがある』いうことです。

すなわち、メディアの主張(バイアス)もはいっての結果なので、『調査結果は気にするな』ということを最後のメッセージにいたします。騙されない方法ですね。


自分で考えて1票をいれましょう。
=他人の結果は気にするな!


下記のビデオを聞いていただくと、だいたいのカラクリがわかりますね。

少し長いですが。
★青木理 「世論調査 誰のため何のための調査なのか」 2012.11.29




それでは、また。
今後ますます世論調査の結果垂れ流しがあると思いますが気にしないように!