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2018-06-13 09:33:53 | メンタルヘルス
また京都本である。人は死期が近づくと死に場所を求めて彷徨うものだが あたしの場合はそれが京都ってだけだ。まあ1300万かけて大改造したので すぐには死なないとは思うものの 勝手にまだ大丈夫だろう・・と思ってるだけで何の保障も無いのは誰もが知るところである。さて 今度は 都と京 酒井順子著 新潮社刊 2006年初版だ。まあ 京だの京都だの名前がついてりゃなんでも借りて読むのだが その一冊。著者はあの負け犬の遠吠えで有名なエッセイスト。負け犬・・って2004年の流行語大賞を取ったので覚えておられる方も多いだろう。本書 タイトルからわかる通り観光案内でもグルメ本でもない。京都と東京の比較文化論・・というところか。著者は東京は中央線 荻窪(杉並区だが)が地元なので よそさんから見た京都・・って目線で東京と比較して書かれている。多くは既に入江敦彦氏や鷲田清一氏が書かれている内容の上書きみたいな感じなので二番煎じの域を出ないのだが。潔いな・・と思うのは多くの京都本を引用してるのだが それの出自がちゃんと明記されているところと 私は東京の人間なので・・と自分の立ち位置を明確にしてるところだ。どこかの誰かみたいに 人の話をぱくってきて さも自分のものみたいに書かないところはさすがである。梅棹忠夫氏あたりまで含んでるのはちょっと嬉しい。さらっと読めるので午後の空いた時間なんかに読むのはいいだろう。どこから読んでもそれなりに楽しめるエッセイ集である。よそさんから見た京都トリビア これに尽きると思う。これも返してこよう。
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