統一教会 性・カネ・恨から実像に迫る

櫻井義秀著　中央公論新社刊　2023年初版　336P　1056円
統一教会というと　霊感商法や合同結婚式の新興宗教ね・・という認識の方がほとんどだろう。まああたしも　教祖が文鮮明で　今は韓鶴子　韓国の新興宗教　安部を撃った山上君は宗教2世・・という認識だったのだが　キリスト教の異端というか　文鮮明が再臨メシアである・・というトンデモ異端なのは本書を読んで知った次第だ。マスコミの報道が　霊感や集団結婚　安部あたりが中心なので当然ではあるけど。宗教というより　教祖一族や幹部のために金を集める裏があるのもよくわかる。読んでわかったのだが　あちこちの大学にあった原理研究会や勝共連合も統一教会。なんか怪しげな臭いがするが何やってるのかよくわからん原理研て統一原理だったのかと長年の謎が解けた。近年時々見かけるUPF天宙平和連合も　統一教会だそうだ。日本の保守政党と深い関係にあるのも詳細に書かれてるのもいい。安部の国葬強行した岸田はどこまで知ってたんだろう？　アダムーイブ問題てのも初めて知った。植民地支配を行った日本　これがイブ国で　韓国はアダム国なので　日本は韓国に罪があるので　日本は韓国に献金しなくてはならない・という思想だそうだ。メシアとの血分によって　まあ性交でで原罪のない子供・・てのもすごい。本書　一言で言えば　すっきりわかる統一教会のすべて・・というところ。著者何者？専門に追ってるジャーナリストか？と思ったら　61年生まれの北大の教授　文学博士　専攻が宗教社会学というから納得した。90年代からもう30年研究してるそうだ。本書　文句なしにお薦めできる。少し読みにくいので時間がかかるが割り引いても読む価値はある。まあしかしだ　チョン・・て言わないけど　戦後70年たってもまだ慰安婦や徴用で裁判してる韓国人てなんだかなぁ・・だ。今の若い人は映画やK-POPで　韓国かっこいーみたいな認識だと思うけど　こういうのもあるので韓国ってなぁ・・と思うのはあたしだけか？

お酒は大好きだが人混みが嫌い

先日友人の大酒のみの女子が小田原で呑んで新宿までたどり着けないで経堂で天を仰いだそうだ。あたしも電車通勤時代は高尾で天を仰いだこともあるが・・外で呑むのが吉祥寺のＪＡＺＺ喫茶だけで大きな失敗は無い。ママさんがちゃんとした人で成蹊のバンドやってる高校生のたまり場だったんだが　酒・タバコは何も言わないが礼儀がなってないと追い出すような人で　そこで酒の呑み方を仕込まれたような。経堂で仰いだ友人は新宿に部屋があるのだがあたしは夜の新宿それも歌舞伎町の方のギラギラ眩しい看板が無理なので寄り付かない。人混みも苦手だし　イルミネーションで表参道が人で溢れてるのを見るとなんで？とか思う。渋谷は降りた事が無いのだが夜でもスクランブル交差点がイモ洗い状態なのをＴＶで見ると　なんで？と思う。なので東京の繁華街にはほぼ行かない。ワイドショー見てたら山梨の身延の過疎の町でクリスマスイルミをやってて観光客まで来るそうだが　葬式には坊主が来るようなところでなんで？　うちんとこでも駅前の並木には地味なイルミが灯るが静かだ。京都だと知ってる限りあの手のものは無いし　四条や祇園でない限り　夜は８時過ぎたら誰も歩いてないし原色看板も無いから静かなもんだ。週末は山梨の山奥で労働して焚火して・・だったから　彼らなんであんなうるさいのが好きなのかさっぱりわからん。料理するので友人呼んで部屋呑みが多かったんで　外でというか店で呑む習慣が無いからなんだろうが　あの気持ちがわからん。度を超して終電で寝込んで天を仰いでも彼らは懲りない。なぜだー　

水平打ち

沖縄でバイクの高校生に職質しようとしてポリ公が警棒で右目失明させた裁判で有罪です・・て罰金１００万円の判決が出たが　族が多かった昭和の時代からこういうことは普通に行われてたんで　何を今更・・という感じだ。検問で職質しようとして　止まりなさーいと言っても族は突破が前提で止まる気なんかないから突っ込んでくるわけで　その場合は進路から下がって警棒の水平打ちをするのが普通です。叩き落して検挙する・・わけだけど　今回は下手くそで右目直撃して眼球破裂とかで失明したんだろう。まあ　叩き落して・・の時点で転倒させるわけだからケガは必須だが彼らはそれ悪いことと思ってない。普通なら腕か腹を狙うんだが知識がないというか・・　俺は正義の味方とか法の番人とか勘違いしてるポリが多いので　バイク乗ってるとポリ公大嫌いになるのは当然。バイク乗りはＰＣは振り切れるが　交機の白バイだと腕も車体も勝てないんでおとなしく止まるんだがｗ　地域課なんかはなから相手にしてない。勘違いしてるよなぁ。

川が近い暮らし

生まれたのは三重県の津市Ｒ２３の塔世橋の近くだ。そこに母方の兄弟姉妹がかたまってて　あたしは母の姉に育てられた時期が長い。叔母・・美貴子さんというが　昔で言う職業婦人で津の保健所で婦長さんやってた看護師さん。父方が少し離れた江戸橋の志登茂川の河口に近いところで製材所をやってたが比較的早く亡くなったのであんまり記憶が無く　川の堤防の下にあった製材所の木の匂いだけが記憶にある。塔世川　平成の大合併で今は安濃川と呼ぶそうだが　まあ遊び場だったから何度も落ちてる。コンクリートの護岸だったんで落ちる子供も結構いてたまに死人も出たがまあ　平和な時代。親の転勤で勤務地と津とを行ったり来たりして育ったが　最初の川の記憶は塔世川だろう。新日本風土記で北上川をやってて　川と関わってる人たち　まあみんなじいちゃんばあちゃんだが　いい顔をしてる。東北いいよなぁ・・と思うわけだが　茨城で酷い目にあったのであのあたりは大嫌いなんだが　なぜか東北は良い。今は中央線沿線だから多摩川が近いので時々わけもなく行くが　どうも親近感がわかない。あたしにとっての川は　塔世川で始まって　賀茂川・・下鴨で高野川と合流して鴨川になるあたりだろう。友人の下宿が近いところだったので身近。　出町橋・河合橋あたり。仕事で四国の会社とおつきあいがあって四国には友人も多くて遊びに行くとやっぱり川が近い。東京の人は水遊びというと湘南で海なんだろうが　あたしは関西人てこともあるだろうけど川が身近だ。一番好きなのは賀茂川というか鴨川。水鳥が多く人を怖がらない鷺とかいるので好きだ。まあ泳いだり・・てわけにはいかないけど海よりも川が好き。もう亡くなっちゃったがカヌーイストの野田知佑さんが好きだからなのもある。こんな時間に何くだらん話書いてるんだ？と怒られそうだが　早くに寝たので目が覚めたら眠れないんだよっｗ　後で読み返したらあまりにもくだらないので消すかもの夜中の独り言だ。

京都：未完の産業都市のゆくえ

有賀　健著　新潮社刊　2023年初版　288P　1925円
久々に新本を買おうか・・と思わせた本。今年の9/15に出た本なので　まだ3か月なんで古本が高いのはやむないが　メルカリですら1200円ぐらいからで　出てるがすぐ売れちゃう。毎度のごとくまずは図書館で　1か月近く待って手元に来た。著者の有賀さんて　尼崎の人だし京大だから安全パイと思ったが　専門が応用経済学・・と言うところとサブタイトルの未完の産業都市・・というところがひっかかる。が　面白いのよ。始めの方は経済地理やら京都の町と社会・町の変容と人口移動・・なんて　近代の京都の町の推移が紹介されてこれまでのコアな京都人の書いた本には無い分野なので面白い。後半を読み進めていくうちに　なんでこんなサブタイトルがついてるのかがわかった。要は京都の産業都市として改造論なのだ。amazonのレビューに有賀さん自身がコメントしてたり高校の同級生がコメントしてるのも異質。読み終えて経済学者からみるこれからの京都を産業都市として再生するならこう・・というのはわからなくもない。まずは2本の地下鉄がほぼ機能してなくメインの交通が市バスだけの現状をなんとかしないと・・もわかる。特に洛中は区画整理をして道幅を広げ残す町家は移転させ　大深度地下鉄を増やして・・と　経済効率だけ考えたら王道の正論。地元はみんなわかってるが選ばないだけだ。京都で学生時代をおくり友禅の職人目指してたあたしから見ると京友禅て衰退産業なのもよくわかる。この業界職人になれても先はかなり厳しいものになるだろうな・・というのがわかってくると悩んだが次にやりたかったコンピュータの世界に転身した。洛中にいたかったがソフトの仕事は市内になくて仕方なく東京に出た。京都は無理に産業都市にしなくていい。田舎でいいじゃん観光でいいじゃん。移転を伴う車道拡幅　町家を観光資源として移設集中させて・・まで来るともう頭おかしいでしょ。都心部にオフィスいらんしビル建ててもスーツ着て働く産業は育たない。なんでも効率化すればいいのか？京都は住んでみないとわからん。近くの昔から個人商店でお買い物して　地元の都人と馴染みながら暮らしていくのが　京都の正しいあり方だ。産業都市としてなんとかしたいなら　京都駅以南でなんとかすればいい。経済学者の京都て数値優先でしかないのね・・とがっかり。みんながミニ東京にならなくていいでしょ？と言うのがあたしの感想だ。もう働けない体になったので京都に戻ろうとしてるが　観光地は大渋滞するけど暮らす京都なら昔からの商店街や公設市場があるから　あかんわ・・でも　かんにんしてや・・で終わっちゃう。都人も産業都市になろうとは思ってないだろうから今のままでいいと思う。本書？多分買わないだろう。