メールをチェックしてたら 図書館から資料確保のお知らせが来ていたわけで 引き取り期限が３０日なのだ。あたしは２９日の晩の夜行バスで帰るのでギリである。で昨日取ってきたのが「日本の伝統」の正体 藤井青銅著 柏書房刊。これ結構面白いのだが１５００円もするので躊躇するのだが まあかなり乱暴な展開もある。京都の三大祭というと 葵祭 祇園祭 時代祭だが このうち歴史のあるのは前２つ 時代祭は明治からなのでまあ１２０年。著者はこれをひとくくりで 京都三大祭りの歴史は１２０年・・というが無茶苦茶だ。時代祭だけが１２０年なんであって前二つは１４００年以上の歴史がある。まあ途中で何度も中断はあったけれど。それを割り引いても本書は結構面白い。これまで昔からそうだった・・と思ってるものの大半が明治以降のものだったりするので 話のタネに読んでおくといいかもしれない。面白いが買うまでもないので 読みたい人は図書館にＧＯ！なのだ。
京都の話かよ？とかウザがられるだろうが 実はそうでもありそうでもない。舞台は江戸だ。京都出町の枡形商店街の古本屋で 林美一著の江戸艶本ベストセラーという文庫を買った。艶本と書いてえほん・・と読む。まあ簡単に言えば江戸時代の裏本のエロ雑誌である。春画がピンナップであるのに対して こちらは挿絵付エロ小説とでも言えばいいか・・当然江戸時代のエロ雑誌だから みみずののたくったような文字で書いてあるわけで これを口語訳して解説してるわけだが まあ歌舞伎やら源氏物語やら関が原の合戦なんかのパロディがすさまじく面白い。本書 amazonのマケプレで１円からあるので興味のある方はどうぞ。艶本ではないのだが 寺町通三条上る・・というか寺町通御池下るでもどっちでもいいんだが 鳩居堂・・といっても日本一地価の高い銀座のあれではない。京都の本店だ。で 鳩居堂とは全く関係なくて 寺町三条からいくと鳩居堂の手前に和書が積んである古書店がある。古本屋ではない。で 和とじの本を見てたんだがさっぱりわからないw ふと見ると 大英博物館で春画の展覧会をやった時の目録つーかカタログがある。手垢のついてない美本である。欲しかったけど 値段見たら５０００円也・・買えんよｗ で スマート珈琲で卵サンドでも食べて珈琲飲んで・・と思ったら行列して並んでるじゃないか・・喫茶店の待ち行列ってなんだよ？とか思う。まあイノダ本店は普通に並ぶけどｗ 夜の２０５系統に乗ったら隣に座ったおばちゃんがコリアン 後ろで声高にしゃべってるのがどうも内容が取れないと思ったらチャイニーズ おまけに彼らはわざわざ優先席が空けてあるのに平気で座る。京都の人で元気な人は空いてても絶対優先席には座らない。座っていいのは老人と障害者だけ・・って知ってるからだ。普通の席でも老人が乗ってくると 手招きして席空けたりして・・東京ではめったに見ないが 京都では普通にある。老いも若きもでスマートに譲り譲られる。ああ 成熟してるなぁ・・と思う。結局また京都の話だが あの春画のカタログ欲しかったなぁｗ
大阪の実家でＴＶみてたら バックではっぴいえんどの風をあつめて・・がかかってた。なつい。はっぴいえんどと言えば日本で初めてＲＯＣＫに日本語の歌詞をのせたグループである。 大瀧 詠一（あたしと同じ大動脈乖離ですでに故人）、 細野 晴臣、 松本隆、 鈴木茂とそうそうたるメンバーなのだ。アルバムとしては風街ろまんが有名だ。これ持ってるはずなんだが 行方不明なんで仕方なく７３年に出たＣＩＴＹてベストアルバムを買った。他はみんな高いのだ。あたしが聴きはじめたのは解散してからずっと後なんだけど なんだ これ和製バッファロースプリングフィールドかＣＳＮＹか・と思ったものである。活動時期は６９年から７２年と短いが 後のＪ－ＰＯＰに大きな影響を与えた・・というより 日本のＪ－ＰＯＰははいっぴいえんどから始まった・・と言っても過言ではない。これがもう４０年以上も前なんだから恐れ入る。ＴＶでperfumeのＰＶ集をやってたので見てたんだけど 買いたくなるような曲は無い。昔好きだったんだけどねぇ・・洋楽もつまんないし Ｊａｚｚは死にかけだし 邦楽はもう何も無い。で６０～９０年代の音楽かけてるα－staitionばっか聴いてたわけだ。確かRadikoでも聴けるはずなんで ＰＣ環境なんとかしなきゃ
出町枡形商店街の寺町側の角のベンチにはたまこまーけっとのファンノートが置いてあったりして 聖地巡礼してるアニメファンがなんか書いてる 書いてたのでノートをちらっと見てきたがｗ 放映が終わってからもう随分たつのに未だにこういう人がいるのか？と不思議ではある。出町枡形商店街と言えば 森見登美彦氏の有頂天家族の舞台になったところで まあリアルに描かれてるのでこっちの方があたしには身近である。たまこ・・は京アニ 有頂天は石川のＰＡワークスの作品。で 有頂天家族に出てくる竹林亭という蕎麦屋は司津屋という店でクレジットにも出てるが実在する。赤玉先生のアパート コーポ枡形は存在しないのだが まあそれはお話ってことでご勘弁。司津屋は丼ものが蕎麦屋のレベルを超えてると有名だが 丼と言えば 室町今出川上るの松乃屋を忘れてはいけない。ここの丼は大盛りで２００円増しだが 大盛りにするとご飯は２合半である。甘く見てはいけないｗ ここは同志社のそばなので 同志社御用達である。大して百万遍ハイライト ここは京大と府立医大だ。あたしは学生でもないのに３日続けて通ったけど・・ 最初はカラフルジャンボチキンカツで大ライスだとちょうど８００円 対してジャンボチキンカツなら６３０円だから大ライスにしても６６０円 この差は おろしとチーズの差なので 普通のジャンボがお得である。火曜なら５０円 金曜なら１００円のお食事券をくれるので 金曜なら実質５６０円！！コスパはこっちが上だ。先日行ったときに学生と思われるカップルが食事してたんだが 二人とも自分のスマホいじりながら食べてて（お行儀が悪いと関西ならしばかれる）一言も口をきかない。女子はご飯ちゃわんを持たない犬食いで 延々スマホいじってるし・・もう最近の若いの・・って何考えてるかわからん。ご飯の時くらい会話しながら食えよ？って思うが そうでもないらしい。帰りの電車で隣に座った４０代くらいのおっさんが 必死になんかやってるのをチラ見したらツムツムだった。スマホが人類を破滅へと追い込んでるような気がするけど大丈夫か？あ そうそう出町にはもう一軒有名な店がある。餃子の王将出町店だ。ここは課長島耕作にも出てきた店で １８歳以上の学生なら腹いっぱい食べても３０分皿洗いすればタダ・・ってんで有名な店。あたしも行ったが 量が多くて安くて美味しい。ご飯大盛りは無料なんで 大盛り頼んだら仏さんのご飯みたいに盛られたのはまいったがｗ と あたしもそこそこアニオタなんで 通りすがりに寄ることはあるけど わざわざ巡礼には行かないのだ。
逆ナンされちゃったw といっても９０近いばぁちゃんにだがｗ 京都の出町枡形商店街を出て寺町通を少し上がったところに本満寺というしだれ桜が有名なお寺さんがあるのだけど その手前にセブンイレブンがある。朝のコーヒーでも飲むかなぁ・・と前まで行ったら 店員さんがカウンターから出てきてセブンカフェの前でうろうろしてる。何事かと思ったら ご高齢のご婦人 まあばーちゃんがマシンの使い方わからんので 店員さんが出てきたらしい。 京都人て新しいものが大好き でパンの消費量が日本一なんで 朝からばぁちゃんがコーヒーっても驚かないんだが。で 目があったら話しかけられたわけ。なんでも セブンのコーヒーが新しくなって美味しくなったというので ちょっと試してみようか・・と言う事らしい。彼女曰く 本当にコーヒー好きな人はブラックなんだろうけどねぇ・・とミルク・砂糖入り。色々話してたんだけど 今からここで半分飲んで 後は本満寺さんに行くというので ご一緒・・と言っても２分くらいなんだが。四足の杖持って よろよろしてるんで コーヒーが揺れてこぼれそうでひやひやしたのだが。本満寺 日蓮宗の本山だそうで見事なしだれ桜がある。まあ写真撮ってきたが ここでは画像あげないので リンクをたどってくれたまへ。画像はクリックすると拡大できる。この桜 円山公園のしだれ桜から分けてもらったそうな。で コーヒー飲みながら いろんな話をしてたんだが 京都から出たことが無い生粋の京都人で 大阪も阪急の地下しか知らん・・とのたまう。普通に京ことばで京都のアクセントなんで 話してて気持ちがいい。あーあたしもやっぱり根っこは京都なんやなぁ・・と思うわけで。 こないだ 部屋を見に行った不動産屋さんも京都生まれの京都育ち・・てなわけで 京都中華思想とか言われ様が やっぱり京都は偉いのである。出町の近くに住んでるらしくて 今出町ふたばの豆餅は１７５円だが あんなもん５０円、６０円の頃から知ってる。ＴＶで紹介されてぎょーさん行列するようになって 味は落ちたのにたこなって・・ってぼやくわけ。あたしも 観光客が１、２個買うのはいいとしても歩きながら食べるのは止めてほしい・・と言ったら 錦も昔はあんな常識の無い人らいてへんかったのになぁと・・今錦市場が市場の体をしてるのは午前中のごく早い時間だけ 昼間は観光市場である。イートインあるし食べ歩きする行儀の悪い人ばっか・・とひとしきりその話題で盛り上がったｗ まあ 病気の話なんかもして にーちゃんも体大事にしてなぁ・・と言われたんは 嬉しかったけどねぇ ほんの一時間前まで知らなかった人やけど 京都の人ってこういう社交辞令がほんまに上手ｗ
