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メンタルチャットでおこるさまざまな非日常

続いて

2018-06-13 10:08:23 | メンタルヘルス
また京都本。お腹いっぱいだろうが もう少しお付き合いを願いたい。京都人の秘そかな愉しみ 入江敦彦著 大和書房刊 2004年初版だ。本書は既に絶版。一時期amazonのマケプレで2000円台後半の値札をつけいてたが 今は少し落ち着いて1700円強。元値が1400円だからいいお値段だ。京都・・というか京都人を書かせたら右に出るものはいない入江氏。最近の偽京都人のエッセイとは一味も二味も違う。本書 観光本でもグルメ本でもない。京都人の日常というか京都人の心を書いてるとでも言おうか・・著者は現在英国在住なので 英国の京都人 京都から離れても心は京都ってわけ。入江氏は西陣の髪結いの家の出なので 西陣界隈の記述が面白い。あたしも七本松中立売下る 立本寺の裏に住んでたのでよくわかるのである。が 本書 お薦めの観光スポットやお店を紹介してるわけではないので 観光には役に立たない。あたしみたいな もう死に場所は京都!って思ってるくらいの人にしかいらないだろうな・・と思う。京都ツウでないと・とか言うのではない。京都に住みたい人以外には どーでもいい内容だからだ。正直 京都はめんどくさいのである。観光で京都を訪れるなら ここに書かれてるような知識はいらない。あくまでも住むなら よそさんでも最低限これくらいは知っておかないと何を言われてるかわからないのでお薦めなのだ。もちろん 面と向かってイケズはされないだろうけどねぇw あたしは生まれは三重県の津だから 京都人では無い。面白いことに三重県の学生って 進学する時に最初の志望校がみんな京都なのである。津からだと近鉄特急で出るわけだが 名古屋に出るほうが余程近いのにみんな京都を目指す。まあ上洛するわけだ。 東京の大学に行く人も少ない。大阪に至っては更に少ないのだがw あたしも京都に上ったわけで 学生時代の多感な時期を京都で過ごして京都の水が合うのだ。コンピュータ関係だったから京都では仕事が無く 当時は大阪でもまだ少なかったからやむなく東京に出たわけだが 少し後悔してる。大阪だったら京都から通えただろうになぁ・・と思うからだ。が まあ東京に出ていろんな会社を転々としたが(一社を除き全部ソフト関係)面白い仕事ができたので 出てきた事は正解だったんだろうが・・一昨年死にかけて まあ今でもいつ死ぬかわからん状態で 死が身近にあると 東京で死ぬのは嫌だな・・と思うのである。で 京都!京都!と騒いでるから 住む京都となると入江氏だの鷲田清一氏だの梅棹忠夫氏に傾倒するのだ。所詮よそさんだけれど 三代住んでも京都人にはなれないのだけれど それでも京都に住みたい・・そういう人には本書は必読であろう。ちなみに 本書 京都なくらし・・と改題されて幻冬社から出てるがこれも絶版。先月は200円くらいでamazonであったのだが 今見たら1900円・・絶版で欲しい本があれば amazonのマケプレが一番なんだが 乱高下する仮想コインみたいなもんなんで こまめにチェックすることをお薦めする。ちなみに 本書はうちの書架には入っている。と書くと 持ってるのに借りたの?とか言われそうだが どこかに埋もれてしまってんだよw 探せばでてくるけど手っ取り早く読みたかったので借りたのだ。文句あるか?w
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