私は、小さな頃、『トシエ』と言う自分の名前が嫌いでした。
小学校の低学年の頃です。
当時、正司 敏江・玲児(しょうじとしえれいじ)さん
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と言う夫婦漫才師がテレビで活躍されていて、
『トシエ・レイジ!』などと、からかわれるのが、
私には、恥ずかしくてとても嫌な事でした。
『トシエ・レイジ』さんが嫌いなわけではありませんでしたが、
とにかくからかわれるのが嫌でした。
小学校の高学年になると、ロッキード事件が発覚し、
旧姓『タナカ』の私は、
『トシエ・レイジ!』から、『ピーナッツ!』と、
呼ばれるようになりました
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元々白い肌ではない私。その上、活発で、
休み時間も、ずっと外で遊んでいた私。
とても焼けていて、
まさに『黒いピーナッツ』
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何かいつもからかわれ、『突っ込まれやすいキャラ』でした。
こうして私は、ずっと自分の名前が嫌いなまま過ごしました。
中学生から高校の時、『金八先生』が流行りました。
その時に、今はフッ君(元シブがき隊)のお嫁さんである、
つちやかおりさんが、『トシエ』と言う役名で
主要人物として出演されていて、
つちやかおりさんと私の生年月日が全く同じ、
と言うことも有り、私のニックネームが、
『トシエ』に変わりました。
高校の時は、男女関係無く、皆がすごく仲良くて、
私は、男子からも女子からも『トシエ』と呼ばれていました。
クラスメートから、
(あれ?同じクラスになった事ない人にも呼ばれてたなぁ)
今までのような、からかいや、突っ込みでは無い
『トシエ』と言うちゃんとした(?)ニックネームで
呼ばれ始め、私は『トシエ』と言う名前がだんだん好きになりました。
とにかく男女合わせて20人ほどの仲良しグループで、
とても楽しかった事を覚えています。
社会人になってから、彼氏と歩いていて、
駅で高校時代のクラスメートと出会った私。
『トシエ!久しぶりやん、元気かぁ』と、
声をかけてきた男の子。
あとで彼氏から『前の彼氏か?なんで呼び捨てなん?』
と聞かれ、あーそんな風に受け取れるんやなぁと、
妙に納得
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夫・星君(仮名)と結婚する時、
『高校の時の友達は、全員が私をトシエって呼ぶからね。
神戸の実家に行って、誰かと有って、私を呼び捨てにしても、
元の彼氏とかじゃないからね。
気ぃ悪くせんといてね。』と、念のため話しました(笑)
本題に戻り、娘・むすびちゃん(仮名)の名前の由来ですが、
最初、勝手に男の子と思っていた私たち家族は、
子供の名前を、『秀一郎(シュウイチロウ)』と決めていました。
これには、深い訳(?)が有りました。
他人さんが聞けば、バカバカしくて、
思わず笑ってしまう話だと思うのですが、
私たち家族は真剣でした。
『おじいちゃんの名前から一つ字を使って欲しい』と言う、
両家の願いを叶える為には、
『秀一郎』にせざるを得なかったのです。
お舅さんは『三郎』で私の父は『秀二』でした。
じゃあ『三郎』さんからは『郎』を、
『秀二』さんからは、『秀』を、
『秀郎』は、あまりにもマンマ過ぎるので、
『三』と『二』はどちらか一つを使うとケンカになるし、
『一』を使う事にしよう。
こうして、お腹の子供の名前は、
『秀一郎』君と、決まったのでした。
ところが、『女の子やわ』と先生から言われて、
愕然!名前を決め直さなければいけませんでした。
まぁ、勝手に男の子だと思い込んでいた、
私たち両家の家族が、いけないのですが
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それからが、女の子の名前探しに奮闘です。
天に召され今は亡き前夫ですが、
当時は元気で、自分がお関取だった事から、
何か相撲にちなんだ名前を・・・・と言うことにこだわり、
両家とも、それには賛成でした。
ただ最初は、『やっぱり女の子やから、コが付くなまえがよいなぁ。四股?』
とか、『国技館の上から下がっている物にちなんで、房?』とか、
『柔道のヤワラちゃんに対抗して、土俵・・・・で、タワラちゃん』とか、
まわりから、『ふざけるな!』と、
叱られそうな冗談な会話しか出来ませんでした。
両家共々、本当に思い浮かばなかったんです
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ところが・・・・。
こんな経験は、後にも先にも、この時だけなのですが、
ある日突然、家事をしていた私の頭の中に
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現れたんです。
何だか解らないのだけれど、とにかく突然でした。
頭の中に、結と言う漢字が見えたんです。
不思議な出来事でした。
『目で見える』と言う視覚じゃない。
でも、結と言う漢字が頭の中で見えた・・・・。
それはそれは、表現の仕様が無い、
とても不思議な出来事でした。
横綱が土俵に上がる、
大相撲におけるその日の最後の取り組み。
『結びの一番』
大相撲番付、三役のひとつ
『小結』
十両になり、お関取と呼ばれるようになって
初めて力士として一人前と認められ、許される事。
『大銀杏を結う』
どんな世界でも良い。
自分が突き進むことが出来る、何か秀でるものを持ち、
一人前と認められ、その世界での『大銀杏を結う』
事を出来る人(一人前な人)になって欲しい。
横綱の胸を借りられる番付けまで上がって、
『結びの一番』で、活躍できる人になって欲しい。
そして、これは相撲界とは直接関係ないけれど、
農村・漁村社会に昔からあった
時給がいくらとか、お金の貸し借りではなく、
互いが労力を貸し借りし合う制度、『結』組織のように、
『人と人との結び付きを大切にする人になって欲しい』
そんな私たちのいっぱいの思いを、
一文字で表現してくれる漢字『結』でした。
こんな不思議な体験、信じてくれるかな・・・・。
何て言われるだろう・・・・と不安に思いつつ、
突然頭の中に見えた『結』と言う漢字の話を
家族に言ったところ、『その事自体は不思議やけど、
とても良い名前やなぁ』と、
両家から賛成をもらい、お腹の中の子供の名前は、
『結~ゆい~』に決まったのでした。
いつもは、娘・むすびちゃん(仮名)としていますが、
今日は特別・本名で・・・・。
そして、神戸・六甲道でちゃんこ鍋屋を営んでいた頃、
娘に『結』と名付けたのを知った取引先のお酒屋さんから
こんなお酒が有るよ。と、教えていただいたのが、
山形のお酒『ゆい』でした。
化粧箱には、『人と人を結ぶお酒です。』と書かれていて、
なんて私たち家族に、そしてウチのお店にピッタリの銘柄なんだろうと、
感動し、ずっと取り扱ってきました。
化粧箱もステキですが、瓶のラベルには、小さな文字で、
『大安吉日』とか『縁結び』とか『七福神』とか、
色んなオメデタイ言葉が一面に散りばめられていて、
本当に縁起の良いお酒です。
ちゃんこ鍋屋さんを辞めて、舞鶴に越してきてからは、
どこのお酒屋さんに聞いても、
どうしても手に入らなかった日本酒『ゆい』
それが、偶然にも、鹿児島の『結』と言う、
芋焼酎と一緒に手に入りました。
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夫・星君(仮名)と、私は、お互いに再婚です。
夫・星君(仮名)は、結と私を、
本当に大切にしてくれます。
出会えて良かった・・・・。
舞鶴と神戸。学校が一緒だったわけでもなく、
どこにも接点なんて無かった。
いつも『奇跡の出会いやなぁ』と、
2人で自己満足しています(笑)
数年間・・・・結と2人の母子家庭だった時、
正直なところ、『子供が居ると再婚は難しいのかな・・・・。』
そう思った時がありました。
親戚の人からも、『子供居たら再婚は無理やと思っとき』とか、
『女を捨てて、母親をしなさい!』とか、
色々うるさかったり・・・・。
正直な気持ち、私たち母子を心から思って言ってくれている言葉とは思えず、
私には雑音にしか聞こえませんでした。
でも実際に、そう言う仲人的なことが大好きなおばちゃんが、
(なぜか何人もそんな人が私の周りに居てくれました。)
お世話をしてくれようとしても、子供が居る。と言うことは、
ネックになりました。
『子供が居ないほうが良かったのかな、
そしたら再婚できたのかな・・・・。』
そう思ったことも有りました。
結のことは大好き。でも、居なかったら・・・・。
そう考えた時も有りました。
『何て事を言うの!』と批判される方もおられるかも知れません。
でも、それが本音でした。
綺麗事ではない本音でした。
だから、夫・星君(仮名)との出会いに
感謝しているし、何より結に感謝しています。
夫・星君(仮名)は、自分に子供が居なかったから、
『再婚するなら子供が居る人と』と考えていたそうです。
夫・星君(仮名)と、私は、
友人知人の『人の和』『人の輪』を介して、
出会うことができました。
有難う。
2度目のデートでプロポーズしてもらって、
4ヶ月で結婚。
なぜか、一番最初のデートから、
結と3人で居ることに違和感が無くて、
不思議な、でも心地良い出会いでした。
結が居なかったら、
『子供が居る人と再婚したかった
子供が居る人を探してた。』
と言う夫・星君(仮名)とは、
出会えて居ません。
まさに、結が、夫・星君(仮名)と私の結びの神です。
そうそう
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私の来年の夢の一つですが、『神結(かみむすび)』と言う
酒蔵を家族で訪ねてみたいと思っています。
もうすぐ5回目の結婚記念日だけど、
お互いその頃とあまり変わりなく、
(変わったのは私の体重
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3人で仲良く暮らせていることが、
そして、“味噌汁”の冷めない距離に住む、
お義母さんと、4人で仲良く過ごせていることが、
とても嬉しいです。
思い入れのある、日本酒『ゆい』が、手に入ったことが
あまりにも嬉しくて、以前、このお酒を購入する為に、
一緒に探してくれたお友達に、届けに行きました。
夫婦2人で力を合わせて、代々伝わる石屋さんを守っていて、
私たちご先祖様のお墓も、ここでお世話になっています。
外出されていて、直接会えなかったのだけど、
従業員の方に託けて帰りました。
その晩『有難う。偶然とは言え、
私たちの16回目の結婚記念日なんよ』と、
嬉しい電話をもらいました。
やっぱり『人と人との結びつき』って、
すごく心にしみますね・・・・。
私もそうやけどな。とにかく回りはうるさいわ。お前に母子家庭の気持ちが解るんかい!とおもうわ。
「女を捨てて母になれ!」これもよく言われるセリフやな。
私も幸せをあきらめてないでー。そやけど子供がいると確かにネックになるなー。
おらんかったら・・・そんなもん私も何回考えたか。批判なんかせーへんで。山ちゃんの気持ちよーわかる。
そやけど綺麗ごと言うたり、だいたいあーだこーだ雑音を入れてくるのは、母子家庭なんて経験もしたこと無い人らや。
ほっとくに限る。
私の再婚式では、太鼓叩いて祝ってやー
ほな。
決まったの?(*^_^*)
おめでとう。
そんなおめでたい席、
日時さえ合えば
メンバー皆、行ってくれると思う。
太鼓を打てる会場でお願いします(笑)
チャペルとかやったら、無理やと思うんやけど(汗)
全員行ったら10人くらい居るよ。
大勢でワイワイ楽しく出来るところでお願いします。
>神結の酒蔵私も行きたいですさま。
ごめんなさい。どなたでしょうか(汗)
名前を入れ忘れて、名前の所には、
タイトルを書き込みはったんですよね(^_^;)
たぶん、ケ…ズの方ですよね?
それとも、ハ…クの東?西?
それか、ファ…ポ?
ん~(^_^;)メール待ってます。
もしかして、夫・星君(仮名)の都合で、
平日に行くかもしれません。
そうなったらごめんなさいね。
別のことで、声かけてもらって遊びに行ったら、
お誕生日やったんですもん。
私も、そんな特別な日に、
『結~ゆい~』を渡せた事、とても嬉しい。
先日、ちょっと前に『結~ゆい~』を届けた友達から、
今日が結婚記念日なんよ!嬉しい!と、言ってもらって、
縁のある人とは、こんな風に素敵なことがおきるんやなぁって、思ったんです。
これからも末長く、よろしくお願いいたします。