和太鼓と相撲甚句が大好き!家族太鼓山本家(かぞくだいこやまもとや)です。楽しむ事が上手くなる初め~の第1歩♪

神戸で【元関取が作る本物の味】な、ちゃんこ鍋屋を営んでおりました。私はお関取じゃ有りませんよ(笑)“オカミサン”でした。

娘の名前の由来。

2007年12月09日 | 日々大切に生きたい。

私は、小さな頃、『トシエ』と言う自分の名前が嫌いでした。
小学校の低学年の頃です。
当時、正司 敏江・玲児(しょうじとしえれいじ)さん

と言う夫婦漫才師がテレビで活躍されていて、
『トシエ・レイジ!』などと、からかわれるのが、
私には、恥ずかしくてとても嫌な事でした。
『トシエ・レイジ』さんが嫌いなわけではありませんでしたが、
とにかくからかわれるのが嫌でした。

小学校の高学年になると、ロッキード事件が発覚し、
旧姓『タナカ』の私は、
『トシエ・レイジ!』から、『ピーナッツ!』と、
呼ばれるようになりました
元々白い肌ではない私。その上、活発で、
休み時間も、ずっと外で遊んでいた私。
とても焼けていて、
まさに『黒いピーナッツ』でした。

何かいつもからかわれ、『突っ込まれやすいキャラ』でした。
こうして私は、ずっと自分の名前が嫌いなまま過ごしました。

中学生から高校の時、『金八先生』が流行りました。
その時に、今はフッ君(元シブがき隊)のお嫁さんである、
つちやかおりさんが、『トシエ』と言う役名で
主要人物として出演されていて、
つちやかおりさんと私の生年月日が全く同じ、
と言うことも有り、私のニックネームが、
『トシエ』に変わりました。

高校の時は、男女関係無く、皆がすごく仲良くて、
私は、男子からも女子からも『トシエ』と呼ばれていました。

クラスメートから、
(あれ?同じクラスになった事ない人にも呼ばれてたなぁ)
今までのような、からかいや、突っ込みでは無い
『トシエ』と言うちゃんとした(?)ニックネームで
呼ばれ始め、私は『トシエ』と言う名前がだんだん好きになりました。

とにかく男女合わせて20人ほどの仲良しグループで、
とても楽しかった事を覚えています。

社会人になってから、彼氏と歩いていて、
駅で高校時代のクラスメートと出会った私。
『トシエ!久しぶりやん、元気かぁ』と、
声をかけてきた男の子。
あとで彼氏から『前の彼氏か?なんで呼び捨てなん?』
と聞かれ、あーそんな風に受け取れるんやなぁと、
妙に納得なので、
夫・星君(仮名)と結婚する時、
『高校の時の友達は、全員が私をトシエって呼ぶからね。
神戸の実家に行って、誰かと有って、私を呼び捨てにしても、
元の彼氏とかじゃないからね。
気ぃ悪くせんといてね。』と、念のため話しました(笑)

本題に戻り、娘・むすびちゃん(仮名)の名前の由来ですが、
最初、勝手に男の子と思っていた私たち家族は、
子供の名前を、『秀一郎(シュウイチロウ)』と決めていました。
これには、深い訳(?)が有りました。
他人さんが聞けば、バカバカしくて、
思わず笑ってしまう話だと思うのですが、
私たち家族は真剣でした。
『おじいちゃんの名前から一つ字を使って欲しい』と言う、
両家の願いを叶える為には、
『秀一郎』にせざるを得なかったのです。
お舅さんは『三郎』で私の父は『秀二』でした。
じゃあ『三郎』さんからは『郎』を、
『秀二』さんからは、『秀』を、
『秀郎』は、あまりにもマンマ過ぎるので、
『三』と『二』はどちらか一つを使うとケンカになるし、
『一』を使う事にしよう。
こうして、お腹の子供の名前は、
『秀一郎』君と、決まったのでした。

ところが、『女の子やわ』と先生から言われて、
愕然!名前を決め直さなければいけませんでした。
まぁ、勝手に男の子だと思い込んでいた、
私たち両家の家族が、いけないのですが

それからが、女の子の名前探しに奮闘です。
天に召され今は亡き前夫ですが、
当時は元気で、自分がお関取だった事から、
何か相撲にちなんだ名前を・・・・と言うことにこだわり、
両家とも、それには賛成でした。

ただ最初は、『やっぱり女の子やから、コが付くなまえがよいなぁ。四股?』
とか、『国技館の上から下がっている物にちなんで、房?』とか、
『柔道のヤワラちゃんに対抗して、土俵・・・・で、タワラちゃん』とか、
まわりから、『ふざけるな!』と、
叱られそうな冗談な会話しか出来ませんでした。
両家共々、本当に思い浮かばなかったんです

ところが・・・・。
こんな経験は、後にも先にも、この時だけなのですが、
ある日突然、家事をしていた私の頭の中に言う文字が、
現れたんです。
何だか解らないのだけれど、とにかく突然でした。
頭の中に、と言う漢字が見えたんです。
不思議な出来事でした。
『目で見える』と言う視覚じゃない。
でも、言う漢字が頭の中で見えた・・・・。
それはそれは、表現の仕様が無い、
とても不思議な出来事でした。

横綱が土俵に上がる、
大相撲におけるその日の最後の取り組み。
の一番』

大相撲番付、三役のひとつ
『小

十両になり、お関取と呼ばれるようになって
初めて力士として一人前と認められ、許される事。
『大銀杏を
どんな世界でも良い。
自分が突き進むことが出来る、何か秀でるものを持ち、
一人前と認められ、その世界での『大銀杏を結う』
事を出来る人(一人前な人)になって欲しい。
横綱の胸を借りられる番付けまで上がって、
『結びの一番』で、活躍できる人になって欲しい。

そして、これは相撲界とは直接関係ないけれど、
農村・漁村社会に昔からあった
時給がいくらとか、お金の貸し借りではなく、
互いが労力を貸し借りし合う制度、『結』組織のように、
『人と人との結び付きを大切にする人になって欲しい』
そんな私たちのいっぱいの思いを、
一文字で表現してくれる漢字『結』でした。

こんな不思議な体験、信じてくれるかな・・・・。
何て言われるだろう・・・・と不安に思いつつ、
突然頭の中に見えた『結』と言う漢字の話を
家族に言ったところ、『その事自体は不思議やけど、
とても良い名前やなぁ』と、
両家から賛成をもらい、お腹の中の子供の名前は、
『結~ゆい~』に決まったのでした。

いつもは、娘・むすびちゃん(仮名)としていますが、
今日は特別・本名で・・・・。

そして、神戸・六甲道でちゃんこ鍋屋を営んでいた頃、
娘に『結』と名付けたのを知った取引先のお酒屋さんから
こんなお酒が有るよ。と、教えていただいたのが、
山形のお酒『ゆい』でした。
化粧箱には、『人と人を結ぶお酒です。』と書かれていて、
なんて私たち家族に、そしてウチのお店にピッタリの銘柄なんだろうと、
感動し、ずっと取り扱ってきました。
化粧箱もステキですが、瓶のラベルには、小さな文字で、
『大安吉日』とか『縁結び』とか『七福神』とか、
色んなオメデタイ言葉が一面に散りばめられていて、
本当に縁起の良いお酒です。

ちゃんこ鍋屋さんを辞めて、舞鶴に越してきてからは、
どこのお酒屋さんに聞いても、
どうしても手に入らなかった日本酒『ゆい』
それが、偶然にも、鹿児島の『結』と言う、
芋焼酎と一緒に手に入りました。

夫・星君(仮名)と、私は、お互いに再婚です。
夫・星君(仮名)は、結と私を、
本当に大切にしてくれます。
出会えて良かった・・・・。
舞鶴と神戸。学校が一緒だったわけでもなく、
どこにも接点なんて無かった。
いつも『奇跡の出会いやなぁ』と、
2人で自己満足しています(笑)

数年間・・・・結と2人の母子家庭だった時、
正直なところ、『子供が居ると再婚は難しいのかな・・・・。』
そう思った時がありました。
親戚の人からも、『子供居たら再婚は無理やと思っとき』とか、
『女を捨てて、母親をしなさい!』とか、
色々うるさかったり・・・・。
正直な気持ち、私たち母子を心から思って言ってくれている言葉とは思えず、
私には雑音にしか聞こえませんでした。

でも実際に、そう言う仲人的なことが大好きなおばちゃんが、
(なぜか何人もそんな人が私の周りに居てくれました。)
お世話をしてくれようとしても、子供が居る。と言うことは、
ネックになりました。
『子供が居ないほうが良かったのかな、
そしたら再婚できたのかな・・・・。』
そう思ったことも有りました。
結のことは大好き。でも、居なかったら・・・・。
そう考えた時も有りました。

『何て事を言うの!』と批判される方もおられるかも知れません。
でも、それが本音でした。
綺麗事ではない本音でした。

だから、夫・星君(仮名)との出会いに
感謝しているし、何より結に感謝しています。

夫・星君(仮名)は、自分に子供が居なかったから、
『再婚するなら子供が居る人と』と考えていたそうです。
夫・星君(仮名)と、私は、
友人知人の『人の和』『人の輪』を介して、
出会うことができました。
有難う。

2度目のデートでプロポーズしてもらって、
4ヶ月で結婚。
なぜか、一番最初のデートから、
結と3人で居ることに違和感が無くて、
不思議な、でも心地良い出会いでした。

結が居なかったら、
『子供が居る人と再婚したかった
子供が居る人を探してた。』
と言う夫・星君(仮名)とは、
出会えて居ません。
まさに、結が、夫・星君(仮名)と私の結びの神です
そうそう
私の来年の夢の一つですが、『神結(かみむすび)』言う
酒蔵を家族で訪ねてみたいと思っています。

もうすぐ5回目の結婚記念日だけど、
お互いその頃とあまり変わりなく、
(変わったのは私の体重
3人で仲良く暮らせていることが、
そして、“味噌汁”の冷めない距離に住む、
お義母さんと、4人で仲良く過ごせていることが、
とても嬉しいです。

思い入れのある、日本酒『ゆい』が、手に入ったことが
あまりにも嬉しくて、以前、このお酒を購入する為に、
一緒に探してくれたお友達に、届けに行きました。
夫婦2人で力を合わせて、代々伝わる石屋さんを守っていて、
私たちご先祖様のお墓も、ここでお世話になっています。
外出されていて、直接会えなかったのだけど、
従業員の方に託けて帰りました。

その晩『有難う。偶然とは言え、
私たちの16回目の結婚記念日なんよ』と、
嬉しい電話をもらいました。

やっぱり『人と人との結びつき』って、
すごく心にしみますね・・・・。

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5 コメント

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幸せがいちばん! (わたしや!)
2007-12-10 11:45:34
山ちゃんのブログ携帯からも見れるやん!元気か?こっちは会えんようなって寂しいでえー。今は貴重な昼休みやでー。

私もそうやけどな。とにかく回りはうるさいわ。お前に母子家庭の気持ちが解るんかい!とおもうわ。
「女を捨てて母になれ!」これもよく言われるセリフやな。
私も幸せをあきらめてないでー。そやけど子供がいると確かにネックになるなー。
おらんかったら・・・そんなもん私も何回考えたか。批判なんかせーへんで。山ちゃんの気持ちよーわかる。
そやけど綺麗ごと言うたり、だいたいあーだこーだ雑音を入れてくるのは、母子家庭なんて経験もしたこと無い人らや。
ほっとくに限る。
私の再婚式では、太鼓叩いて祝ってやー
ほな。
返信する
Unknown (神結の酒蔵私も行きたいです)
2007-12-10 17:37:04
いつ行かれますか?私達もぜひご一緒させてください!家族仲良しの山本家さんと行く神結の旅!なんだか幸せのおすそ分けをいただけそうです(爆)またメールしますね
返信する
了解ですよ。 (とし瑛。)
2007-12-13 21:42:28
>わたしや!さま。
決まったの?(*^_^*)
おめでとう。
そんなおめでたい席、
日時さえ合えば
メンバー皆、行ってくれると思う。
太鼓を打てる会場でお願いします(笑)
チャペルとかやったら、無理やと思うんやけど(汗)
全員行ったら10人くらい居るよ。
大勢でワイワイ楽しく出来るところでお願いします。

>神結の酒蔵私も行きたいですさま。
ごめんなさい。どなたでしょうか(汗)
名前を入れ忘れて、名前の所には、
タイトルを書き込みはったんですよね(^_^;)
たぶん、ケ…ズの方ですよね?
それとも、ハ…クの東?西?
それか、ファ…ポ?
ん~(^_^;)メール待ってます。
もしかして、夫・星君(仮名)の都合で、
平日に行くかもしれません。
そうなったらごめんなさいね。
返信する
ありがとう (とくちゃんです)
2007-12-23 23:37:14
先日はありがとう。 今、ブログ見てて、結ちゃんの名前の由来を知りました。これもやっぱりご縁なのかなって思いました。 先日、大切な「結」をいただいた日は、母の71回目の誕生日でした。 沢山の方々に来ていただいて、お礼のつもりがお祝いになったりして、娘としては、とても嬉しく、感極まって涙してしまいました。これからも、私たち家族をよろしくね。
返信する
とくちゃんへ。 (とし瑛。)
2007-12-26 19:56:29
ビックリしました。
別のことで、声かけてもらって遊びに行ったら、
お誕生日やったんですもん。
私も、そんな特別な日に、
『結~ゆい~』を渡せた事、とても嬉しい。
先日、ちょっと前に『結~ゆい~』を届けた友達から、
今日が結婚記念日なんよ!嬉しい!と、言ってもらって、
縁のある人とは、こんな風に素敵なことがおきるんやなぁって、思ったんです。
これからも末長く、よろしくお願いいたします。
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