山風 ふぶき

山歩きや山スキー等、日々感じた事のふぶ記です。

190317 ひのとり

2019-03-17 21:15:07 | 日記
古代史の資料をみていたら、手塚治虫作の火の鳥の評価が意外に高く、漫画とは言え他にも大友 克洋作のアキラや士郎正宗作の攻殻機動隊またまた宮﨑 駿の作品等は予言的なストーリーとともに神がかり的な印象。に思える


【火の鳥】 連載がスタートしたのは1954年。そこから手塚先生の亡くなる前年の1988年まで、34年もの長い歳月を経て描き続けられた。その間自らの手で何度も描き直されています。また、掲載されていた雑誌出版社の倒産、掲載誌の休刊もあり、連載がストップしたり。作中のある表現が社会問題になって、構想を練り直すことになったり。さまざまな逆境を乗り越えて生み出された作品が火の鳥。

火の鳥は以前から興味はあったが、今までは途切れ途切れにしか読んでいないかった。調べてみると、中古市場で全巻を購入できる様で、中でも講談社発行の全17巻セットが編集も少なく原作にちかいとか。Amazonから一四千程で購入してみた。以前は漫画喫茶の所有物だったようだが、落書きや破れは無く古い割には悪くない状態。初版から重版を重ねているが、今回購入した品は95年から2000年までに発行されている。

前期の鳳凰から黎明辺りと後期の作品は作風はだいぶ変化はしているが、壮大なストーリーの魅力はさすが火の鳥、夜更かししながら読み切ってしまった。作者が無心に描いていると何かかが降りてくる事があると、漫画家に限らず音楽家等からも聞いた事は有りますが。


二十代の頃、深夜に宮城県の大河原から仙台まで散歩していた時、ふと見上げると天空から燦燦と輝く巨大サイズの白鳥が次々と音もなく石巻方面へと降下して行くのを見ました。その時は疲れのせいで夢か幻でも見たのかと思いましたが、未だに謎な現象の一つです。まあ、火の鳥に興味が湧く理由みたいな気も。