山風 ふぶき

山歩きや山スキー等、日々感じた事のふぶ記です。

220313 安達太良山

2022-03-13 17:22:30 | 山スキー

【日程】 3月13日 天候:曇り/小雨
【山域】 安達太良山周辺 
【ルート】 あだたらスキー場より山頂往復
【装備】 板:ボレーV8ハイパー171 金具:フィリッチXenic10 
     シール:BDアセンション/ナイロン 靴:Dynafit Hoji PX
【データ】 下降高度約750㍍ 移動距離約6.6㌔
      行動時間2時間40分 (参考値)あだたらスキー場積雪:65㌢

 

あだたらスキー場の駐車場に車を停め、リフトのバラ券二枚を購入して登山口へ。ゴンドラは冬季の運行が無いので、ペアリフトの降り場が登山口となっといる。13日が今シーズンのスキー場最終の営業日と言う事らしいが、家族連れのファミリーゲレンデは結構賑わっている。

 

一年ぶりの山スキーのせいかシール等の登行準備もスローペース。見上げる稜線方向は雲の中で、午後から雨の予報も気になる所。10時40分、シールで歩き出す。一般登山者も多いせいか、雪面にはツボ足トレースが明確でルーファイの要は無い。春の締まり雪なのでトレース外してもラッセルは皆無。膝の状態は相変わらずだが、ゆっくりペースでは特に問題は無い、感じ。薬師岳付近から雨が落ちて来て風も出て来た。

登り下りの登山者とも時おり出合い、挨拶をかわすも無反応な人もいるのは安達太良らしいと言いますか、コロナのせいなのか。下り単独者が小走りに寄ってきて写真を頼まれた、視界が悪いので結構な枚数を撮影しといたが、彼は欧米系のようで陽気と言うか山を満喫している感がタップリ。山頂が近くなると雪付きが悪くなり石や岩が露出してきて、さける様にジグザグ歩き。かったるい。山頂直下までくると視界が得られるも風と雨が強くなる。

鉄山方向

和尚山

石筵川源頭と船明神山の斜面

石筵川の源流域が気になったので、条件が良ければひと滑りと考えていたのだが、本日の天候では気が進まない。登山者がいたので山頂直下に板を置いて来たので、少し下降してから滑降準備。岩と石が目立つ斜面を時間をかけて下り烏川源流のオープンバーンへ。風に叩かれた中央部を避けて移動してからターンを開始。今シーズンの初滑りのせいか、低速ターンでも結構な負荷を感じる滑り。古いシュプールも同じ感じで下っている。少し早めな感じで先行のシュプールは五葉松平方向へとトラバース気味に山腹を移動。シール無しでやり過ごす積りの様だ。

水流が出る、または滑滝の辺りまで下降して尾根へと登り返す予定だったが、ここは先行者の楽々トラバースコースに変更する事に。とは言っても灌木があるので楽々とも言えないのだが。

五葉松平から山頂方向

後は往路のトレースを拾い間もなくスキー場のゲレンデに復帰。やや重ながら快適な雪質のフラットバーンを流してボトムへと、13時20分

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210228 栗子

2021-02-28 16:01:26 | 山スキー
【日程】 2月28日 天候:晴れ
【山域】 栗子山周辺 
【ルート】 旧栗子スキー場より鎌沢周辺
【装備】 板:ボレーV8ハイパー171 金具:フィリッチXenic10 
     シール:BDアセンション/ナイロン 靴:Dynafit Hoji PX
【データ】 下降高度約610㍍ 移動距離約5㌔
      行動時間4時間55分 (参考値)米沢スキー場積雪:150㌢

前回、栗子山と付近の山々を巡る山スキーを予定していたが、荒天の影響もあり山行を見送っていて今回が再チャレンジとなりました。今回の天候は晴天に恵まれて期待もあったのですが、沢の状態と雪質には恵まれず結果的には栗子山へも届きませんでした。

西栗子トンネル口より鎌沢を辿るルートから栗子山を目指す計画も、鎌沢に着くと水流が露出していて取り付きから高巻を要する状態だった。沢ルートは諦めてスキー場側から尾根を辿り栗子山を目指してみる事に。国道の駐車スペースから少し歩き、旧栗子国際スキー場のゲレンデ取り付きよりシール歩行を始める、6時30分

固いベースの上に風に飛ばされて積もった雪が乗り、今の所はラッセルと言う事も無く歩きやすい雪質。かつて良く滑走に利用した、無線中継所のある小ピークから続く切り開きへと至るコースを辿ってみる。斜上して稜線方向の鞍部付近に出ると視界が広がって来る。小規模な雪庇上を利用して歩き、暫くは快適な稜線歩き。固いベースの上に粉状の雪が薄く乗っているので波打つ斜面ではシールが後退してしまい、進行に手間取る様になる所も。

奥に栗子スキー場のゲレンデトップと吾妻の稜線

飯豊連峰方向
幾つかの小ピークを越して行くと、問題の岩交じりの990M小ピークが見えて来た。手前の小ポコをツボで越して来たので板は小脇に抱えていて機動性はは良くない状態。岩を越すよりも、シールで下降して巻下る感じで処理してみる事に。雪庇の切れ目からトラバース気味にシールで下るが、この雪質と思いの他の傾斜に一旦停止。ここは無理せず後退してもう少し高度を下げてみる事に。歩行モードのままでシールで滑り始め、固い雪もあり尻餅を着いてしまい、一瞬の滑落体制。ツリーホールで板を刺して停止。面倒だが、セオリー通りにシールを剥がして滑降体制へ。

岩ピーク

直下の小尾根を越して奥の尾根を登路に稜線に上がる計画も、感じの悪い小尾根に上がると反対側は足元から崩れていて、諦めの悪い全層雪崩状態だった。様子を見つつガリガリと音を立ててアイス気味の斜面を下降するが、良いポイントが無く、ずっと下の二股まで下ってしまった。鎌沢も近いが、現状の雪質では稜線に戻るまでが手間だし。肝心のクトーを忘れてきた。クトーがあればサクサクだが、行き詰まった時には既に身動きが取れない時もある。

小尾根の反対側の状態

鎌沢本流が近いので、傾斜の落ちた支流沿いに少し移動すると本流だが、水流の音がする。沢は見える限りは半分程が水流が出ていて、登るも下る厄介な雰囲気。いつもより雪が切れるのが早いようだ。時間は十分あるので高巻を入れつつ沢を下る事に集中エンジョイ切り替え。あっさりと栗子山は諦める。下降は滑ったり歩いたりカニになったりで、進行はやはり遅い。スノーブリッジ渡って対岸へ渡り、沢が屈曲した先の大き目なデブリと淵を見てUターンしてブリッジ奥の小尾根を高巻いてみたり等の連続で、捉えようでは結構楽しめる沢下りです。何度か栗子山へのルートにしている尾根への取り付きとなる支流が入るポイントまでが遠い。

鎌沢から尾根に取り付いた辺り、川幅は3㍍前後位

ここから先は沢も開けて来るが、雪を繋げる確証は無い。時間的には余裕なので沢を離れて左岸の小ピークを越して下り、国道に出るのも悪くない。再度シールを貼ってピーク越えの登り。沢状の地形を辿ると間もなく両岸が立って来て行きどまりで、引き返す。シールで下ると金具のロックが甘かったのか板が外れて頭を下に沢方向へと加速を始めて少し焦る。再度体制を整えて目の前の尾根末端へと取り付く。ブナ林で雪が良かったのもつかの間、次第にベースのアイス状の雪が現れてシールが滑り出して登りにならない。

板を担いでツボで歩く事にしてザックにセット。よいしょとザックを背負うときにバランスを崩して急な斜面でバッタリ。暫らく仰向けになってからお茶を飲み休憩。だいぶ足に来ている感じです。ツボでも雪面は固めなので進行は遅く、小ピークの少し手前で板を降ろして滑降の準備。ガタガタ雪と樹間も広くないので横滑りを主に下る。尾根上は松があり藪スキー気味だが、その尾根状を越えると藪も消えて雪は重いながらもターンを楽しめる。

間もなく雪原となった駐車場に出ると、雪は腐ったストップ雪でブレーキ。陽だまりでは5度を超える気温で、スキー場のゲレンデにはモービルのトレースもある。懐かしいゲレンデで一本と考えていたが、止めておこう。車道まで下って終了、11時25分。短時間でシール歩行に滑走モードとツボ足と、まあ、それなりに楽しめた気分です




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210212 西吾妻山

2021-02-12 18:05:49 | 山スキー
【日程】 2月12日 天候:晴れ
【山域】 吾妻連峰 西吾妻山 (2035㍍)
【ルート】 天元台スキー場→西吾妻東斜面→若女下り
【装備】 板:ボレーV8ハイパー171 金具:フィリッチXenic10 
     シール:BDアセンション/ナイロン 靴:Dynafit Hoji PX
【データ】 下降高度約1340㍍ 移動距離約9㌔
      行動時間3時間30分 (参考値)天元台スキー場積雪:290㌢
       
天元台のリフト終点よりシールで歩き出す、9時50分。今年購入したボレーの板とシールはアセンションの組み合わせで、初使用となる。それと合わせて靴と金具とザックも初使用と言う事で、リフト降りてから歩き出すまでの手際が良くない。

天元台では先週末の二日間が強風で休業だったが、本日は晴れ間が広がる絶好の山日和。リフト担当者も今年一番の天候と、セールストークにもリキが入る。天候のせいか山スキーよりもスノーシューや輪カン(かんじき)の登山者の方が多いように感じる。雪は締まったベースの上に浅く粉雪が乗っている。稜線方向へとしっかりとしたトレースが付いていてラッセルは無く高速道路状態だった。先行者の女性の足取りが軽快な感じで、抜くときに何気に足元を見ると輪カンのグループだった。天候が荒れると大型のスノーシューでも胸を越すラッセルになるのだが、輪カンとは恐れ入った。

ボレーV8はそのサイズの割に軽量で有る事は認識していたが、歩き出しが軽快で旧TRABアエロと言う軽量板と比較できる程かと思う。走り出したい衝動を抑えて大人歩きのシルバー世代が行く。通常コースで広い稜線に出ると梵天岩へと向かう登山者数名を確認。確かにこれだけ視界が広がる吾妻山も久し振りです。シールで少し下り梵天岩へと進行。若女下り方面は下りトレースだらけかなと思い、西吾妻ピークから東斜面へと一本滑ってから若女下りへと向かう事にする。まずは斜面のモンスター達を避けながら西吾妻のピークへと。10時45分、西吾妻山頂。

西吾妻より磐梯山方向

西吾妻より蔵王と栗子方向
広く平らな山頂を一周して東斜面のエントリーポイントへ。シールを剥がして滑降準備が慣れない道具で時間を要する。緩い斜面を移動してから滑り出すが、強風に叩かれた斜面の雪は固く荒れていた。高度を下げると雪も良くなり広大な中斜面を快適にクルージング気分。緩傾斜となりモンスター帯の手前で終了。再度シールを付けて若女下りツアーコースへと登り返す。気温は0度前後で汗が流れる。

西吾妻東面

梵天岩方向とボレーV8

白と青の世界
適当な所で登り返したので戻るのも早く、西吾妻と梵天岩間の鞍部を通過して神社裏手から沢筋を下ろうかと思ったが、なぜかツアーコースへ向かうトレースは無く予定変更で若女下りを選択。付近に人の気配はない。少し早いがシールを剥がして滑降の準備。12時10分滑り出す。傾斜が無いので歩きと推進で進行。モンスターを避けると沢筋へと引かれる感じで、確認と修正作業が入る。暫らく振りの若女下りなので感覚がずれているのかも。遅い時間なのに、なぜかシュプールの無い斜面と底ありの粉雪を堪能できた。若女平の通過も浅いラッセルとなり歩きと推進で頑張る。シールは出したくない。

飯豊連峰とモンスター群

心地よいツリーラン
板が走り出すと快適な尾根の下り。やせ尾根は割と状態が良く通過はスムーズ。植林帯は気温のおかげで雪は悪く尾根の末端付近は力勝負で強引に下降。橋を渡ると終点も近い。車道に出て終了、13時20分



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210201 半田山

2021-02-01 17:45:38 | 山スキー
【日程】 1月27日 天候:晴れ
【山域】 半田山 (863㍍)
【ルート】 北半田林道より山頂を往複
【装備】  板:BDドリフト166 金具:TLTスピード 
      シール:G3 アルピニストクライミングスキン
【データ】 下降高度約659㍍ 移動距離約6.7㌔
      行動時間3時間35分
      (参考値) 米沢スキー場積雪:150㌢

銀山地区の林道奥の最終民家まで除雪が入っていたので、少し手前の空きスペースに車を停めて出発の準備。11時30分、シールで歩き出す。除雪終了地点までは路肩の雪を繋ぎ、その先はモービルのトレースを辿るように林道沿いに北登山口方向へと進行。陽の当たる斜面の気温は5度程もあり暑いくらい。シールにはたっぷりと防水スプレーを付けて来たので始めの頃は気持ち良いシールの滑走感が得られたのだが、陽だまりと日陰の温度差のせいかシールには雪団子が付いたり離れたりの状況。湿り雪なのでいずれは団子に悩む気配が、ちらりと。

赤坂方向からの道と合流すると右手に登山口があるが、現在は廃道の模様で雪が浅い事もあり少々藪っぽい。小ピークの上の東屋が見えて登山道に出ると雪は浅いながらも藪は無く歩きやすい。雪面に先行のトレースは無い。九十九折れの道を辿り一旦傾斜が緩くなる辺りで板に付いた団子が重くなり、板を外して除去作業。気温のせいか柔らかい団子は簡単に落とせたが、数歩進むとまた同じ状態に。重い板を引きずる様に歩くと、膝ラッセルをしているような負荷にも感じる。

この先の急登はシールが後退する事も無く、重いながらも通過する事ができた。後は山頂までは次第に傾斜も落ちて来る傾向だが、団子はなぜか一段と重く抵抗を増して来る、気がする。緩斜面なのに進行が遅くなるとは。風が強くなって来たので汗ばんだ体が冷える。気温は-1度程。半田山山頂、13時50分

静かな山頂

霊山方向

二本の板には特大のカマボコ状の雪が付着

問題の団子を除去して下りの準備。後で登山アプリを確認したら20分の休憩とあり、思いのほかに作業時間を要していた。緩い斜面を滑り出すと雪質のせいか結構板の走りが良く、自身のトレールを辿らずに速度に乗れる雪。ただしターンは力を入れてテール荷重で強引に回す感じで意外に疲れる滑り。上手く板が回らんなと考えていたら美味しい斜面は終わっていて、鞍部からの短い登りは久し振りのカニ歩きで通過。九十九折れの下りも基本道通しで雪は浅いので、右手の奥の白い斜面へと藪っぽい斜面をトラバーで移動するが、ちと遠い印象もあり引き返すのに時間がかかり作戦は失敗。里山藪スキーでございます

重めの雪

引き続きスッキリしない感じの斜面を降りて登山口に戻り、後は往路の林道を滑走して出発地点へと、15時5分、戻り。


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210127 家形山

2021-01-29 17:03:25 | 山スキー
【日程】 1月27日 天候:曇り
【山域】 吾妻連峰 家形山 (1877㍍)
【ルート】 スカイライン高湯ゲートより山頂を往複
【装備】  板:BDドリフト166 金具:TLTスピード 
      シール:G3 アルピニストクライミングスキン
【データ】 下降高度約1057㍍ 移動距離約12.9㌔
      行動時間5時間25分
      (参考値) 箕輪スキー場積雪:150㌢

冬季の運動不足解消として久しぶりに山スキーを楽しんで見ようと思ったが、肝心の道具は2014年から倉庫の中に放置してあり果たして使えるかどうかが問題。シールのみ糊を張替えてもらい、後はある物を適当に集めて出かけてみる事にした。目的地は前回スノーシューでラッセルに沈んだ家形山。

車止めとなるスカイライン高湯ゲートから少し下がった広めのスペースに車を停めて出発の準備。ゲート前よりシールで歩き出す、9時25分。ゲートの先の車道は中央部分のみ除雪され、路面の上には浅い積雪がある。夏道のある登山口から沢沿いの道を辿る。古いスノーシューやスキーの踏み跡があってラッセルは無く、固いベースの上に新雪が薄く乗っている程度。気温は4度程で風は無く温かい。昨夜はミゾレか雨が降った雰囲気はある。


久し振りのシール歩行なので抑え目なペースを心掛けるが、違和感も無く順調に登行。それにしても暑い。作業用の保温ゴム引き手袋を付けていたが、行動用でも問題無いので歩き出してからも付け続けた。見た目がイケて無いのが残念だが、オーバーグローブ的な物を被せて使えば意外に重宝するかも。車道を横断する辺りから風と雪の天候に変わるが、気温は高目。不動沢口からの道が合わせる辺りから掘れた夏道が続くようになるが、積雪が増えていない感じで前回と同じような深い道型を辿るルート。賽の河原で一休み、気温が高いせいか喉が渇く。やはりラッセルが無いとペースも順調です。

暫くは平坦な夏道を辿るツアーコース。旧あづまスキーへの分岐にはトレースが無かった。次第に傾斜が出て来て井戸溝を通過すると山スキーらしい傾斜と登り。KO山荘分岐を通過するとスキーのトレースも消える。一切経山方向の視界が得られるが、稜線方向は流れる雲でやや風雪気味。大根森方向へと進み尾根の取り付きから早めに家形山避難小屋方向へと樹林帯をトラバースして沢へと。少し下り気味に移動するとスムーズかも。期せずして樹林の奥に避難小屋が見えたので寄ってみる。中に入るのも面倒なので素通りして家形山へと沢筋を辿る。避難小屋の煙突や入口のドアは修理したような印象。過去の遭難者の冥福を祈る。


家形山避難小屋

谷筋は風の通り道で体が一気に冷える所だが、気温は-3度でも風が厳しい。疎林帯の広い斜面は雪が舞い上がり真っ白な世界。弱層は無くも無いが場所にもよる。静かに音を立てずに忍び足にて前進。先程からシールに全面付いた雪団子が重いので除去作業へ。歩くとまた付くが安全な場所でも無いので重い板を引きずるように前進。夏道のある尾根に上がると強風とシールの雪団子で歩けなくなり、最後は諦めて板を小脇に抱えてツボで山頂へ。13時、家形山山頂。

山頂方向と大岩

強風を避けて奥の樹林帯の際まで移動。浅いツリーホールの中でシールに付いた固い雪団子を落として収納、板を付けて滑降準備。後で登山アプリを見たら20分程も山頂に滞在していた、意外に長居していたのね。大岩の露出具合と雪庇気味の山頂が良く見えないのが嫌らしい。ピーク左手の灌木の際付近をエントリーポイントとして横滑りで少し高度を下げて様子を見る。固い最中雪の上に粉雪が乗っていて雪崩的にはイエローな雰囲気か。周囲は真っ白で雪面状態が掴めないので斜滑降で雪面を切るように中央辺りへとスピードに乗って移動すると板は予想を超えて加速。制動を掛けるが、移動しているのか止まっているのか不明で座り込んでしまった。登山道のある対岸の尾根上にいた。

白い世界から解放された

スタイルを切り替えてボーゲン主体の低速ターンで安全下降。間もなく低灌木が現れるとターンも安定してくる。沢状の地形が明確になると後は自在なライン取りを得られる様になるが、山頂直下の好斜面は条件的にも残念な思いが残る。加速する雪質ながら早めにトラバース体制に入り、樹林帯の中で板を走らせると間もなく尾根上のツアーコースへ。後は自身のトレースを拾いながら滑り下り、スキー場への分岐からゲレンデ方向へと折れる。トレースは無いながらも目印の赤布が有るので滑りに夢中にならなければルートに問題は無い。あずまスキー場のゲレンデは木々の成長で昔の面影は無いながも滑るには問題ないレベル。

板を取られる雪とその割に走る雪質に滑る楽しみは薄かったが、順調に滑走して最後はいつものヘアピンカーブから車道に上がった。除雪された車道は一部路面が出ていたし、終了地点も近いので最後は板を担いで歩いてゲート前へと。14時50分、出発地点戻り。

旧ゲレンデ



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