山風 ふぶき

山歩きや山スキー等、日々感じた事のふぶ記です。

210331 花塚山

2021-03-31 17:08:21 | 登山
【日程】 3月31日 天候:晴れ
【山域】 阿武隈山地 花塚山(918㍍)
【ルート】 峠の森公園より周回
【行動時間】 3時間5分 累積標高差約914㍍ 移動距離約7.5㌔ (登山アプリより)

山の残雪も少なくなり、市内の桜も満開となった休日。スキーも良いが、手軽に運動したい気分もあり、運動不足の解消を兼ねていつもの花塚山へと向かってみた。

峠の森自然公園に車を停めて出発準備。登山口より歩き出す、12時。傾斜のある尾根上の道を行くが、最近あまり歩いていなかったせいか足に違和感を感じてペースを少し落としてみる。上空には青空も見えるが、黄砂の影響か遠望は今一つで吾妻連峰の姿は見えない。黄砂には有害な重金属等が含まれていると聞いた事を思い出し、気分はスッキリしない。運動不足解消の目的もあるので、今回は主なコース順路を辿り花塚山にしては少しだけ長めな工程で考えてみた。

峠の森の登山口
階段道を通過すると傾斜も落ち、花塚の里方向への分岐に出合う。分岐を右折して尾根道と別れて山腹を巻くように下り、小沢を越えて小尾根に上がると堅石コースとの分岐点。久しぶりの堅石コースを進むと間もなく特徴的な堅石に出会う。沢状の地形は泥道気味だが尾根に乗れば歩きやすい。間もなく稜線上の道と合流して北峰へと右折。北峰を通過して下り峠から僅かに登れば花塚台、と何時もの歩き。飯館側は道の整備が今一つの模様で足も向かない。

堅石

花塚台の遺跡の様な岩の上から
山頂方向へと進み、新しい尾根道や通常のコースを辿ったりしてみるが、いずれも通過タイムに大差は無い印象。花塚山山頂、13時15分。手頃な岩に腰を降ろして動画などを見てたら予定時間を超過してしまった。昼飯抜きの積りだったが、空腹感が。シャリバテ気味です。水は多めにあるので、取り敢えずガブガブと。往路を一旦戻り、予定通りに花塚の里へと分岐を折れて下り出す。尾根道の上に鎮座する大岩にはそれぞれに名札が付いていて、胎内岩とか屏風岩とか、観光コースの様で面白い。神社まで下ってから峠の森方向コースと表記された道を辿り杉の植林地の中を進行。

山頂です
勾配が増して来ると進行のペースも鈍る。疲労感か空腹感か、時おり休んでスマホを眺めて気分転換。小尾根を越して谷筋に下ったりしてそれなりに変化はあるが、夏や積雪の時期には避けたいコース。落石で荒れた小沢の分岐を通過。堅石コース分岐と出合い往路を辿る。広く歩きやすい道を辿ると間もなく尾根上の分岐。階段道を下り、振り返ると群境上に立つ風力発電の大きな風車が回っていて、何となく違和感を感じる。メンテとか大変そう。峠の森自然公園の登山口に戻り終了、15時5分



210307 霊山

2021-03-07 18:23:25 | 登山
【山域】 阿武隈山地 霊山 (825㍍)
【ルート】 湧水の里登山口より西物見岩へ
【行動時間】 3時間20分 累積標高差約1033㍍ 移動距離約9.4㌔ 登山アプリより

今回は気楽な低山歩きで出発時間もゆっくりと言う事で、三月の霊山の山歩きを楽しんで来ました。広い駐車場には数台の車が有るのみで、日曜日にしては静かな湧水の里。早目の昼飯を済ませてからの出発。時間を見ると、11時

前回は藪道からのアプローチだったが、流石に今回は迷わずに正規な道筋を進行。青空の下で吹く風は爽やかで快適な登山日和。不動岩の辺りからは登ったり下ったりしながら、特徴的な岩峰を眺めつつ進行。片桟橋からは吾妻安達太良連峰や蔵王の眺めが宜しいが、白い峰々も黒いまだら模様が目立つようになって来た。背後の飯豊や朝日連峰は白く輝く稜線のみ確認できて絵になる眺め。

紫明峰を通過して緩く鞍部へと下り西物見岩方向へと緩い登り。西物見岩へは寄らずに分岐を折れて東物見岩方向へと進行。道には未だに踏まれた雪の残りがあるが問題は無いレベル。広い尾根を行くと間もなく東物見岩、12時5分。遠望は良いのだが太平洋は霞んでいて確認できなかった。

東物見岩からの蔵王

後は蟻の戸渡を通過して無線中継所から下りだす。登山口までは行かずに手前の分岐から霊山城跡方向へと登りだす。周回コースですね。階段道を行くと間もなく傾斜も落ちて来て、分岐からいつもの護摩壇へと下り道。風も無く穏やかな護摩壇。

いつものポイントから吾妻連峰と奥の隅に飯豊連峰、信夫山も

護摩壇

笹の刈り払われた道の登り。間もなく西物見岩を通過して往路の道を下る。日枝神社に参拝してから紫明峰へ。空腹感もあり、途中の眺めの良いポイントで長目のエネルギー補給タイム。先日の地震で少し動いたのか大岩と地面の間に隙間がある様な、箇所も。


不動岩を通過すと湧水の里も間もなく。14時20分、戻り。



210302 山スキーの道具

2021-03-02 18:25:06 | 山スキー用品
山スキーは一般的な登山等と較べると様々な装備や経験知識が必要となり、装備品に関してもターゲットに合わせて洗練された道具が必須と考えるが、まあ、資金とヒマを要する趣味ですね。今期のシーズン開始が遅れ気味であった事と、数年のブランクもあって古くて使えないスキー用品の更新も思いの他に多かったのも想定内のような想定外だったような突然の様な。経年劣化で使えない物は某専門店のteku2在庫の品で揃えた。板などは以前から目を付けていた製品を取り寄せる様な事が理想的ですが。以下に反省も込めて紹介してみます。





【フィリッチXenic10】ボレーV8ハイパー171の新板に付けたフィリッチXenic10です。フィリッチはかつて大ヒットしたデイアミールのメーカーだったと思いますが。プラ製の金具?で強度の不安はありましたが、現状は問題はありません。TLTとしては標準的な重量で価格的にも奉仕品であった事が購入動機。歩行モードはクライムサポートが一段のみでブーツの可動域が狭いと登りでは辛いかも知れません。他のTLTの金具と較べてトゥーピースへのブーツセットする時の感覚がDynafit辺りと違い時間がかかる時も。フィリッチ独自のトゥーピースの解放システムが微妙な違和感の原因かも。慣れの部分もありですが。滑走モードでの解放が未経験なのがチト怖い気も

Dynafitで使用していたクトー(アイゼン)が使え、共用できるのは地味にポイントが高く財布にも優しい。



【ブーツはDynafitのHoji PX】訳ありの品と言う事で価格的にもリーズナブルな一品。一度焼いていたせいか店舗で足入れしたときは馴染む感じでしたが、再度焼き直してから自宅で履いてみると足首の上あたりの当りが大分気になるレベルで、インソール等で調整して良くはなりましたが長時間の行動では苦になるかも知れません。対応策。古いスカルパF1のインナーが有ったので入れ替えてみると、厚みが有るので少しきつめだが収まりは良い。暫くはこれで様子を見る事にした。どうやら自身の足形がO脚と言った事もあり、インナーの補強部分の縁とブーツの縁がダブルで脛の下部ポイントに当り圧迫が出ていた様子。サーモインナーとは言え購入後のフィットを求めた微調整は必要と、経験では。



【シール】新板に合わせてシールもBDアセンション/ナイロンを購入。かつてのアセンションに比べてグルーの粘着力は落ちているが、実用上は問題ないと思う。サイズ的には旧モデルよりは幾分コンパクトになったが、他社の製品と比べても収納性は今一つかも。逆にグルーの粘着力を落として接着面を貼り合わせて収納できる様にするとコンパクトになり、現場での接着力維持にも良いと感じる。今のレベルで張り合わせると剥がすのに時間がかかりグルー面も荒れてしまいます。板に付けたままでシールを剥がして収納する人もいるし、その様な需要も少なく無いとは思うのですが、製品の選択肢としては欲しい物です。

アセンションの登坂性は悪くは無いと感じる。少しコンパクトなった分ナイロンの毛並みにも影響があったのか、過去のアセンションの脚力の限界を超えるようなグリップ力は無い。その分、下りでの滑走性はスムーズで、歩いても滑りよく軽快感が心地よい。事前に防水スプレーやらシールワックス処理を施していた事もありますが。山スキーを始めたころに購入したポモカ/モヘアの扱いやすさにせまるシールには未だ出会えないのが残念です。



【ザック】古いザックも倉庫内に放置していたので、あまり人前には出したくないレベルになっていた。基本的に古い品なので、山スキー用に新たに購入する事にして購入の儀。軽量で価格的にも高価で無いのが魅力のサレワ製ザック。35サイズとワンデイー用としては希望よりは少し大きめなのが気になる。軽量で有る事は耐久性的にはどうかとも思うが、実用的にはスキー板を付ける時の容易さや大きな前面ポケットがシールの収納に良かったりと使い勝手は良いのだが、雨蓋を締めるバックルは一本の方が吹雪の時などはありがたいです。いずれにしても新しい物は使っていても気分的に良いものです。