いつもお世話になっているサウンドラインモノリスで「オーディオの今と未来」をテーマにネットワークオーディオプレーヤーのイベントが開催されたので、行ってきました。
ネットワークオーディオって何?と疑問の方が沢山いると思われるので、簡単に説明することにしよう。
上の図のNAS(ハードディスク)内にパソコンなどでCDをリッピングした音源やインターネットでダウンロードした音源を家庭内などのLANを活用しネットワークプレーヤーを使ってオーディオ機器で再生することです。 便利なことに無線ルーターを導入すればWiFiで接続したスマートフォンやタブレット機器からダウンロードしたアプリでプレーヤーのリモコンとしても使用できる優れもの。 一度この便利さを知ってしまったら元に戻れないだろう。
ネットワークオーディオとは何かとプレゼンをされるオーナーの松崎氏
パイオニアからも説明にこられ、機器の詳しい説明をしていただいた。
DLNA1.5に準拠したネットワーププレーヤーで再生出来る音源は最高品位のFLAC/WAVの192kHz/24bitによるマスターサウンドのオーディオファイルから、リッピングにより快適なライブラリー管理を実現するCDソースやお馴染みの携帯型オーディオプレーヤーのMP3やAACなどの圧縮音源まで、多彩な音楽ソースをこれ1台で再生が可能だ。 この価格帯で192kHz/24bitを再生できるのはパイオニアだけかも。
N-50(左)とN-30(右)、(N-50は74.800円 N-30は49,800円)スピーカーはピュアモルトスピーカーのS-A4STP-VP、小さいが熟成された音の印象を受けた。
精悍なスタイルのネットワークオーディオプレーヤーで音の良さも伝わってくるような印象だ。
インターネットラジオも楽しめ、高音質再生を実現するため、パイオニア独自の技術「オートサウンドレトリバー」を搭載している。
フロントUSB入力は、iPod/iPhone/iPadからのダイレクト入力とともに充電にも対応。さらに、PC音源などを収録したUSBメモリーの入力もでき、FLAC、WAVなどのハイレゾリューション音源をネットワークを介することなく再生することも可能だ。
上級機のN-50にはDIGTAL入力の端子も装備されており、DAコンバーターとしても使用できる。
N-50は、パイオニアオリジナルのアルゴリズムに基づいたbit拡張処理「Hi-bit 32 Audio Processing」を行うことで、入力信号をより自然なアナログ波形に近づけ、微細な音のニュアンスまでも再現できるらしい。
フルカラーの液晶ディスプレイも装備されており、アルバムアートも表示されるのはありがたい。さらに日本語にも対応しており演奏中のアルバムも即座にわかる。 また入力ソースのビットレートも表示されるようになっている。
さて、肝心の音だが安価なCDプレーヤーで聴く音のとはあきらかにジッターの少ないS/Nの高い音で引き締まったバランスの良い音調であった。 また空間描写も広く解像度も良い。
ハイレゾ音源(96KHZ/24bit)を試聴した音は、CDリッピングした(44.1KHZ/16bit)音源よりも情報量が多く、ボーカルは静かな空気の中にボディが見え、息使いも見えてくるような印象を受けた。
最後にN-30とN-50の聴き比べてをしてもらった。 明らかにN-50の方が音のコクや密度感、押出し感などかなり上で聴き応えある音の印象を受けた。 導入するならN-50だと思ったしだいである。
いずれにしても、この価格帯でこの音! コストパフォーマンス抜群な機器であることは間違いないと思う。
私のオーディオシステムの一員として音楽を奏でてくれる日も近いであろう。
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