待ちに待った BMW i3 に試乗することができた。
BMW i3 を大阪モーターショーで見てから、試乗をお願いしていて招待状が届いたので電話予約をしておいた。
BMWからの招待状
ユニークな形状で好感がもてる。
和歌山には販売・試乗できる所がないようで、販売できる店舗も数ヶ所らしい。
自宅から一番近い場所は、大阪府堺市にあるBMWである。
自宅から高速に乗り約45分、BMW堺に到着。
スタッフの方が丁寧に案内、i3について色々教えていただいた。
さあ、いよいよ試乗である!!
ワクワク!
運転席に乗り込み、スタートスイッチを押すとメーターパネルとセンターの大型パネルに情報が表示される。
ブレーキペダルに足を乗せたままセレクトスイッチをDレンジにしサイドブレーキスイッチを解除。
通常ブレーキから足を離せばクリープで前進していくのだが、i3はアクセルを踏まないと前に進まないようになっている。
ゆっくりとアクセルを踏んでみると、音もなく前進、軽やかに走行してくれる。
モーターだから大したことないだろう、昨日、日産リーフで味わった感じだろうと思い
ググッとアクセルを踏んで加速してみると・ !!
おおっ!!
これは凄い!!!
背中がシートに押しつけられる!!
未だ自分が運転し経験したことのない加速感である!
気持ちいい~ 楽しい~
軽量で2.5リッタークラスのトルクのあるモーターを積んでいるからだろう。
後ろの車があっとゆうまに遠ざかる。
これがEVの走りか・・・
後部座席に乗っている家内も感激している。
どの速度域からでもアクセルの反応もよく、胸のすく加速が味わえる
メッチャ走る、凄い!の一言である。
が、アクセルを緩めるとエネルギー回生システムの働きでフットブレーキを踏んでいるかのように急にブレーキがかかっている印象である。
これはチョット違和感がある。
だが回生時のモーターの嫌な音が無いのは好印象である。
アクセルから足を離した時の急減速で、追突されないかと心配したのだが、回生ブレーキ時でもブレーキランプが点灯するようになっているらしいので安心である。
しばらく走っていると、ブレーキを踏まなくても停止できることに気がついた。
前方が赤信号の場合アクセルをゆっくり緩めていくと減速してくれる、止まりたい手前で完全にアクセルから足を離せばうまい具合に停車できる。
ブレーキは使用しなくても停止できるのである。
だが回生システムの効果を最大限に利用し航続距離を延ばすのであれば、止まりたい手前で完全にアクセルを離して停車した方が良いのかもしれない。
走行音もよく遮断されており、高級車の域である。
これは、細いタイヤを履いている(前後155/70R19)のおかげかもしれない。
タイヤが細いから安定性が悪くなることも無く、レーンチェンジで試しに車体を振ってみたが安心できた。
リチュウムイオンバッテリーが車体下部に敷かれているため重心が低く出来ているからだろう、このためコーナリング時のロールも少なく感じられた。
フットブレーキも十分な利きを見せてくれた。
さすがにBMWだ。
車の基本性能「走る・曲がる・止まる」をきちんとしている。
街中での試乗を終えて店舗駐車場に駐車の際、バックにすると車内から音楽が聞こえてくる、これは少しじゃまかなと感じた。
購入時にはEVが40万円、レンジエクステンダー装着車が75万円の補助金が受けられるので購入の候補に入れておこう。
値引きは一切無いらしい。
i3にはEV専用と発電用650ccのエンジンを搭載したレンジエクステンダー仕様の2種類が設定されている。
リチュウムイオン電池を搭載し、EV車の航続距離は約150km、レンジエクステンダー仕様車は300km。
軽量化に力を注ぎ、アルミシャーシでカーボンモノコックボディで作られており、ボディパネルはアルミで仕上げられている。
そのため軽量化でき日産リーフより200kgも軽い 1260kg!!。
快適走行が出来るのがわかる。
因みに 0~100mmを7.3秒で走り抜ける。
準備していただいた試乗車は、EV専用車でボディ色はソーラー・オレンジ・メタリック。
成田から陸送で来たのか?
ボンネット内には小物入れと、充電リッドが存在。
チョットした小物など入れるのには良いかもしれないが、あまり利用しないだろう。
右側後輪上部フェンダーに充電リッドが位置する。
レンジエクステンダー仕様車には前輪上部フェンダーに給油口が設けられているらしい。
車内のデザインは軽量化の為なのか斬新でスッキリとしている。
もう少し近未来的な方が好印象なのだが・・・
運転席はスッキリとしておりメーター類は無く、2つの液晶パネルが並んでいる。
前方視界が広々としており運転がしやすく、車幅の感覚も掴みやすい。
足元も広々しており、運転席から助手席への移動も楽々である。
サイドブレーキもない。
大型液晶パネルで見やすく、車・オーディオ・ナビ等の各設定が出来、走行時はナビゲーションやバックモニターに大活躍である。
ハンドル前に設置されている液晶パネル、スピードメーター・電池残量など車の走行時、現在の状況が表示される。
ハンドル前方右側にはスタートスイッチ、セレクトスイッチが配置、レバーを回して操作する。
通常セレクトレバーの位置するところには中央大型液晶パネルの操作スイッチがあり各種設定を行うようになっている。
赤くLEDが光っているスイッチはサイドブレーキになる。
センターコンソール内にはスマートフォンのケースになっている模様。
オーディオ設備は簡単なものである、スピーカーは小さい。
シートは薄型であるが頑丈な作りをしている、サイドサポートは無いほどである。
だが、走行時は腰が痛くなったり疲れるようなことは無かった。
リアシートは5:5分割式になっている。
ヘッドレストは可動式
トランクルームは高く設定されている。
このボードの下にはモーターが設置されている、ボードを上げて見てみたが隠されておりモーターが見えなかった。
後輪駆動もBMWの思想である
サイドシルは塗装されておらず、カーボンで作られていることを強くアピールしている。
ドアは観音開きになっており、後席も乗り降りしやすいが、前ドアを開けないと後ろは開かない。
これは安全面を考慮してこうなったのだろう。
リアスタイルはスッキリと凹凸が少ない、テールランプ類はハッチ内に収まっている。
充電設備
自宅に設備をする場合は、簡単な物で約13万円程必要である。
店舗内に展示されていたi3、モーターショーで見た塗装色。
買うならこの色にしようかな・・・
現在注文の入っているほとんどがレンジエクステンダー装着車だそうである。
会社の帰りに、日産リーフに試乗してきた。
またまた急に何故?
と思われる方がいらっしゃると思いますが・・・
というのも、明日BMW i3の試乗に行くためです。
国産の電気自動車の走りはどんなものか?
確かめておきたかったのです。
スタイリングは、空力抵抗を考えて作られこの様になったとの事。
私個人的には格好いいとは言えない。
好き嫌いの分かれるスタイルだろう。
写真で判りずらいが、ヘッドライト上部にスリットが立っている。
これは空気の流れをサイドミラーでの走行音を緩和するためらしい、チョットした拘りが見られる。
メーター、ダッシュボードは一般的な感じ、近未来的なイメージがない作りで普通でチョットつまらない。
ハンドル右側にはエコスイッチが装備されている。
電気でエコ? 走行距離を伸ばすためのモードで加速感が緩やかになる。
シフトレバーも同じでつまらない、形状もイマイチ。
パーキング時はレバー上部のボタンを押すだけ、サイドブレーキは足元にある。
フロントボンネット内のモーター部分
ん~・・・ デカ!重たそう て感じ。
さて、いよいよ試乗!!
シフトをDレンジに入れブレーキを離すと音もなくクリープでゆっくりと動き出す、アクセルを踏み込んで加速感を試すと
思っていたよりもトルク感がありスムーズに加速していく
おおっ! これはなかなか良いではないか。
一般的なエンジン車より速い印象である。
が・・ もう少し伸びが欲しいところであるというのも、1460Kgの重量のせいか? 電気の消費を少なくするために抑えられているのかもしれない。
モーター独特のアクセルを離した時、回生ブレーキの効き具合は違和感の無いように抑えられ、ヒューンという独特な嫌な音(プリウスなどは大きい)が抑えられている。
静かさは高級車並みである。
航続距離はJC08モードで228kmらしいが当てにならないので、140kmぐらいと思ってよいだろう。