以前から試乗してみたかったBMWのPHEV 「330e」に試乗することができた。
とゆうのも以前試乗した「i3」のEVの走りに脱帽させられたこと、「GOLF GTE」のEVの走りと比べてみたかったからである。
キリッとした精悍な顔つきと一目でBMWであると認識できるのか良い!
ここで見る限りPHEVとは判断できない。
充電口は左フロントフェンダーに装備されている、この日は雨模様で写真を撮るのを遠慮することにした。
質感の良い室内空間と、座った感じしっくりするホールド性の良いシートが印象的であった。
これならワインディング道路で」かなり振り回してもドライビングポジションが崩れない感じがした。
サイドブレーキは手動式で高級車によく装備されている電子式ではなかったのが残念。
シート生地はサイドがアルカンターラで中央部は布製、もちろん電動シートである。
液晶パネルは大型9インチで見やすい。
オーディオはチョット昔風で使いやすいかもしれないが工夫して欲しいと思う。
さて、いよいよ試乗である。
運転席に座ってシート位置を調整、シートはサイドサポートが効いて丁度良くしっくりする、太めの方はチョット窮屈な印象を受けるかもしれないが、ピタッとするので良いだろう。
ハンドルの位置を調整。 ルームミラーを調整。
スイッチON!
通常はエンジンがかからないはずですが、エンジンがかかった。 ん~!
この日は私より前に試乗した方がバッテリーを使い果たしてしまったとかでモーターのみの走行ができないとのことで・・・
残念!!
モーターだけの走りを楽しみにしていたのに・・・ これじゃ i3やGTEと比べられない・・
MAX eDRIVEは使えずエンジンだけの走行で試乗することになる。
とゆうことで発車
道路に出て感じたのは、乗り心地が良く静かである。 まさに高級車の域である。
通常の3シリーズより柔らかいのではと思えたが、これはモーターとバッテリーが追加されたことにより約200Kg重たくなっているせいかもしれない。
個人的にはサスペンションはもう少し硬めのほうが良いのではと感じた。
アクセルをあまり踏まなくても、通常の速度まで難なく加速。
車両の重たさをあまり感じさせない走りがグッドである。
また低回転域でのトルクが強く扱いやすい。
ゆっくり走行しながら、アクセルをググッと踏み込んでみた・・ おおっ!
ターボラグを感じさせることなく瞬時に加速を始める。 だが排気音は控えめである。
以前ベンツCシリーズを試乗した時は、やや加速までのもたつきがあったが、それが感じられないところがBMWらしい走りである。
私のアウディS3と比べると物足らない感じであるが、通常走行では必要十分であるだろう。
ブレーキの効き具合も十分で安心できた。
走行時に気づいたのだが、フロントウインドゥにヘッドアップディスプレイにより速度やナビの矢印が表示され便利である。
走りの好みに応えるため、ドライビング・パフォーマンス・コントロールを装備しており好みで切り替えが可能である。
「コンフォート」モードではサスペンションは柔らかく、ゆるやかなコーナーではロールを感じさせ、ハンドルの反応もゆるやかであった。
効率性を重視した「ECO PRO」モードでは標準と言ってよいだろう。
「スポーツ」モードの選択時は低いキヤを選ぶようになり回転数も上がり、サスペンションが堅めになり、ハンドルもやや重たく感じ機敏になり、いっそうダイナミックな走りを可能にすることができた。
これはユーザーにとっては凄く嬉しい機能である。
また、常に充電しながら走行したいときはシフトレバーを左に倒すことにより可能となり、バッテリー容量が少なくなった時には便利だが回転も上がり燃費が悪くなるのであまり使わないだろう。
走行時の充電時はCHARGE側にランプが点灯する。
バック時のモニターの映り。 見やすくて良い。
BMW330eは十分なパフォーマンスも持っている車であった。
ひとつ残念であったのは、ゼロエミッションでの走行ができなかったことと、モーターとエンジンの両方同時での加速感が試せなかったことであるが、以前試乗したゴルフGTEの加速感とキビキビ感には匹敵しないかもである。
だがBMWを手に入れた時の満足感は大きいと思うだろう。