今年の初試乗です。
噂されていた新型プリウス、箱根駅伝のサポートカーとし起用されていたので皆さんもご存じかと思います。
ディーラーに試乗予約を済ませ行ってきました。
先代モデルから格好良く生まれ変わったプリウス、私が学生時代にこんなスタイルの車があれば良いのにとデザインしたのと同じ形であり、やっと理想の空力ボディの車が出てきてくれたなと感無量、一目惚れした人が多いのではないだろうか?と思う。
試乗させていただくのはZタイプFF2WD、ボディカラーは新色のアッシュである。
試乗の前に先ずスタイリングをチェックしよう
フロントガラスの傾斜角は21度でスーパーカーに迫るスタイリングである。
フロントのデザインも斬新に変身していて、ディーラーではハンマーヘッドデザインと呼んでいるようだ。
シャープに生まれ変わった顔は好みが分かれるかもしれないが、私は格好いいと思う。
シャープなコの字型デイライトが目を引く、方向指示器と一体になっている。
ヘッドライトは覗き込まないと見えない。
プロジェクターが1個とゆうことはHiとLoが2Way式なのか?
リヤも流行りの一文字テールランプのスタイルで格好いい!
方向指示器はテールランプの下側で流れるタイプではなく通常に点滅する
ドアミラーは空力特性にはそれほど拘ってないように思うが、フィン形状が下部にあしらわれている。
それよりもサイドウインドウの小ささがドライビング時の視界に影響しないのだろうか?と気になった
リヤドアの開閉取手はウインドウ部分にありスタイリングと空力特性に拘っている、取手はスイッチ式を採用していた。
ここで心配したのがスイッチ式だとバッテリーが上がった時には開けられないのでは?である、滅多とないがその場合ドア開スイッチの下部に手動操作ボタンが設けられており、バッテリーが上がっているときなどはボタンを押し込むことでドアを開けることができるとの事なので安心できる。 考えてるなと感心した。
タイヤは特種な195/50R19を履いていた。 ホイールも格好いい!
扁平率195/50で19インチのタイヤを採用したのは空気抵抗を考慮して装着されたとのこと。
タイヤが消耗し交換時にはあまり選択肢がないかもしれないし高額になるだろうと思った。
運転席ドアを開けるとシートメモリー・ドアミラー調整・パワーウインドウのスイッチがある。
エアコン吹き出し口下部には、ハンドルヒータースイッチがあり嬉しい装備である。 その右側はオートヘッドライトスイッチだろうか?
少し未来的なコクピット? センターメーターが廃止されメーターパネルはプジョー車同様ハンドル上部から見るようになる、これは国産車初ではないだろうか?
私のスタイリングに合わせると少しハンドルに視線がかかる感じになった。
欲を言えばハンドル形状をアウディQ4e-tronのような四角であれば良いのだが・・・
サングラスホルダーが欲しいと思った、残念。
メーターパネルの表示は少し小さい
ハンドルにはACCなどのスイッチが装備されている
ナビ等の情報パネルは12、5インチ
さて
この辺で試乗インプレッションといこう
ドライビングポジションにシート位置・ルームミラーを合わせブレーキを踏みスタートスイッチをON
エンジンはかかることがない、当たり前だがなんとなく違和感。
アウディQ4e-tronやVWID.4のようにシートに座れば起動すれば良いのにと思うがコストを考慮しているからかもしれない。
スタイリングの影響で気になっていた視界だが何の心配もなく良好であった、以前のプリウスよりもダッシュボードが低く抑えられており、もしかしたらこちらの方が良好かもと思った。
電子パーキングを解除、ブレーキを離しゆっくりと前進。
道路に出る
アクセルをゆっくり踏んで加速
ん・・おゃ・・モーターの音があまりしない抑えられている、走りもスムーズで軽快だ聞こえるのはロードノイズのみだ。
走行して間もなく前車に迫ってきたのでブレーキを踏む、うんブレーキのフィーリングも良い。
これならカックンブレーキにもなりにくいと思う。
だが、減速時にはモーターのヒューンとゆう音が少し気になったが嫌な音ではない。
回生ブレーキの発する音なのかな?
信号で先頭になったので発進時アクセルをいっぱい踏み込んでみた、速い!
想像していたよりかなり速い!
エンジン音もざわつく嫌な音ではなく気持ちの良いサウンド!
かなりチューニングされているように思う。
これほどの加速なら十分だと思う、私のアウディS3ほどの背中がシートに押さえつけられるような加速ではないが以前乗っていたアルテッツァ程の加速感があった。
いいじゃないかプリウス!!
重さを感じさせない動力性能はグッド!
ハンドリングは軽くセッティングされている、私的にはもう少し重たい方が良いと思った。
ロードノイズは思っていたほど静かではなかった、リヤ周りからのロードノイズが耳に付く感じだ。
同乗のディーラーの方が言うのには以前は後席と話しがしにくいレベルだったとかでかなり改善されているようだ。
うーん・・もう少し静かだと良いのになぁ、
トランクと室内が一体だからか? トノカバーが付いていないからか?付いていればもっと静かになるのか?
高速道路などの路面の継ぎ目のコツコツ音はどうなのか?
など色々と考えてしまった。
でも私のアウディS3より静かであるのは間違いないからGOOD!である。
走行時は、フラットで低重心、ワインディングロードも走ってみたいと思わせる感覚で、楽しいだろうなと思った。
約8キロほどの試乗であったが、プリウスがこんなに良い車に生まれ変わるとは思ってもいなかった。
きっと楽しく爽快にドライブできるだろう。
ディーラーに帰ってきてバックで駐車、後部はルームミラーからの視界は良くないが、カメラで車周辺全て見渡せるのも嬉しい。
トランスミッションの位置にはドライブセレクト・EVモード・電子パーキング等のスイッチを装備、横のスリットはスマホの置くだけ充電である、差し込み式で横向きに差し込むようになっている。
アームレスト下のBOX内にもタイプCのUSBが2つ装備、タイプAも欲しいと思った。
ダッシュボード下にはエアコン吹き出し口・スタートスイッチ・エアコン。左右のシートヒーターとベンチレーション等、その下にはタイプCのUSBが装備されている。
アクセルペダルは今までの吊り下げ式ではなくオルガン式を採用している。
個人的には吊り下げ式の方が好みなのだが・・
シートは2メモリーのパワーシートでランバーサポートが嬉しい装備
固くなく柔らかくもなく丁度良い硬さのシートで疲れさせないと思った。
降車時にドアを開けると降りやすいようにシートが後ろにスライドしてくれるのも嬉しい機能だ。
リヤシートも疲れさせない感じのクッション性。
エアコン吹き出し口が無いのが残念であった。
アームレストにはドリンクホルダーは嬉しい
6:4の分割可倒式シートでフラットになる。
ラゲッジルームは410Lで大きいスーツケースが2個並べて置けるようだ、これなら使い勝手も良いだろう。
ハッチは電動式であるのも嬉しい!
1500Wまで使える100Vコンセントも嬉しい装備である、災害時には大活躍するだろう。
エンジンにはカバーがしていない。
発売直後から注文が殺到し納車まで1年~2年待ちとの事らしい。
新型になり何よりも嬉しいのは、モデルチェンジのたびに巨大化している今日、車幅が1800mmを越えなかったことである。
因みにPHEV仕様はエクステリアも同じで3月に発売されるとの事。
気になるトランク容量は今回リチュームイオンバッテリーを座席下に設置し同じ容量であるとのこと。
0-100加速も私のアウディS3の4.9秒にはかなわないが6.7秒とのことで86に迫る速さであるからなおさら待ち遠しい次第である。
新型プリウスは、空力特性に拘りスタイリングも走りも一切妥協していない車であるのは間違いないと確信した。
と同時にトヨタとゆうクルマ屋に脱帽してしまった次第であり、愛車のアウディS3が10年目の車検が控えているので、3月に発売されるPHEV仕様を予約してしまった。
プリウス Z(FF)スペック
全長×全幅×全高:4600mm×1780mm×1430mm
ホイールベース:2750mm
トレッド:F1560mm/R1570mm
最低地上高:150mm
最小回転半径:5.4m
エンジン
2.0L直4DOHC(M20A-FXS)
最高出力:152ps(112klW)/6000rpm
最大トルク:188Nm/4400-5200rpm
フロントモーター:1VM型交流同期モーター
最高出力:113ps(83kW)
最大トルク:206Nm
WLTCモード燃費:28.6km/L
他店に展示していた色違いのプリウス