フミンスカヤの日日是好日

ねこと日本酒と本に囲まれた隠居生活がしたい!

クロワッサンは鬼門…^^;

2011-02-27 01:38:33 | また飲んでしまった…
ベリーダンスを見に行ったオリエンタルな夜の続きのお話でございます。


世界遺産めぐりが趣味の友人みじゅ。

トルコ旅行から帰ってきてから
「トルコは本当によかった」
「ベリーダンス習いたい」
「イスラム文化が大好き」
と、トルコがいたくお気に入りになったようだったので
今回のトルコ料理&ベリーダンスショーにお誘いして一緒に出かけたのですよ。



トルコのビールもワインも美味しいし
お料理もとても美味しかったので、みじゅも私もご機嫌で過ごします。

ベリーダンスのショーのラストは「じゃあみんなで踊ろう」って感じになって
皆で立ち上がって音楽にあわせて揺れていると
隣のちっちゃいおばちゃん・みじゅが、はげしく腰を振って踊っております…。
腰を振るって言ってもベリーダンスのあの動きではなく
どちらかというと、ヘンなおじさん的なあの動きです。

思えば、このへんからすでにあやしい雰囲気は漂っていたのです…。


最終電車まであと1時間ちょっとという頃になりお勘定を済ませてたら
「トルコの紅茶を飲んでく?」とマスター。

せっかくなので、お茶をいただき、
ついでにあのみにょーんと伸びるトルコアイスを追加で注文してみました。

アイスを待ちながらお茶をいただいていると
急にみじゅがテーブルに突っ伏した…。
そう、ネジ巻きのネジがきれちゃったみたいなのです。

まあ、帰るよーと起こせばおきるだろうからと、その時はそこまで案じず
お店に入ってから妙に月のモチーフが目に付いたので
「トルコでは月って特別な意味があるの?」などとマスターに質問をしながら
トルコの話を聞きながら楽しく過ごしておりました。


最終電車を逃すわけには行かないので、早めに駅に移動しようと
みじゅに声をかけたら…全然、反応なし。。。

えっ…えええええーーーーーー


起きてくれよー!


いくら起こそうが冷たいアイスを頬に付けようが
何しようが起きる気配はまったくありません。


またか…。

じつはみじゅ、酔ってその場で眠ってしまうっていうのは
前科が数え切れないくらいあるんです。


とりあえず、駅に移動しなきゃ。
お店はビルの2階でエレベーターもないので
お客さんの男の子たちにお願いして、ちっちゃいおばちゃんを下まで運んでもらい
お店のスタッフの女の子に手伝ってもらいながら小倉駅までなんとかたどり着いたら

タッチの差で最終が出たあとでした…○| ̄|_

小倉からタクシーで帰ったらいくらかかるんだろう…。
天神からが8千円位だから、その2倍、いや3倍…?
というか、そもそもこんな泥酔者を乗せてくれるのか?


ホテルに泊まったほうが安いし楽そう。
私は翌日お休みなので泊まろうかとも思ったのですが
ちっちゃいおばちゃんは朝から仕事です。
「この人、朝の寝起きも悪かったよね…」
翌朝のことを考えると、やっぱり夜のうちに何とか家に送り届けたい。
だめもとで弟に電話したら、車で迎えに来てくれることになりました。


弟が小倉に到着するまでの約1時間。
地獄でした。

このちっちゃいおばちゃん。
完全に物体と化しており、大きなお姉さんの私でも
ひとりで動かすのはちょっと難しいおもさです。
ということで、どこかのお店に入ることも出来ず寒空の下、道端で過ごしました。
しかもおとなしく道の端っこにいてくれたらいいのですが
しゃがんで丸くなったまま、起き上がりこぼし状態で前後に揺れております。
そして時々、後ろにごろんと倒れてきます。

頭を打たないようにと、さっと支える私。
ふんっと振り切ってまた前後に揺れ始めるちっちゃなおばちゃん。

これがず~~~っと続きました。

最初は風邪をひかないようにと、上着をかけてあげたりしていたのですが
「これ、ちょっと寒い思いしたほうが目がさめるんじゃないか?」と
途中からは上着をかけるのもやめて観察していたのですが
やはり起きない。
油断していると道に横になって寝ようとするし…。

もう、ありえんしー!



そんな困った状況の時に声をかけてくれるのは
意外や意外、若い子達だったりするのです。

夜遊びしてるちょっとやんちゃっぽい子達が「大丈夫ですか~?」と心配して近寄ってきてくれます。

「はい。大丈夫です。ご心配かけてすみません。」
私はこの1夜で一年分ぐらい「すみません」をいいましたよ。


そうそう若い女の子が

「よかったらコレ使ってください。透明で申し訳ないけど」と
コンビニのビニールをくれました。
どうもゲロ袋を寄贈していただいた模様。

ちっちゃいおばちゃんは今回はもどしてはなかったのですが
ありがたく受け取りました。ゲロ袋。


弟がやっと到着して車に乗せようとしても
みじゅは自分の足では1歩も動かないので
二人で抱えあげて車に搬入します。
もう、本当にモノ状態です。

で、高速に乗って帰ってきました。
小倉はとっても遠かったです。

ちっちゃなおばちゃんを家に送り届け
ふと見ると、弟の車の後部座席にはちっちゃなおばちゃんのヨダレで出来たと思しきシミが…。

そこで私と弟の口からでた言葉は
「寝ゲロじゃなくてヨダレで済んでよかった…」
そう、私だけではなく弟もこのちっちゃいおばちゃんの泥酔ぶりの被害には
過去何回もあっているのです。
姉弟そろって、忍耐強くなってきているのを感じる今日この頃。



たぶん家が近い私と一緒に飲むと
連れて帰ってもらえるって気が緩んじゃうのでしょう。
ちっちゃいおばちゃん一人で帰らなきゃいけない時は
電車を乗り過ごしたり、寝ぼけて手前の駅で降りちゃったりとかしながらも
自力で動いて帰宅しているらしいもの。

そういえば、みじゅが一人で飲み会から帰るときに
博多駅でお土産に買ったミニクロワッサンを
寝ぼけて降りた駅のホームに座って完食したって話も聞いたことあるし。
ミニクロワッサン8個を酔って寝ぼけて一気食い。
この事件以降、泥酔した彼女のことを「クロワッサンお化け」と呼んでいます。


そういえばこの夜は、すごい数の三日月模様に囲まれて過ごしたので
もしかしたらクロワッサンの呪縛にかかったのやも知れません。
月のパワー恐るべし!





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6 コメント

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・・・・・ (加害者M)
2011-02-27 19:59:11
なるほど。謎が解けた気がいたします。
人生、二度目の路眠にも遭遇してしまったわけですか・・・
心中お察しいたします
えー・・踊りまくってたことは覚えてます。
それで見事に撃沈したってことでしょうか。
翌朝8時に飛び起きるまで空白です
っていうか、飲めなくなってる自分を認識しなきゃですね
姉弟様、ともども大変ご迷惑をおかけしました。後日あらためてご連絡いたします。

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(^-^;) (めぇ)
2011-02-27 22:18:33
困りつつ冷静に次の手段を考えるyama_fumiさんが浮かんで、苦笑してしまいました。

(笑い事じゃなかったですよね…スミマセン)

大雪とかじゃなくて本当に良かったです。
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遠いところをありがとうございました☆ (yamaぐtea)
2011-02-28 02:25:27
yama_fumiさん、みじゅさん、お疲れさまでした

あの日みじゅさんはまた1つ伝説を刻まれたのですね!!
ワタシ達の間でももはや新しい伝説として語り継がれてますよ
また、是非是非遊びに来られてください

そしてyama_fumiさん・・・

笑顔の重圧、久しぶりに感じました(ワラ
あの笑顔に弱いデス・・・
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Unknown (yama_fumi)
2011-03-01 16:59:59
加害者Mさん

いや~なんというか、久しぶりにすごい夜でした。
その時は不思議と腹が立ってないというか、
現実を静かに受け入れている自分を感じました。
トレーニングの効果でしょうか。
忍耐力がさらに増している気がします。

また飲みにいきましょう。
ただし、「現地集合・現地解散」でお願いします!
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Unknown (yama_fumi)
2011-03-01 17:07:15
めぇさん

>困りつつ冷静に次の手段を考えるyama_fumiさんが浮かんで、苦笑してしまいました。

いや~、こんな時って本当に自分でもびっくりするぐらい冷静というか
平常心なんですよね。

んで、目の前で前後に揺れているヒトを見ながら
「揺れているうちに振幅が大きくなるのは、遠心力のせいなのか?」
「頭側には倒れないのに、お尻側に倒れるのは何故か?」
などと考えながら過ごしていました。
だってあの状況だと、考えることぐらいしかすることないんだもーん^^;
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Unknown (yama_fumi)
2011-03-01 17:12:27
yamaぐteaさん

ステキなショーをありがとう!
そして、生徒さんはじめ関係者の方々にご迷惑をおかけしました。

>笑顔の重圧、久しぶりに感じました(ワラ
>あの笑顔に弱いデス・・・

ドMのyamaぐteaさんのために
またプレッシャーかけに行きますよん!
えへへー♪

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