フミンスカヤの日日是好日

ねこと日本酒と本に囲まれた隠居生活がしたい!

金閣寺

2012-02-26 23:06:18 | 音楽・お芝居そして落語
2月が逃げちゃう~!
ということで、慌てて2月の観劇メモを書いているyama_fumiです^^;


『金閣寺』を観て来たんです。病む前に。



キャナルシティ劇場にきたときに気になりつつも
「ジャニの人が出てるから、きっとチケットはとれるまい」と思って
はなっからあきらめてしまったのですが
ちょうど東京にいるタイミングで凱旋公演があってたのでこれも縁かと思いまして^^


原作は三島の「金閣寺」
慌てて原作をyama_fumi書庫から引っ張り出して、読了してからの観劇です。


金閣寺および屋根の上の鳳凰を人が演じるという
前衛的(そしてちきっとアンダーグラウンド臭のする)で斬新な演出でしたが
めちゃくちゃ良かったです!

溝口(金閣に火をつけちゃう人ね)、柏木、鶴川という3人の若者が出てくるのですが
3人とも、原作のイメージにぴったり!

大東くん
彼、好きなんですよ~。透明感があって。清潔感があって。
(ちなみにNHKの作品でしか見てないので、偏った印象かもだけど^^;)
明るい日なたそのもののような存在(まあじつはそうではないのだけれど、主人公からはそう見えている)鶴川というのが、大東くんがただ居るだけで自然と伝わってくる。

高岡さん
いろいろと物議をかもしとる問題児ってイメージでしたが
演者としては素晴らしい。
この人が演じる柏木という役は、超が付くくらい屈折してるし
内翻足というハンディを持ちながらも、それを逆手にとって女にちょっかい出すわ
したたかさ、不敵さっていったらもうって感じの役どころなのですが
ばっちり演じきってましたね。

そして森田くん
V6の小生意気なガキぐらいにしか思ってなくて
正直言うと、ジャニな人たちの中では嫌いな部類でした。
が、この舞台観てびっくりしました。
彼の舞台人としての力量は驚くものがあります!
溝口の役は今後他の誰がやってももう満足できないかもってくらい
溝口そのものでした。
難しい役だろうに…本当に素晴らしい演技でした。

あと女性役複数を演じてた中越さんもよかったな。

演出は宮本亜門さん
ストレートプレイの演出もやるのね。ってか、素晴らしいではないですか。


原作を読み終えてお芝居観るまでは
いくつかのエピソードをピックアップして繋ぎ合わせた感じのお芝居なのかなと思ってましたし
三島の世界観を表現しきれるはずはないくらいに思っていたのですが
驚きの仕上がりでした。


本当は原作を読み返して、もう一度お芝居を観たい。
いや一度といわず、何度も観たい。
そうやって深く掘り下げてみたい、そう思わせてくれるお芝居でした。


このお芝居を観れたことに心から感謝したい。
今年のベストステージに確実に入るであろう素晴らしいお芝居でした!


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2月9日 夜の部
赤坂ACTシアターにて


病んでました。。。

2012-02-25 20:34:02 | 日々つれづれ
いや~、びっくりするぐらい体調崩してました。

12日に唐津のロードレースの応援に行ったんですが
帰ってきてからいや~な感じに。。。
吹きっさらしに数時間立ってたから、風邪ひきかけてるのかな位に思って
お得意の「葛根湯飲んで暖かくして寝る」作戦で挑んだんですけどね
敢えなく敗北。。。つーか、完敗。
翌日からね、すごい高熱が出て動けない状態に。。。
二日ぐらいぐったりして過ごしたらそのうち熱も下がってきたので
病院には行かなかったんですけどね。
たぶんインフルエンザですね。アレは。

んで、熱も下がり、後は体力が戻るのを待つだけだわ位に軽く考えてたのですが
急に眼が回り始めたんです。
ぐるぐるぐる~って、世の中がね、回ってるんですよ。
立ってても、座ってても、お布団に横になっていても。
もうオールタイムぐるぐるなんです。
家の中の移動でさえも壁伝いでないと怖くて歩けない位の眼のまわりっぷり。

これは、三半規管がやられておるなということで耳鼻科に行きましたら
メニエル病であろうとのこと。

「えー?耳鳴りとか難聴とかの自覚は全くないのになぁ」と半信半疑ではあったのですが
聴力検査をすると低音域の聞こえが年齢を考えると悪い数値なのだそう。。。
(この低音域の聞こえの悪さというのがメニエルの特徴的な所見なんだって)

ということで、メニエルのお薬を飲んで様子を見ようってことになったのですが
その薬が、まー、びっくりするぐらいまずい!
カブトムシのエサ的なミニカップに入ったゼリー状のお薬なんですけどね
なんとフレーバーパウダーがオマケで付いてくるんですよ。3種類も。

お薬もらった直後は「はて?」と思ってたのですが
一口食べたら理由がわかったね。
もう、戦意を失うくらいのマズさ!

一応、フレーバーも試しました。
「ミルク」「ヨーグルト」「ココア」の3種類とも一応試しました。
まあ、激マズのものに何らかの粉を振り掛けたところで、まずいものはまずいので
もう普通にお薬(ゼリー)だけをとるようにしましたけどね。
口に含むとね、喉が拒絶するんですよ。嚥下するのを。

まあでも、まずいだけなら我慢する。お薬だもの。


メニエルの治療を始めてから、頭が割れるように痛いし
起きていられなくなったんですよ。。。
「私はメニエルではなくて、脳の病気なのでは…」と不安になったときに
ふと、お薬の説明書を見ると
「吐気、嘔吐、下痢、不眠、頭痛、発疹等が現れる事があります」
と、しれ~っと書いてある。

この割れるような頭痛はもしやこのカブトムシのエサのせいなのかっ!

つーことでお薬飲むのをやめまして
めでたく頭痛とはお別れできました。

(怖いよ~お薬って怖いよ~)


昨日、経過のチェックに行ってきたら
めまい時に出る眼振は初診時よりもずいぶんおさまってるし、
低音域の聞こえも回復してきているらしく
お薬は効果はあったらしい。(ひどい目にあったけど)


先生に、これからどうする?
お薬をやめてみてしばらく様子をみてみるか
頭痛のしないお薬にかえてみるか
って聞かれて
「自力で治る気がしますっ!」と反射的に答えてましたね。もう。

だってお薬怖いんだもんっ!


ということで、2週間近く、寝たきりに近い生活を送っておりましたが
「家で寝ているよりは運動した方がバランス機能の回復は早いはず!」
という野生の本能から、今日はリハビリを兼ねてウォーキングに行ってきましたよん。

まだなんとなくふわふわする浮遊感は残っているものの
生活に支障はそんなにないレベルには回復しました!

後は食欲が回復して、おいしいものを楽しく食べれるようになりますように!
来週末の京都旅行までには復活したるーっ!!

↑欲望こそが生きる原動力だと痛感する今日この頃^^;



逃げる月

2012-02-03 14:05:35 | 日々つれづれ
2月に入りましたね!

1月は「行く」
2月は「逃げる」
3月は「去る」

なんだそうですよ…。

スケジュール帳代わりのGoogleカレンダーを見て
「なにげに忙しいじゃん!ワタシ」って思ってマス^^;

博多座の歌舞伎、夜の部のチケットは
事前に取らずに都合の付く時に行~こうっと思ってたけど
行けないかもしれないなぁ。。。亀ちゃんなのに。。。


んで、まったく関係ない話ですが
数年前に一目惚れして買ってて、
もったいなくてなかなか使えなかったブックカバーをやっとおろしました。

タイシルクの生地でね。
すっごくきれいなグリーンなの♪




ふと気付くと、きーちゃんが早速しおり紐で遊んでいるーっ!!

も~ボロボロになるからやめて下さいー!
と、他のおもちゃを与えて気をそらしましたが…。
油断も隙もないやっちゃ。


ちなみに中にはこんな本が



こちらもいつか読もうとブックオフで買ってそのままになっていた本。

帯の永瀬正敏さんの若さに時の流れを感じます。
(本にはさんであったチラシには平成5年の新潮文庫の100冊とある)

久々の純文学です。
読みおおせるのか?





こちらの肉球はいたずらしないしおいしい♪
お魚センターで買ってきた「猫の手くりーむぱん」です。