フミンスカヤの日日是好日

ねこと日本酒と本に囲まれた隠居生活がしたい!

梅雨…なの??

2013-06-16 22:31:32 | 日々つれづれ
今日は父の七回忌でした。
(命日は来月だけどね)

時の経つのは早いわね~。

七回忌ともなると、悲しい、寂しいというよりも
ひとつの区切りって感じがしますね。


親戚のおばちゃんズも元気で、きゃっきゃきゃっきゃ楽しそうでした。
(年取ると女性の方が元気になる気がする~^^)






梅雨というのにまとまった雨が降らないですね…^^;

親戚のおいちゃんが、畑が大変~って言ってました。
あさって田植えやるから手伝いに来ないかとも言われました。
仕事がなかったら「田んぼでいぼる」という経験をやってみたいところなんだけどな~。

私がご隠居になって手伝いに行ける頃まで、田んぼとか畑とかがんばってて欲しいもんです。



さようなら「亀ちゃん」

2013-06-14 12:03:36 | 音楽・お芝居そして落語
そうそう土曜日には博多座昼の部の「スーパー歌舞伎 ヤマトタケル」を観てきたんだった!

最初の口上はなかなかよかった。


「いまからご覧いただくヤマトタケルでは、役の上では父親役を演じていますが
 (隣にいる)猿之助を父とも仰ぎ、歌舞伎に日々精進していく次第」的な香川さんの言葉と

「ヤマトタケルは舞台一面黒、床も黒、これを夜公演までに普通の床にし
 また昼公演までに黒にしなおす大道具さんたち…」という新猿之助さんの発言も
ほほぅ…たしかにその通りだね~と感心し。


うん。
口上はなかなかよかった。
すこしうるっとさえきた。



あとあれだね~、アクロバット隊の方々の連続宙返り。
あれは凄かったね~。
思わず「凄いっ!」って声にでてしまったですよ。



舞台の上では“超”がいくつも付く位の熱演。。。
なのに、何故だろう…私の気持ちは反比例してさめていきます。


やっぱり「スーパー」は好みではないんだな~。


普通の古典歌舞伎がみたい~
他のお家の同世代とがっつり組む芝居がみたい~
亀治郎の女形がみたい~
言っても仕方ないことですが、うだうだくだを巻きつつその夜飲んだくれたのは言うまでもありません。

さようなら「亀ちゃん」





博多座エントランス前には日本酒の菰樽が並んでた。
地元の酒「亀の尾」
「亀」繋がり…なのだろうか??



亀ちゃん…じゃないのか、もう。

2013-06-03 21:42:40 | 音楽・お芝居そして落語
先月は一度も更新しないまま過ぎてしまいました…ご無沙汰しておりますなyama_fumiです。

六月博多座大歌舞伎に行ってまいりました~!

初日の夜の部。
猿翁さんは体調不良で、父息子共演を期待していた五三桐は朝から休演のお知らせがでてました。
口上でお顔だけでも拝見できるのかしら~と思いながら博多座へ。


一、小栗栖の長兵衛(おぐるすのちょうべえ)

この狂言は初めてみます。
なじみのない狂言に、香川照之改め中車さんということで、あんまり期待せず観劇っと。

香川さん、がんばってます!
(狭い意味での)芝居は上手いと思います。さすがだなぁと。
ただ、いかんせん歌舞伎味が絶対的に足りないです。
まあ、こりゃ~仕方ないですな。
だってまだ歌舞伎の世界に入ってたったの一年ですものね。

新歌舞伎でしかもどたばた喜劇だったので、この狂言はなかなか楽しく笑いながら観れました~。




二、襲名披露口上(こうじょう)

猿翁さん、やはり欠席。
よそのお家の方が少ない口上で、ちょっと寂しい気分になりました。

亀ちゃん、、、もう亀治郎ではなく猿之助なんだなぁ…と。
これからは先代猿之助さんが演じてきたお役を演じる機会が増えるんだろうな…と思うと
ちょっと寂しくなってきちゃった。
亀ちゃんは、猿之助さんの芸をちゃんと継承していると思うし、顔や声など「はっ!」とさせられるくらいに似ていて
そんなお芝居を観れることはとってもうれしいのだけれど
彼は女形もすごくよかったので、これからは女形で観る機会が減っちゃうのかも…と思うと残念で残念で。
それに、猿之助になったってことは、座組も今までみたいにいろんな家の人たちと組むのではなく
おもだか屋の座頭的な感じになっちゃうのかな…と。
そんなこと思ってたら、あんまり手放しで喜べなくなってきちゃったな~。

「猿之助」という名前を襲名するって意味を突きつけられた、そんな口上でした。



福山さんデザインの祝い幕
本当は劇場内は撮影禁止なのだと思うけど、みなさん撮影されてましたね~。
博多座のお姉さんからの注意もなかったので、今回はご祝儀でお目こぼしってことかしら。



三、楼門五三桐(さんもんごさんのきり)

猿翁さんの代役は右近さん。
猿翁さんがやるはずだった久吉の周りにずらずらずらっと先代猿之助さんが育てた弟子達が並ぶの図。
これ、猿翁さんが演じてたら、この絵だけで泣いちゃったかもな。

中車さんの歌舞伎味の不足が、石川五右衛門の役だと結構辛いです。
映画の村歌舞伎のシーンをみている様な、、、




四、三代猿之助四十八撰の内 義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
   川連法眼館の場

先代猿之助さんで何度も何度も通った演目です。

そういえば福ちゃん先輩と大阪に観にいった時に
あまりにも号泣しすぎて、いつもは私が泣いたくらいじゃ動じない福ちゃん先輩が
「今日はずいぶん泣きよったねぇ」ってあきれてたなぁとか、むか~しの事が次々に浮かんできて
お芝居を観ながらも、なんだか自分の半生振り返っちゃうみたいなー。

新猿之助さん、素晴らしかったです!
なんと言っても今までみた狐忠信のなかで、一番子狐っぽい!


宙乗りで3階に消えた後も客席のどよめきが止まらなくて
結局、新猿之助さんが舞台に出てきてご挨拶してくれました。
歌舞伎公演であんなに熱狂した客席をみたのは初めてです。

亀ちゃん、博多の人に愛されとおね。