つい先日までおフランスの世界に通いつめていたワタクシですが
今週は赤坂のヴェローナに行ってまいりましたよ♪
あかしゃかしゃかしゅ(by 諸見里師匠)にある赤坂ACTシアターで
ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』を観てきました!
1日目は育三郎&フランク組での観劇です。
じつは育三郎くんのステージを観るのは今回がお初です。
そしてじつはじつは「ロミオとジュリエット」のストーリー
どんな話なのか知りません!
対立しているおうちの坊ちゃんと嬢ちゃんが恋に落ちて
バルコニーで「あなたは何故ロミオなの」と言っちゃうという位しか知識はございません。
ただ、基本的にシェイクスピアものは台詞回しがあまり好きではないので
大きな期待を抱くこともなく、席に着きました。
幕が上がって、、、たまげました。
1曲目の「ヴェローナ」で完全にやられました。
このミュージカル、すごいかもっ♪
楽曲がね、いいんですよ~!
どの曲も大好きっ!
あと「死のダンサー」に目を奪われました。
舞台上には若いイケメンがいっぱいいるというのに
死のダンサーに目が釘付け。イケメン大好きなこの私が!
スマホだのフェイスブックだのメールだのという言葉が出てくるたびに
現実世界に引き戻されてしまう残念さは残りますが
芝居の出来としてはかなーり好きなステージでした。
育三郎君はさすがに歌がうまいですなぁ。
ただ、何でだろう。ひとり浮世離れしている感が。
ベンヴォーリオ、マーキューシオはじめ街の悪ガキどもとの「仲間感」が感じないんですよね。
ひとりだけ見た目が爽やかな王子様過ぎるのかしら。
そして敵対する側のティボルトに仲間のマーキューシオを刺し殺されて
逆上してティボルトを刺し殺すシーンも
かっとなってつい殺してしまったってふうに感じなかったんですよ。
「あんな素直ないい子が何故人殺しを」って感じの
近年増えてきた理由がよくわかんない類の事件がふっとよぎり
ちょっと嫌な気分に。
フランク莉奈ちゃん
かわいいジュリエットです。
歌もまあまあ。
立ち姿や舞台上での身のこなしが、全然舞台の人っぽさがなくて
中学校の演劇部員が一生懸命演じてます的な素朴さと純粋さを感じました。
(↑褒めてますよ~!)
素直にジュリエットの恋を応援してあげたい気持ちになりました。
ジュリエットの父母を演じる二人がかなり濃厚風味なので
ジュリエットに「演技」を感じると、ひねくれものの私なんかは
「けっ、かわいい娘を演じちゃって」なぁんてジュリエットというキャラクター自体を嫌いになっちゃいそうだから
この天然のかわいらしさは魅力的です。
そして皆さん歌が上手い!
歌ストレスのないミュージカルって気持ちいいものですね~♪
★----- おぼえがき -----★
【2011年9月28日 昼キャスト】
ロミオ(山崎 育三郎)
ジュリエット(フランク 莉奈)
ベンヴォーリオ(浦井 健治)
マーキューシオ(石井 一彰)
ティボルト(上原 理生)
ジュリエット父母(石川 禅・涼風 真世)
ロミオ父母(ひの あらた・大鳥 れい)
ロレンス神父(安崎 求)
乳母(未来 優希)
ヴェローナ大公(中山 昇)
死のダンサー(中島 周)
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そして2日目。
この日は城田&昆組でございます。
城田君
昨日の育三郎君を聞いた後だと、歌は…な感じですが
芝居としては城田ロミオの方が好きでした。
悪ガキたちと遊んでる感が伝わってくるので、
その後の逆切れ→ティボルトを刺すってところが腑に落ちた感じ。
ジュリエットとのやり取りもかな。
全体的にロミオの気持ちが伝わってきたのは城田君でした。
昆夏美さん
歌も演技も上手いですね。
きっとこれからミュージカルでお見かけする機会が増えるんだろうな。
楽しみです♪
そして、浦井健ちゃん!
彼が出てくると舞台がまとまるというかなんというか。
歌、こんなに上手かったっけという感じです。
目は死のダンサーを、耳は浦井健ちゃんの声を追っている
そんな感じの二日間でございました。
★----- おぼえがき -----★
【2011年9月29日 昼キャスト】
ロミオ(城田 優)
ジュリエット(昆 夏美)
マーキューシオ(良知 真次)
フランス版の「ヴェローナ」
めちゃくちゃかっこいいんです!
↓
02.- Verona - Romeo et Juliette