みなさん、何度も何度も読み返す本ってありますか?
私は本はぼちぼち読む方なのですが、
「おもしろい本だったな~!」って思う本はいっぱいあるけど
何度も読み返す本っていうのは、ほんの数冊に限られているのです。
いままで折に触れて読み返してきた本。
それはこの遠藤周作先生の『深い河』なのです。
落ち込んだ時、迷った時
そしてなんでもない時にふと
この文庫本を手に取りました。
この本のテーマでもある深い河=ガンジスは
全てのものを受け入れ、包み込んでくれるのです。
そして本を読み終わった時には、私も本の中の登場人物同様に
「ああ、こんな私でもゆるしてもらえるんだ」という気持ちになれるのです。
(こう見えても私、悩み多き人間なのですよ)
ということで、これまでも、そしてこれからも
何度も何度も読み返すであろう本。
それは『深い河』なのですよ。
遠藤周作作品が好きな人は
「遠藤周作といえば沈黙でしょ!」って人が多いのです。
いままで出会った人を見ると。
そうか~、『沈黙』読まないと一人前の遠藤周作ファンとは言えないのか…。
とは思いながら、この本、買ってから読了するまで
10年ほどかかりました^^;
本の内容がつらくって心が痛くって
何度もチャレンジして何度も途中で投げ出しちゃったのです。
読了に至ったのはつい3年ほど前でしょうか。
やっぱり、痛いです。
信仰って何のためにあるんですか?
雲仙地獄で殉教者の碑を見た時は
この本を思い出して、つらくって心が痛くってたまんなかったです。
------------------------------
さてさて何でこんな話をしているかというとですね
ミノ氏とちょっとこの本の話をしたのですよ。
ミノ氏、結構な読書家で
トレーニングの合間に本の話なんかをすることもあるのですが
お互い、本の嗜好がまったく違うのですよ。
ミノ氏は「実際にあった歴史物が好き」ということで
司馬遼太郎さんの本や塩野七生さんの本をよく読むらしいのですが
歴史(特に幕末)は苦手、外国のお話もにがてーな私は
手に取ったことすらないジャンルの本だったりします。
ということで、お互い本の話はするものの
かみ合ってるんだか、かみ合ってないんだか。。。って感じだったのです。
土曜日も
「僕、哲学とか宗教とかも興味あるんですよー」って言い出したので
ほぅ、私も仏像、お寺、仏教は好きですよー。
日本の文化は仏教と切っても切れない深いつながりがあるからね~なあんて話をしてて
んで、話の流れでキリスト教の話になった時に
私が語れるキリスト教といえば遠藤周作さんの本しかないなってことで
上記2冊の本の紹介をしてたんですよ。
私が何度も読み返す『深い河』と遠藤作品の傑作といわれている『沈黙』と
読み比べてみるとおもしろいよって。
まあ、おもしろいよって紹介してみたものの
歴史上実際にあった話ではないので、ミノ氏は絶対に読まないだろうなと思ってたの。
実際「なぁんだフィクションか。作り話ですねー」って言ってたし。
そしたら、今日(月曜日)、ちょっと用があってジムに寄ったら
「僕、深い河買いましたよー! 前半読みました。いきなり切ないですね」と
深い河について語り始めたミノ氏。
えー!
フィクションだから絶対に読まないと思ってた。
「絶対にそう言われると思って、読もうと思いました」だそう。
まあ、理由は何であれ
この心の柔軟さと実行力。
見習わないけん!
私もそのうち、苦手な幕末物でも読んでみるかしらん。
と、その前に
『深い河』をもう一度、読み直さなきゃ。
あと、北海道旅行の前に(あ、北海道に行くんです♪)
ずいぶんと前に読んだ(はず)の『塩狩峠』も読み直したい。
北海道のガイドブックをめくってて、三浦綾子さんが実は旭川出身だったというのを知ったし
ミノ氏情報によると塩狩峠も実際にあのへんにあるらしいのです。
お~っと、読まないかん本が山積みやね。
うれしい悲鳴♪
ということで、今回のタイトル「感心した」のはミノ氏の意外に柔軟な心に対して。
そして、今から『深い河』を再読して「感動」しようっと!
私は本はぼちぼち読む方なのですが、
「おもしろい本だったな~!」って思う本はいっぱいあるけど
何度も読み返す本っていうのは、ほんの数冊に限られているのです。
いままで折に触れて読み返してきた本。
それはこの遠藤周作先生の『深い河』なのです。
深い河 (講談社文庫)遠藤 周作講談社このアイテムの詳細を見る |
落ち込んだ時、迷った時
そしてなんでもない時にふと
この文庫本を手に取りました。
この本のテーマでもある深い河=ガンジスは
全てのものを受け入れ、包み込んでくれるのです。
そして本を読み終わった時には、私も本の中の登場人物同様に
「ああ、こんな私でもゆるしてもらえるんだ」という気持ちになれるのです。
(こう見えても私、悩み多き人間なのですよ)
ということで、これまでも、そしてこれからも
何度も何度も読み返すであろう本。
それは『深い河』なのですよ。
沈黙 (新潮文庫)遠藤 周作新潮社このアイテムの詳細を見る |
遠藤周作作品が好きな人は
「遠藤周作といえば沈黙でしょ!」って人が多いのです。
いままで出会った人を見ると。
そうか~、『沈黙』読まないと一人前の遠藤周作ファンとは言えないのか…。
とは思いながら、この本、買ってから読了するまで
10年ほどかかりました^^;
本の内容がつらくって心が痛くって
何度もチャレンジして何度も途中で投げ出しちゃったのです。
読了に至ったのはつい3年ほど前でしょうか。
やっぱり、痛いです。
信仰って何のためにあるんですか?
雲仙地獄で殉教者の碑を見た時は
この本を思い出して、つらくって心が痛くってたまんなかったです。
------------------------------
さてさて何でこんな話をしているかというとですね
ミノ氏とちょっとこの本の話をしたのですよ。
ミノ氏、結構な読書家で
トレーニングの合間に本の話なんかをすることもあるのですが
お互い、本の嗜好がまったく違うのですよ。
ミノ氏は「実際にあった歴史物が好き」ということで
司馬遼太郎さんの本や塩野七生さんの本をよく読むらしいのですが
歴史(特に幕末)は苦手、外国のお話もにがてーな私は
手に取ったことすらないジャンルの本だったりします。
ということで、お互い本の話はするものの
かみ合ってるんだか、かみ合ってないんだか。。。って感じだったのです。
土曜日も
「僕、哲学とか宗教とかも興味あるんですよー」って言い出したので
ほぅ、私も仏像、お寺、仏教は好きですよー。
日本の文化は仏教と切っても切れない深いつながりがあるからね~なあんて話をしてて
んで、話の流れでキリスト教の話になった時に
私が語れるキリスト教といえば遠藤周作さんの本しかないなってことで
上記2冊の本の紹介をしてたんですよ。
私が何度も読み返す『深い河』と遠藤作品の傑作といわれている『沈黙』と
読み比べてみるとおもしろいよって。
まあ、おもしろいよって紹介してみたものの
歴史上実際にあった話ではないので、ミノ氏は絶対に読まないだろうなと思ってたの。
実際「なぁんだフィクションか。作り話ですねー」って言ってたし。
そしたら、今日(月曜日)、ちょっと用があってジムに寄ったら
「僕、深い河買いましたよー! 前半読みました。いきなり切ないですね」と
深い河について語り始めたミノ氏。
えー!
フィクションだから絶対に読まないと思ってた。
「絶対にそう言われると思って、読もうと思いました」だそう。
まあ、理由は何であれ
この心の柔軟さと実行力。
見習わないけん!
私もそのうち、苦手な幕末物でも読んでみるかしらん。
と、その前に
『深い河』をもう一度、読み直さなきゃ。
あと、北海道旅行の前に(あ、北海道に行くんです♪)
ずいぶんと前に読んだ(はず)の『塩狩峠』も読み直したい。
北海道のガイドブックをめくってて、三浦綾子さんが実は旭川出身だったというのを知ったし
ミノ氏情報によると塩狩峠も実際にあのへんにあるらしいのです。
お~っと、読まないかん本が山積みやね。
うれしい悲鳴♪
ということで、今回のタイトル「感心した」のはミノ氏の意外に柔軟な心に対して。
そして、今から『深い河』を再読して「感動」しようっと!
塩狩峠 (新潮文庫)三浦 綾子新潮社このアイテムの詳細を見る |