ウィーン版ミュージカル「エリザベート20周年コンサート」に行ってまいりました!
20日昼夜、21日昼と3公演立て続けに観てまいりました。
アホでしょ~^^;
★----- Cast -----★
Elisabeth: マヤ・ハクフォート(Maya Hakvoort)
Der Tod: マテ・カマラス(Máté Kamarás)
Lucheni: ブルーノ・グラッシーニ(Bruno Grassini)
Franz-Joseph: アンドレ・バウアー(André Bauer)
Rudolf: ルカス・ペルマン(Lukas Perman)
「コンサート」という公演タイトルが付いてますが
大きな装置やセットが無いだけで、ほぼ本公演と同じ内容です。
簡易セット版ミュージカルって言ったほうがぴったりくるかな。
エリザベートを演じるマヤさん!
凄かったです!素晴らしかった!
少女時代(オペラグラスは封印よ)から晩年まで違和感が無く
自然に年齢を重ねていった感じで、一人の人生の物語を見たって感じだったし
歌の素晴らしさは、もうね~何度も震えが来ましたよ。
エリザのテーマ曲とも言うべき「私だけに」
精神病院のシーンでの「魂の自由」
ルドルフの死を悼む「死の嘆き」
そして「夜のボート」
どれも絶品過ぎて気絶しそうでした(笑)
あと、1幕最後の額縁の中のエリザベート肖像画のマヤさんの美しかったこと!!
マヤさんがエリザベートを演じるのは今回の日本公演が最後らしい。
たとえウィーンに行ってももう観ることはできないんだな~と思うと
迷った時期もあったけど、大阪まで行っておいてよかったと言うか、
行かなかったら後悔するところでした。
ドイツ語なマテ☆
DVDでみる野獣系マテトートよりもパワフルさがちょっと少なかったかな~。
でも東宝版のトートとはまったく別物で、楽しめました♪
ルキーニ役のブルーノ・グラッシーニさん
小柄でかわいい印象。
DVDのキャスト(セルカン・カヤさん)ほど突き抜けたパワルフさは無いけど
なかなかいいわ~。(東宝版は一択なのではじめて兄以外のルキーニっていう点でも)
20日夜公演が1000回目の記念公演だったみたいで
カーテンコールではサプライズでマヤさんから花束が。
ブルーノさん本人には内緒だったみたいで、本当に喜んでて
その姿がまたかわいかった。
フランツ役のアンドレさん♪
今回のマイツボ☆
DVDみてる間は特別魅力を感じなかったのだけど
ナマで見るととっても素敵です♪
すーっと姿勢がよくて品があって
ああ、皇帝として育てられた人ってこんななんだろうな~って感じの美しさ。
素敵なオトナの男って感じなのに、カーテンコールでのおちゃめさや
ステージ上でマヤさんの腕をすすす~って撫でるいたずらしたりと
なんだかチャーミングなところも垣間見られ、もうドツボです^^;
最後通達の「エリザベート、開けてくれ~」のシーンなんか
フランツがかわいそうでかわいそうで
私がかわりによしよしハグしてあげたいっ!って思いました。毎回。
「夜のボート」もどちらかと言うとフランツ贔屓。
だって好みなんだもんっ!
ルドルフ役のルカスさん
正統派イケメン王子様ですな。
DVDだと「人形遣いみたいだ…」と、ちょっと笑いが出てきちゃう闇広のシーンが
ルカス&マテの組み合わせだと、美しかったです。
ルドルフのシーンももちろんいいんだけど、
おすまし顔でアンサンブルとしていろんなシーンに登場してる姿が結構好き~!
あと、ルカスさんとアンドレさんが並ぶと本当の父息子に見える!
二人ともすーっとしてて端正な顔で髪の毛が柔らかそうでイケメン親子です。
父と息子が両方とも母親のエリザベートに片想い…
「ここも三角関係やな」という感想は東宝版では感じたことの無い気持ちです。
今回のキャストは本当にすばらしいかったです。
せっかく大阪に来たので、ねぎ焼きで一杯♪
舞台の作りはステージ上にオケが入ってて
それを取り囲むように棚(?)とスロープがある感じの簡素なもの。
演技できるスペースもかなり限られているし
アンサンブルさんの人数なんかもかなり少ない感じなのに
物足りない感じなんかはまったく感じず、、、十分すぎるくらいでした。
すばらしい歌と熱演があれば大掛かりなセットとか必要ないんだな~って思いました。
あとオーケストラの演奏がこれまた素晴らしいっ!
帝劇での金管の悪夢はなんだったんだ!
日本にもちゃんと演奏できる人、居るじゃないですか~。
トート閣下が降りてくるだけのゴンドラとか取っ払っちゃって
その分をトランペットのギャラにしてもっと上手い人をキャスティングして欲しいわ~>東宝版
あとなんと言っても、訳詩が違いましたね。
ドイツ語→日本語にする際に、文字数とかメロディーに合わせるとか
いろいろ制限はあるんでしょうけどね。。。
訳詩みてると今までみてきた「エリザベート」とはまったく違う世界観。
私は東宝版の歌詞よりも字幕で流れる訳詩の世界の方が断然好きです!
それからコンサートだからかなのか、それとも大阪の土地柄なのか
会場の盛り上がりも凄かったです!
なんだかもう、すっごい濃い2日間でした。
凄いもん観たっ!!
26日は仕事で東京日帰りの予定だったのですが…
「もうこの組み合わせでのエリザベートは観ることが出来ないんだな」
と思ったら、せつなくて、、、
そしてモロモロ調べてたら
あら、飛行機は金曜の夜に帰るよりも土曜日の方がお安いわ~経費節減にも協力するべく便を変更っと。
26日のチケットも27日のチケットも、幸運にも手に入れることが出来まして
これはもう、観にいく運命なのだろうと…ええ、アホですとも^^;
つーことで、私のウィーン週間はもうちょっとつづくのでしたー。