平成28年1月16日(土)
左義長(どんど焼)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/2f/36ea3973ebf3d922f27ac963f0307d05.jpg)
左義長祝詞羽子板(伝土佐光起「左義長羽子板」の図)
滴翠美術館所蔵
左義長の祝詞にたたふ山河かな 大橋 敦子
小正月
正月14日から16日迄の称。元旦を大正月というのに対し
小正月と言い、今も全国的に様々な行事が行われて
居ます。(二番正月とも言う)
左義長は小正月を中心に行われる火祭りの行事。
1月14日の夜、または15日に行われ、各地の田の中、
川原、村外れの広場、神社の境内等がその場所で、
中心に据える栗や楢の木を山から切り出し、四方に
青竹を立て、幣(ぬさ)を付けた縄を張り、家々から
正月の飾り(門松、注連飾等)を持寄り火を付けて
出来るだけ炎の高さを上げるため、藁、枯れ草等を
加える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/99/411868a79a6952595e252e37515022da.jpg)
熊本県玉名郡長洲町のどんど焼
亦、正月に帰って来た神様や祖霊が左義長の煙りに乗り
帰って行かれるとの言い伝えが在る。
餅や芋等をその火で焼いて食べると風邪を引かぬとも。
書初めを火にくべ紙が高く舞い上がると書道が上達する
と言われている様です
日本各地の有名な左義長(どんど焼)
1、島根県美保関町(毎年1月第2日曜日)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/09/5e8b6ec8d53fbdf4186a7f9b790e3f2e.jpg)
墨付けどんどと呼ばれ、神輿を担ぎ練り歩いて海に
入る。参加者(観覧する者にも)の顔に墨を塗る。
2、奈良県御所市 吉祥草寺(1月14日)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/4b/f67385ba1d66100c8286a4befd2c6fb8.jpg)
茅原の大どんど、奈良県無形文化財に指定されている。
3、岐阜県海津市、秋葉神社(2月11日)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/cd/d9427ae93aebf4c0400505a424d8b846.jpg)
どんど焼、高さ6m、周囲7m、青竹1000本で作った
神輿で町内を練り歩き、秋葉神社で火を付け燃やす。
4、神奈川県大磯町(1月14日)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/19/9d5ca479326ec836ed91ccaed451eee4.jpg)
朝方、海岸に正月飾りを集めて九つの塔を組上げ、
日没とともに点火、褌一つの男たちが綱引きを行い
海方が勝てば豊漁、岡方が勝てば豊作に、、何故か
毎年岡方が勝ことになっている様です。
5、新潟県小千谷市(1月15日)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/cd/efa444e740e6591d30b40cf1d748f08e.jpg)
御幣焼(おんべやき)、雪の壇を作り中心に柱を立て、
書初めや、御守り等を柱に結びつけたり、藁等とともに
積上げ、御幣と呼ばれる短冊を笹に付けて、立ち上る
煙りの中にいれ、空に飛んだおんべを子等が追い、取れ
ば将来金持ちになれるとの言われが、、、。
6、仙台市青葉区、大崎八幡宮(1月14日)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/a5/5e878ff08c20c931440ed44184ee9c21.jpg)
どんと祭(松炊祭)、境内の一角に近郷より持ち込まれた
正月飾り等を日没の頃、「忌火」により点火され炊き上げ
この神火を目指し、裸参りの男達が五穀豊穣を願い集まる
その昔、厳寒時に仕込に入る酒杜氏が吟醸祈願、安全祈願
のために参拝、これが現在では数千の市民が参加する様に
なったとの事。
今日の1句
左義長や神々も亦風に舞ふ ヤギ爺
左義長の火の高鳴りて杜の精 ヤギ爺
左義長(どんど焼)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/2f/36ea3973ebf3d922f27ac963f0307d05.jpg)
左義長祝詞羽子板(伝土佐光起「左義長羽子板」の図)
滴翠美術館所蔵
左義長の祝詞にたたふ山河かな 大橋 敦子
小正月
正月14日から16日迄の称。元旦を大正月というのに対し
小正月と言い、今も全国的に様々な行事が行われて
居ます。(二番正月とも言う)
左義長は小正月を中心に行われる火祭りの行事。
1月14日の夜、または15日に行われ、各地の田の中、
川原、村外れの広場、神社の境内等がその場所で、
中心に据える栗や楢の木を山から切り出し、四方に
青竹を立て、幣(ぬさ)を付けた縄を張り、家々から
正月の飾り(門松、注連飾等)を持寄り火を付けて
出来るだけ炎の高さを上げるため、藁、枯れ草等を
加える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/99/411868a79a6952595e252e37515022da.jpg)
熊本県玉名郡長洲町のどんど焼
亦、正月に帰って来た神様や祖霊が左義長の煙りに乗り
帰って行かれるとの言い伝えが在る。
餅や芋等をその火で焼いて食べると風邪を引かぬとも。
書初めを火にくべ紙が高く舞い上がると書道が上達する
と言われている様です
日本各地の有名な左義長(どんど焼)
1、島根県美保関町(毎年1月第2日曜日)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/09/5e8b6ec8d53fbdf4186a7f9b790e3f2e.jpg)
墨付けどんどと呼ばれ、神輿を担ぎ練り歩いて海に
入る。参加者(観覧する者にも)の顔に墨を塗る。
2、奈良県御所市 吉祥草寺(1月14日)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/4b/f67385ba1d66100c8286a4befd2c6fb8.jpg)
茅原の大どんど、奈良県無形文化財に指定されている。
3、岐阜県海津市、秋葉神社(2月11日)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/cd/d9427ae93aebf4c0400505a424d8b846.jpg)
どんど焼、高さ6m、周囲7m、青竹1000本で作った
神輿で町内を練り歩き、秋葉神社で火を付け燃やす。
4、神奈川県大磯町(1月14日)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/19/9d5ca479326ec836ed91ccaed451eee4.jpg)
朝方、海岸に正月飾りを集めて九つの塔を組上げ、
日没とともに点火、褌一つの男たちが綱引きを行い
海方が勝てば豊漁、岡方が勝てば豊作に、、何故か
毎年岡方が勝ことになっている様です。
5、新潟県小千谷市(1月15日)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/cd/efa444e740e6591d30b40cf1d748f08e.jpg)
御幣焼(おんべやき)、雪の壇を作り中心に柱を立て、
書初めや、御守り等を柱に結びつけたり、藁等とともに
積上げ、御幣と呼ばれる短冊を笹に付けて、立ち上る
煙りの中にいれ、空に飛んだおんべを子等が追い、取れ
ば将来金持ちになれるとの言われが、、、。
6、仙台市青葉区、大崎八幡宮(1月14日)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/a5/5e878ff08c20c931440ed44184ee9c21.jpg)
どんと祭(松炊祭)、境内の一角に近郷より持ち込まれた
正月飾り等を日没の頃、「忌火」により点火され炊き上げ
この神火を目指し、裸参りの男達が五穀豊穣を願い集まる
その昔、厳寒時に仕込に入る酒杜氏が吟醸祈願、安全祈願
のために参拝、これが現在では数千の市民が参加する様に
なったとの事。
今日の1句
左義長や神々も亦風に舞ふ ヤギ爺
左義長の火の高鳴りて杜の精 ヤギ爺