遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

お正月の風景

2016-01-04 15:34:14 | 日記
平成28年1月4日(月)

今は昔のお正月

名古屋城東門(1昨年正月)

穏やかに明けた正月三カ日もアッと言う間に過ぎて、
お父さん達は今日から仕事始めで、眠気覚め遣らぬ
儘、早々にお出かけです、、、。

我家では、2日目に、娘一家(夫婦、小6男児、小4
女児)、息子一家(夫婦、6歳男児、3歳女児)が襲来、
慌ただしく、賑々しく、、平穏無事な我家は大騒動です。
近隣(両隣、階下)に目をつぶって頂きこの日ばかりは
年に1,2度の賑やかな1日となりました。

子供達はお節には目も呉れず、海老や焼蟹に集中し、、
夕餉時、焼肉をすれば、野菜に目もくれずで、、、
カミサンの一声、、で、、「次は野菜だけデーース
食べなきゃ、肉は出しまセーーン」
カミサンそれでも、目は笑ってます。
とてもイキイキ、楽しそうです、、、、。

食後も暫くは、トランプをシテイマシタが、
直ぐにゲーム機で大騒ぎです、、、。
昔は、歌留多(百人一首含む)、福笑い、双六等、、
外では、独楽廻し、羽子つき、凧上げ等などでしたが、
今はここれ等の遊びは、、皆無ですネ、、、。

子等が帰り、、、カミサンと二人亦、元の静寂が戻り、、
3日目はゆっくり、、読初(よみぞめ)をと、、、
新日本大歳時記を開いて、、「正月の風景」を、、、。

俳人の詠む「新年の俳句」

門松、


幾霜に心ばせをの松かざり      松尾 芭蕉

屠蘇、

北斎「新年屠蘇図」(太田美術館所蔵)

屠蘇酌むや光琳の鶴啼かんとす    室生 賽星

鏡餅


鏡餅こころの海の光るなり      鍵和田柚子

獅子舞


舞ひ終へて金色さむし獅子頭     遠藤 保資

初神楽


しんしんと鈴を振り込む初神楽    山口 草堂

初詣、


年寄りに相応の風初詣         宇田喜代子

歌留多、

「浮世かるた遊び」(奈良県美術館所蔵)

歌留多読む恋はをみなのいのちにて  野見山朱鳥

独楽


たとふれば独楽のはぢける如くなり  高浜 虚子

羽子板、

春汀「美人十二カ月追羽子」

羽子日和続き続けり続けかし     松本たかし

双六、

「子供遊おもちゃ双六」

負け役の父呼びに来る絵双六     鷹羽 狩行

書初め、

豊国「風流てらこ吉書はじめけいこの図」

一といふ字三といふ字の筆始め    高野 素十