遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

尺 蠖

2019-06-18 16:11:30 | 日記
令和元年6月18日(火)

尺蠖虫 : しゃくとり



成虫

シャクガ科の幼虫の総称
身体が細長く、歩くときは頭と尾で調子を取り
屈伸する格好があたかも指で尺を取るのに似ている。
休む時は二対の腹脚で枝葉に掴まり、一直線に
なって、小枝や葉等と区別がつかない様に「擬態」
を示す。
擬態は、或る物の様子に似せ、形、色、紋章、模様
等をそっくり真似をし、他の物に成りきること。
尺蠖虫は擬態をすると、まさに木の枝になりきる。


亦、別称の「土瓶割」とは、枝尺蠖類が木の枝に
静止している時に、小枝そっくりとなり、農夫が
その小枝に土瓶を掛けようとしたところ、枝が
グニャリと曲がり、土瓶を落として割れてしまった。
この逸話から「土瓶割」との名が付いたとの事。



埠頭公園の木の葉に、尺取が居た。葉を揺すると、
尺取が、急ぎ、例のリズミカルな足並みで進む、、
見ていると、いつ迄も飽きることがない、、、。


今日の1句

日日を尺蠖の如働けり    ヤギ爺


※日日 : にちにち、毎日、日ごと