遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

あじさい

2019-06-13 15:58:55 | 日記
令和元年6月13日(木)

紫陽花 : 七変化、四葩(よひら)の花


ユキノシタ科の落葉低木、梅雨を代表する花
高さ1.5~2m、額アジサイを原形とする日本原産種で
江戸末期に来日したシーボルトにより、西洋へ紹介され
た。





花の色は、咲き始めのころは白色で次第に緑、青、紫
桃色等に変え「七変化」の別名通りに楽しませてくれる。
紫陽花の色は土壌に左右される。日本は火山の影響て、
酸性の土壌が多い。

亦、雨も多くアルカリ(石灰)分が流され、酸性化し
青い紫陽花が多い様である。
 
アルカリ土壌にするには、硫酸アルミニュウム系の
肥料が良いとされるが、強すぎると枯れてしまうので
注意(弱アルカリ性に)が必要。






亦、「四葩(よひら)の花」の名は、花びらの様に
見える4枚の萼の中心に細かい粒のような花をつける
事から、この名が付いた。
「あじさい」の「あじ」は集まるの意があり、「さい」
は藍色のことで、藍色が集まるという意味からきている
と言われている。

最近、母の日の定番の「カ-ネーション」に代わり、
「ダンス・パーテイ」がとても人気が在る様で、
我が家にも昨年この花が届いた。

この花は、日本に分布する額アジサイとアメリカの
園芸品種を掛け合わせた品種で、日本の園芸農園で
開発された様である。
星形の細い装飾花(萼が大きく成長したもの)が八重
に咲き乱れ、この花が風に揺れる様はダンスパーテイ
で踊る様だとの事から、この名がついたとされる。


梅雨の長雨は、鬱々と陰気なイメージがあるが、
紫陽花は雨に濡れ、一層鮮やかさを増し、たっぷりと
雨水を含み重たげに首を傾ぐ様に咲き盛る、この花
に風情がある。 雨に映え色鮮やかで美しく、、、
私たちを和ませてくれる花である。


今日の1句

濃紫陽花黄色の傘の連なりて      ヤギ爺