遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

芒 種

2019-06-06 16:13:04 | 日記
令和元年6月6日(木)

芒種 : ぼうしゅ

二十四節気の一つ、太陽の黄経が75度に達した時で
小満の後、十五日目、陽暦では今日(6月6日)。

稲や麦等の芒(のぎ)の在る穀物を播種(種蒔き)する
時期を示す。 田植えもこの頃から始まる。
農家でもこの頃から繁忙期となる。


芒(のぎ)とは、イネ科の植物の花の外殻に在る、
針の様な突起を禾(のぎ)という。
(例、麦の穂から針の様に伸びる禾)

「禾」は元々イネ科のアワのことで、その穂が垂れる
様子をいう。小麦とともに穀物の代表として「禾」は
穀物の総称として用いられ、後にイネを意味する様に
なる。

また芒種の頃は梅雨入りの季節となり、食中毒が心配
されるが、この時期に旬を迎える食べ物には、「大葉」
「茗荷」「辣韭」「梅」等があり、いずれもこれに
対処した食べ物として重宝される。

俳人の夏井いつき先生の著書「絶滅寸前季語辞典」に
「芒種」の記述があった。
確かに私自身、俳句を習い始めて知った季語である。
毎年届く「暦、カレンダー」には6月初旬に「芒種」
が載っているが、言葉の意味は知らず、、、、、
俳句を習ううち、「芒種」って何ぞやと、初めて興味
を持った。
二十四節気の一つとあるが、それ以上は知る由もなく、
生活上に於いて、困る訳でもなく、、、、
今回、初めて季題として挑戦である。
いつき先生のおっしゃる意味(絶滅寸前季語)が、、、
俳句歳時記に載っていないもの(ホトトギス等、、
角川合本歳時記の第3版にはなく、4版にある)
従って、例句もかなり少ない様子である。

亦、漢字の部首に禾編があるが、穀類を示す字は
多い、稲、稗、穂、穫、穣、稗、等々、、、、

俳句を齧るようになり、興味津々、今回初めての
挑戦です。


今日の1句(ヤギ爺の拙句

道の駅鉢また買ふて芒種かな     ヤギ爺