遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

河骨

2019-06-08 09:30:31 | 日記
令和元年6月8日(土)

河 骨 : かうほね

スイレン科の多年生水草、
沼沢、河川の浅い場所に自生する。葉の形は里芋の
葉に似てをり、水が深ければ水中に沈み、浅ければ
水面に抜け出る。長卵形で葉柄のところに切れ込み
がある。
6~7月にかけ、太い花柄の先端に1個、3cm程
の鮮やかな黄色の花が開く。 5枚の花弁に見える
のは萼片である。根茎は白色で肥大して白骨に似て
いるのでこの名が付いた。
日本最古の本草書「本草和名」には、催禹錫の「食
経」よりの引用として「骨蓬」という名を引き、
その和訓として「加波保祢」を当てており、これが
「かわほね」と読める。此処から「骨蓬」の音便に
よりこの名が生まれたと在る。(何だか難しい?)


白鳥庭園の河骨を見て来た。


折しも梅雨入りとか、、、雨が池の面に水玉を描き
濃い緑色の葉と、所々に小さな黄色の花が、、、、、
この花は、とても梅雨空が合う様で、雨に濡れ一層
輝いて見えた、、、、。


河骨の掲示板に、日本では本属の根茎を薬草として
「川骨」(せんこつ)といい、漢方薬となり、解熱、
鎮痛剤等に効能がある。 と紹介されていた。

河骨の根茎

今日の1句

河骨や静寂に風の韻(ひびき)あり    ヤギ爺