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84才男の明日を生きる挑戦記

84才直後、片手に余る持病の中の除癌は目下経過監視中。
4年後は米寿で五輪。酉年を期に臆せず気張らずの余生で在りたい。

7月尽

2009年07月31日 | Weblog

 

  7月26日 打つリズム跳ねるリズムの祭かな
  7月27日 土くれて可憐に老いる日照草
  7月28日 蝉時雨ミンミンミンと総選挙
  7月29日 脳天で味合ふ子らやかき氷
  7月30日 外食で秘かに食らふ鰻かな
  7月31日 コーイチの星より帰る7月尽

 小雨そぼる冷え冷えとした、今年の7月を象徴する今朝であある。7月半ばに梅雨明けした南九州・関東甲信、8月初の東海・四国・地方、8月も半ば見込みの北陸・東北。山口・九州・東北の極所豪雨の災害のかたはらでは降りも晴れも曖昧模糊の7月だった。館林の猛暑と竜巻。そんな中、祭りや花火大会が始まった。 若田光一宇宙飛行士が133日の宇宙活動を成功くりに終えて日本時間深夜に地球に生還する。後任の野口聡一さんは12月から半年も宇宙滞在する由。大きな宇宙に比べ、民意そっちの選挙活動に蝉時雨が”ミン・ミン・民とせわしい。


皆既日食

2009年07月25日 | Weblog

 

 7月21日 髪切虫(かみきり)の真贋ただすマニフェスト
 7月22日 見えた夏見えない夏の皆既日食
 7月23日 朝顔の一朝の命叶なはざる
 7月24日 白桃や日毎に変る故郷(さと)の味
 7月25日 可愛いと言はれ続けて千日紅

 この頃の異常気象は失望続きである。46年ぶり国内観測の皆既日食の妨害、防府市の豪雨災害を始め全国は湿りっぱなしである。奄美群島の悪石島の悲劇”と書き置こう。私めの部分日蝕観測の期待も霧散した。変りにデジタルの大画面で各地の皆既日蝕を繰り返し楽しんだ。26年後はここ関東地方らしいが子孫への遺産となるだろう!だからこそ久し振りの薄曇の今朝が眩しい。午後からの当市の夏祭りと総選挙に賭けた市民の夏が始まった。


土用鰻

2009年07月20日 | Weblog

 

  7月16日 取水口の音はこび来る青田風
  7月17日 グラジオラスへの字くの字に競ふかな
  7月18日 甚平の古希に貰へば喜寿に着ん
  7月19日 土用鰻妻の財布がゆるむとき
  7月20日 古団地はやばや消える夏灯(ともし)

 旱続きの青田に絶え間なく注水の音が聞こえる。。16日に、アポロ11号が月面に到着して40年が経つ。”まだ軌道修正には計算機を使った”頃だった。19日。若田光一さんが国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」に船外実験設備取り付けを完了させ自前の観測が緒に就いた。2日後の22日には46年ぶりの皆既日食。関東地区でも2/3日食が拝めそうだ。本舞台の奄美大島は今、準備で大童である。大雪山系の トラムウシ山、美瑛岳遭難した10人の冥福を祈る。 


梅雨明け

2009年07月15日 | Weblog

 

  7月11日 爺婆で占める玄関夏帽子
  7月12日 盆栽に尻尾斬られしトカゲかな
  7月13日 鬼灯の朱を極めては売られゆく
  7月14日 梅雨明けの空したたかに暮れにけり
  7月15日 残忍の漢字すらすら毛虫焼く

 作14日に、<関東甲信>の梅雨が明けた。”平年より6日早く雨量は3.40%少なかった”と気象庁。いつも一緒の<越>をはじめ日本海側はまだらしい。夏が終わるまで、我が家の玄関は夏帽子が乱れ置かれる。増える用途に、鍔広と発汗の場となるからだ。夏帽子一つで暮らした南国勤務時代が懐かしい。今年の七夕まつりは、10日(金)~12日(日)と空梅雨に恵まれ、普段は”シャター通り”の異名を持つ中仙道市街は日中より、やし(香具師)と市民が溢れていた。祭の夏到来である。


七夕

2009年07月10日 | Weblog

 

  7月6日 月曜の植田に残るうねりかな
  7月7日 七夕や受診がえりの老ペアー
  7月8日 桑の実や埋め戻したる遺跡あと
  7月9日 グラジオラス切り咲き登る真昼かな
  7月10日 朝顔に前籠ゆずり登園児

 半夏生のまだ続くこの頃は列島の空模様が定まらない。朝雨に出足を奪われ、ほんの梅雨間は眩暈を覚え、部屋の温度調整と除湿に手を焼く。それでも「七夕の日」の子供達は門前に飾りを忘れない。そして、宇宙飛行士の若田・毛利・向井各氏の宇宙飛行士の話題に胸をはずませる。中でも、24年めに引退し9月からは「国連宇宙部宇宙応用課長」につく土井隆雄氏の言やよしである。”宇宙の魅力を世界に広め、平和のための活動に取り組みたい


半夏生

2009年07月05日 | Weblog

 

  7月1日 山開き八十路待ちゐる雄一郎
  
7月2日 客寄せの蛸動きだす半夏生
  7月3日 紫陽花の断首を迫る枝垂れかな
  7月4日 貰ひ根のなべて黄色き百合の花
  7月5日 山百合の香に囚はれてしまひけり

 1日。残雪の富士の山開きは、13年ぶりの8合目だった由。方や温暖化が進み、ときには猛暑(35℃以上)に迫る日もある今年の梅雨が続いている。夏花の競い合う我が小庭。1味も2味も添えての朝餉・夕餉を楽しむ次期である。姿容を誇る百合の、ずしりとくる香りには時として降参する。自・民競り合う選挙戦最中。昨日は北鮮が7発の短距離ミサイルを日本海に向けて発射した。”花と龍”そんな思いの昨今である。