年果てる忘れたきこと引き連れて
１２月３１日。大晦日。
。今年は、間際まで、天地人揃って世界中が異常な年だった。日本は殊更に３月１１日の大震災と、東電福島原発事故誘発で国難を背負い込んだ。国内外の政治経済の追撃もあって、復旧・復興はことのほか進展しないままである。カレンダーを来年の干支柄に早々と替えて新年を待つ心境である。わがブログを愛して下さった諸氏に感謝と引き続くご愛顧をお願いします。皆様のより良き新年をご祈念いたします。
数へ日の磨きし窓に激突す
１２月晦日。。”男子厨房にゆるさる”。燃えるゴミの最終回収日で正月３日までは全べてのゴミの収集がない。今出しておきたいゴミは年末年始料理の下拵えに出る皮や屑類だ。雑煮用の、大根・里芋・椎茸。筑前煮用の、筍・里芋・人参・牛蒡・蓮・蒟蒻。洗い皮むきした屑を、他のゴミとゴミ出し所に捨て終わって、”セーフ”。一息入れてから切る作業に参加。最近は大方の切り型を覚えた。野菜と用途により、銀杏切・斜めきり・輪切り・花形切り・乱切り・短冊切りなど一言２ごとで判断できるようになった。連れ合いの罹病や先立ちに備えた修行の１段落した昼食前である。
年の瀬や夫々違う黙（もだ）の況
１２月２９日。。昔から２９日は、餅つきや正月飾りなどをしない慣わしがあったが最近も中高年者は踏襲しているらしい。通った公園で今年最後のウウォーキングをして来た。枯れた花菖蒲の根元にに盛り土する集団と、思い思いにウウォーキングする人々の他には人影は無かった。昨日出た街の喧騒との対比をしながら増え気味の体重減らしをした昼前であった。
しゃけ捌く出刃に乗せ来る子の便り
１２月２８日。。今年は殊更帰省出来ない北住みの倅から、大ぶりの生鮭１尾が送られてきた。左手の故障が未だ癒えきらない妻に代わって早速捌く。切身は当面分は冷蔵庫に他は、サランラップに包み冷凍庫に入れる。カマスは今晩の石狩鍋にするそうだ。切身の大方は例年に習い近辺に住む子等の兄弟家に分配される。お蔭さまで１族恙無く年越できそうだ。
薄氷（うすらい）を測る朝刊きのふけふ
１２月２７日。。寒空を渡る風。日々更新する気温低下に押し詰まった暮を感じる。長期予報は、”この寒さは正月３箇日には弛む”という。防火用水用のバケツの水が氷りだした。温度と風の強弱・方向が作り出す薄氷（うすらい）。測定器は朝刊に限る。
サンフジの一つを余す二人なり
１２月２６日。。３連休青の開業医に行く。呼吸器が専門なのにマスクばかりの老若男女でいっぱいの待合所にしり込みして、あした出直すことにした。学校は休みで暮を控えている時期に納得する。知り合いから特大ばかりの「サンフジ」を頂いた。夫婦揃って食事療法の指導を受けていても林檎の食い過ぎはかまわないと食後のデザートにするが、一つを二人で残すことが多い。老いたるや！？。
ブラジルから届けりメリークリスマス
１２月２５日。。クリスマスの今日。別名クリスマスカクタスが増えて日当たりの良い廊下を占領している。風呂場で転んで左手の手首を暫く使えない妻が３日目を迎えた。司令塔の妻のもと雑事が始まった。お勝手仕事・買物・風呂の準備と洗い・洗濯・布団干しなどと家事の多さを再認識中である。日頃から、家事の勉強を心掛けているから以外に苦にならない。一仕事終えた午後にブラジル在住の友達から電話が来る。送ったXmasscardが着いたらしい。電話に街の花火の音が混ざっていた。かの地は今が夏。１２時間遅れの時差と３０℃の中の聖誕祭の話は、別世界の事でぴんとこない。”良い年を”の交換挨拶が少し前に終ったところだ。
寺からも聖歌音もれるイブの昼
１２月２４日。。クリスマスイブ。”クリスマス寒波”の予報のごとく日本海側と東北地方は大雪。これを除く太平洋側の特に埼北は風の穏やかな今日である。３連休の２日目の聖夜だから昼前から街中に人出が多い。近くの寺の子のピアノ練習もジンぐるグルベルだった。クリスマスクリスチャンの我が家も、例年のごとくローストレッグ２つが並ぶ夕餉になりそうだ。
強震の御旗天皇誕生日
１２月２３日。今上天皇明仁様の７８歳御誕生日を祝す。早朝の寒風に掲げた日章旗が強震している。ＴＶで国民へご挨拶を拝聴する。ひたすら震災民の苦労と復興の励ましが満ち満ちていた。ご退院ご未だ完全ではないお体で公務をされて居る。それにつけても、意義深い祭日にも拘らず、近所でも、公の建物の殆どにも国旗掲揚がないのが気に掛かる。
就活の孫ひょいと来る冬至かな
１２月２２日。。冬至の日。ＧＩＦアニメ工房のソフトが使えなくなって当惑。とりあえず１画面のみで連続投稿記録維持を図る。学習宿でのアルバイトを続けながら解禁になった就職活動に重点に置き代えた孫が突然訪ねてきた。睡眠時間も食生活もリズムをなくしていたので、グッドタイミングとばかりに冬至南瓜の１人分を増やした。