一日に五度交ふ下着七月尽
むくげ・ムグンファ愛で合ふ民に背く官
やうやくに掌返す梅雨の明
ひゅるひゅるは駈けるトーチよ大花火
買って出し使ひや土用鰻の日
梅雨明けのあの字みじんに通り雨
夏料理「田村魚菜」書開く妻
一年後は五輪初日や初メロン
ながあめに渡す引導大暑の日
夏の陣是とも非ともや自公勝ち