父の忌の老妻と掘る野蒜かな
今日は父の２８回忌。仏壇には庭の連翹を供える。続く初夏陽気で紫外線や花粉の少ない午前中に満開の花見散歩をする。３月３１日は「山菜に日」。帰り道で野蒜を採ってきた。
白木蓮そびらに変はる雲の形（なり）
昼間はＴシャツでもよい初夏陽気に驚く昨日今日。彼方に見える雲の形も色も夏雲に形を変えている。来週末のＧゴルフコンペの後に花見会を予定していたのが間違いのようだ。
一枚の休耕畑や蓮華草
急上昇の気温に背中を押された桜が開花の速度を速めている。校庭も公園も櫻の下に運動の子等が溢れたて居る。住宅街の脇道近くの休耕畑を蓮華草が彩っていた。
眼オペの予後の指差す初桜
開花。今日はＴ・ＧＧクラブの年度末コンペ。好天気もあり参加者多数。休憩時間中に白内障の術後で暫く休んでいた後期老婦が“咲いた。。”と指差す天空を一同で見上げた。
選ばれし球児の背（せな）や風光る
「選抜高校野球」の真っ最中。今日から春本番の自然界。スタンド一杯の応援者も攻守の球児も春光に輝いている。プロ野球は今夜が開幕。部活を継いだ中２も練習に余念なしだ。
地球てふ大器に根差すヒヤシンス
南隣りの作る日陰の微光を糧にした地生えのヒヤシンスが咲きだした。早くに家の中で鑑賞用に活けられたのと比べると、小粒な鈴状の花に大地から吸収した強靭さが窺がえる。
連翹に喋り出したる六地蔵
国済寺の連翹が咲きだした。バブル前に出向していた韓国の亀尾団地辺りの山野に咲く花は時期も種類も当地に同じ。夫々の花が咲く毎に教え子からの安否便りが今に続いている。
生かさるるうつつ余生や彼岸明け
余寒の今朝。昨日開花した東京も早速の花冷え。当地は河津桜が頂点を過ぎてもソメイヨシノは蕾の様子から月末頃か？ 先祖と親しく過ごした期間から厳しい現実に戻った身。
ぐうチョキぱあ
日差しに遊ぶクロッカス
クロッカス程日差しに敏感な花は無い？ 己が身に当る日差し反応して花形を変える。じゃんけんごっこのように。花曇りのこの頃。今日もぐう・ぱあ・ちょきと遊んでいる。
雄叫びの三月場所の若力士
白鵬の６場所連続、３４度目の優勝。千秋楽まで楽しめた今年の大阪場所だった。二敗の若武者照ノ富士が見守る中で日馬富士を除けた白鵬。日本人三大関の不甲斐なさも目立った。