横浜市社会福祉士会ブログ

これからは市町村の社会福祉士会も重要です。

神奈川医療少年院訪問記

2010年06月02日 | Weblog
2010年5月14日(金)、横浜市社会福祉士会の北部連絡会(※下記参照)主催で、神奈川医療少年院の見学会が行われました。
当日は、北部連絡会メンバー4名、その他の横浜支部6名、川崎支部1名、総勢11名の参加がありました。

到着後、まず次長さんから、神奈川医療少年院の概要の説明がありました。
ここでは、医療少年院といっても、知的障がいのある少年や情緒未成熟な少年を入院させ、「特殊教育過程」で矯正教育を行っています。
治療プログラムは、非行別指導のほか、心理療法も重視され、サイコドラマ、キネジ療法や買い物教室といったプログラムも取り入れています。
少年たちの最も多い非行は窃盗で、傷害、わいせつ、放火といった単独犯の事件が多いのが特徴です。

次に院内を見学させていただきました。少年たちは、グループに分かれて、静かに清掃作業や陶芸指導等を受けていました。軽く挨拶をしてくれる少年もいました。

見学後に質疑応答の時間をとって下さり、平成21年度から現場に配置されている社会福祉士も同席されました。社会福祉士の方は、手探りながら、退院後の帰住先の調整や福祉サービス利用支援をしているそうです。

今後、司法領域で社会福祉士等が、社会復帰支援にいかに関わっていけるかが期待されているのだと感じました。

  (北部連絡会 吉田)

※北部連絡会
 横浜市社会福祉士会では、より身近な地域で活動ができるよう、1~数区でブロックを作って活動しています。
 北部連絡会は、青葉区、都筑区、緑区の会員を中心とした会です。